第 143 回 6/12(日)日商簿記検定3級 第三問 解答・解説 山梨簿記学院

第 143 回 6/12(日)日商簿記検定3級
第三問 解答・解説 山梨簿記学院
第3問
解答
残 高 試 算 表
借 方
4 月 30 日
325,000
1,557,000
650,000
500,000
勘 定 科 目
4月1日
550,000
1,600,000
300,000
400,000
4月1日
現
当
受
売
貸
400,000 繰
160,000 前
600,000 備
400,000
80,000
600,000
座 預
取 手
掛
倒 引 当
越 商
払
金
金
形
金
金
品
金
品
備品減価償却累計額
4,270,000
1,580,000
65,000
240,000
162,000
190,000
10,000
11,000
10,640,000
3,250,000
1,200,000
50,000
180,000
120,000
150,000
10,000
10,000
8,980,000
貸 方
支 払 手 手 形
買
掛
金
前
受
金
所得税預り金
借
入
金
資
本
金
売
上
仕
入
給
料
発
送
費
支 払 家 賃
通
信
費
水 道 光 熱 費
支 払 利 息
手 形 売 却 損
4 月 30 日
30,000
30,000
200,000
200,000
300,000
220,000
30,000
1,000,000
2,000,000
5,000,000
200,000
350,000
350,000
100,000
40,000
1,000,000
2,000,000
6,570,000
8,980,000
10,640,000
得 意 先 元 帳 (全て)
千葉商点
前月繰越
神奈川商店
250,000 返
55,000
前月繰越
150,000
値
売り上げ
500,000 回収(当座振込) 300,000
売り上げ
210,000
回収(当座振込)
回収(約手受取)
品
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引
き
5,000
100,000
150,000
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第3問
第三問は、他の勘定の金額などから一部金額を推定しなければいけない問題でした。
過去問や問題集などでは見慣れない問題で、戸惑った方が多かったのではないでしょうか。
とりあえず、泥沼に嵌る前に一度捨てるというのが大事です。
第三問以外は簡単でしたので、まずは第三問以外をしっかり埋めます。
時間的に余裕をもって、第三問に取り掛かれば、ある程度は解けたのではないでしょうか。
少なくとも全滅ということはないと思います。
第 3 問の解き方は以下の通りです。
1.作業把握
求められているのは試算表です。試算表はもともと勘定を集計したものです。
解答用紙の金額と、問題文以外にデータはないので、これが取引のすべてと考えます。
勘定の一部が空欄?です。まずはそこを埋めたいと思います。
2.仕訳します
?を推定するわけですが、頭だけで考えてもさっぱりわかりません。
「易問は作業短縮」、
「難問は急がば周れ」です。面倒くさがらずに、一度仕訳します。
不明なところは空欄にしておきます。とりあえず、勘定ごとに全部仕訳をしておきます。
何か見えてくると思います。
借
方
金 額
貸
方
座
預
金 額
1.現金勘定から展開
1-1
現
金
200,000
当
1-2
仕
入
40,000
1-3
発
費
1-4
給
送
金
200,000
現
金
40,000
15,000
現
金
15,000
料
370,000
現
金
370,000
300,000
売
上
300,000
)
受
2.当座預金勘定から展開
2-1
当
座
預
金
2-2
当
座
預
金
2-3
当
座
預
金
400,000
売
2-4
仕
入
200,000
当
座
2-5
支
形
200,000
当
2-6
買
金
300,000
2-7
現
2-8
通
払
手
掛
金
信
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費
(
取
手
(
)
金
400,000
預
金
200,000
座
預
金
200,000
当
座
預
金
300,000
)
当
座
預
金
42,000
当
座
預
金
(
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掛
形
(
)
42,000
2-9
2-10
水 道 光 熱 費
40,000
当
座
預
金
40,000
支
座
預
金
60,000
上
500,000
払
家
賃
60,000
当
500,000
売
)
売
3.受取手形勘定から展開
3-1
受
取
手
形
3-2
受
取
手
形
3-3
当
座
預
金
299,000
受
取
手
形
299,000
3-4
手 形 売 却 損
1,000
受
取
手
形
1,000
)
売
60,000
売
掛
金
(
掛
金
(
)
4.売掛金勘定から展開
4-1
売
掛
金
(
4-2
売
4-3
当
座
預
金
(
)
売
掛
金
(
)
4-4
受
取
手
形
(
)
売
掛
金
(
)
入
250,000
支
払
手
形
250,000
金
100,000
支
払
手
形
100,000
)
当
座
預
金
入
490,000
買
300,000
当
座
)
支
払
40,000
仕
上
上
(
)
60,000
5.支払手形勘定から展開
5-1
仕
5-2
買
5-3
支
掛
払
手
形
(
(
)
6.買掛金勘定から展開
6-1
仕
6-2
買
掛
金
6-3
買
掛
金
6-4
買
掛
金
(
掛
金
490,000
預
金
300,000
手
形
(
)
入
40,000
金
80,000
上
120,000
所得税預り金
10,000
7.付記事項 ア~イに基づき、上記仕訳を一部追加します。※
7-1
仕
7-2
前
7-3
給
受
入
80,000
前
金
120,000
売
料
10,000
払
※7.について
本当はこうなっています。例 7-3
給
料
380,000
現
金
370,000
所得税預り金
10,000
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ただ、相手科目を分割して仕訳してしまっていますので、こう処理したほうが楽です。
1-4
給
料
370,000
7-3
給
料
10,000
現
金
370,000
所得税預り金
10,000
7-1・7-2 も同様です。
3.空欄を埋める。
たとえば、 当座預金出納帳から展開した仕訳
2-2
当座預金(
)
受取手形(
)
この(
)を埋めます。
受取手形記入帳から展開した仕訳
3-3 当座預金 299,000
受取手形 299,000
3-4 手形売却損 1,000
受取手形 1,000
問題文の3行目に転記については、相手科目が複数の場合であっても、
「諸口」とはせず、個別
の勘定科目を用いているとあります。手形売却損 1,000 があったようですので、
当座預金 299,000
受取手形 300,000
手形売却損 1,000
という処理があったのだと推定します。そしてそれに基づき勘定記入があったので、
2-2
2-2
当座預金(290,000)
受取手形(290,000)
と判明します。
当座預金勘定の相手科目受取手形の?は、299,000 円と判明します。
2-2
当
借
方
座
預
金 額
貸
方
金 額
金
299,000
受
取
手
形
299,000
金
200,000
当
座
預
金
200,000
金
150,000
3-3 から判明します。
2-7
現
1-1 から判明します。
3-2
受
取
手
形
150,000
売
掛
千葉商店の得意先元帳から判明します。売掛金の増減は得意先元帳の記載全てなので、この金額だと推定できます。
4-1
売
掛
金
710,000
売
上
710,000
金
400,000
得意先元帳の神奈川商店 500,000 と千葉商店 210,000 の合計です。
4-3
当
座
預
金
400,000
2-3 より判明します。
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売
掛
4-4
受
取
手
形
150,000
売
掛
形
200,000
当
座
金
100,000
支
払
金
150,000
預
金
200,000
手
形
100,000
千葉商店の得意先元帳より判明します。
5-3
支
払
手
2-5 より判明します。
6-3
買
掛
5-2 より判明します。
4.重複に注意します。
勘定から仕訳を展開すると、仕訳が重複する場合がありますので注意して下さい。ただ、今回
は勘定が表示されていますので、勘定があるものは勘定から直に集計します。そうすると2重は
生じなくなります。それ以外は電卓のみで直接集計すればよいでしょう。
5.部分点を取りに行く
初見の問題で難しかったとおもいますが、部分点は取れたと思います。
たとえば得意先元帳の空欄を埋めます。
売掛金の返品・値引きは
売上×××
売掛金×××
となるはずです。
売掛金の貸方から仕訳を展開すると、
売上 60,000
売掛金 60,000
となります。
神奈川商店の返品が 55,000
売上 55,000
売掛金 55,000
ですから、残り 5,000 円が千葉商店の値引となります。
GOOD LUCK!
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