第4回課題研究班別テーマ

■第4回課題研究班別テーマ
班
テーマ
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平成27年12月28日に企業会計基準適用指針第26号「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」が公表された。
(1)従来の監査委員会報告第66号「繰延税金資産の回収可能性の判断に関する監査上の取扱い」と比較し、あなたが重要と考える改正
点を4つ挙げ、以下について述べなさい。
①改定点の概要
②改正点を重要と考える理由
③会計上の留意点
④監査上の留意点
(2)適用初年度の取扱いについて簡潔に述べなさい。
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日本では2010年3月期決算から、IFRSを企業が任意で適用できるようになり、2015年3月末時点で75社が導入済みか採用を予定していま
す。これらの企業の時価総額は約108兆円で、全上場企業の約2割を占めるといわれています。
2015年4月に金融庁が公表したIFRS適用レポート(http://www.fsa.go.jp/news/26/sonota/20150415-1/01.pdf)の本編を読んだうえで、日
本企業がIFRSを適用するメリット、デメリット及び今後の課題をまとめなさい。
札幌
東証一部に上場している同業種の会社を任意で2社選択の上(あなたが関与している会社を除く。)、直近の有価証券報告書等開示情報を
用いて下記の点について論じなさい。
①各社の属する産業、規制等の企業環境
②各社の財務分析による比較(収益性、効率性、安全性、成長性など)
③各社の事業活動の相違(営業、投資、財務活動など)
④上記を踏まえて、各社の監査を行う上で留意すべき事項
なお、記述に当たっては「企業及び企業環境の理解を通じた重要な虚偽表示リスクの識別と評価(監査基準委員会報告書315)」を参考に
すること。また、選択した会社について、会社名、決算期、分析基礎資料の出所を明記すること。
仙台
① 会計不正事件の事例を1つ挙げ、当該事件の概要を要約して述べなさい。
② 当該事件における会計監査人の対応について述べなさい。
③ 当該事件においてあなたが考える会計監査の問題点及び本来あるべき会計処理と監査対応についてあなたの考えを述べなさい。
④ このような会計不正を未然に防ぐために、現在の会計監査制度に変更が必要だと思いますか。変更が必要かどうか、その根拠及び会
計監査人への影響についてあなたの考えを述べなさい。
長野
新潟
静岡
近時生じた不正事例を選定し、以下の問に答えなさい。
① 選定した不正事例の概要及びその不正リスク要因について述べなさい。
② 選定した事例における不正リスクに対応するため、どのように監査を実施(監査計画~意見表明まで)すべきであったのかを具体的に
述べなさい。
③ 不正事例のいくつかは経営者による会計上の見積りに関わっています。そこで、固定資産の減損会計を例に「会計上の見積り」に関し
てどのように監査上検討すべきか述べなさい(なお、回答に際して業種等は前提として自由に設けてよい)。
金沢
広島
高松
経営者が行う「会計上の見積り」に関して、下記の事項を述べなさい。
①会計上の見積りと不正との関係を述べてなさい。
②監査計画の立案上、留意すべき事項を具体的に述べなさい(上場会社を前提とする)。
※連結決算及び親子双方の単体決算に関して検討すること。
③下記の場合において検討対象となりうる事項を列挙し、それに対応する監査手続及び留意事項を述べなさい。
・貴方は上場会社P社(連結あり)の主査である。
・連結子会社S社は債務超過の状況であり、事業の縮小を検討している。