世界を視野に 地域から始めよう 【研究テーマ】 「五感を育む食教育」の構築と味覚教育指導者養成カリキュラムの構築 教育・ 人文社会系 母乳哺育を阻害する母親の食事因子の解明とその乳汁成分の変化について 思春期における性教育の課題と実態の解明 研 究 概 要 <食物領域> 学校教育における食育支援、食と健康に関する意識の要因や、摂食行動に影響する 因子の解明 <保育・性教育領域> 子育て支援の在り方や、性規範・性行動に影響をおよぼす因子の解明 篠原 久枝 教育文化学部 家政教育 食物学 准教授 キーワード 味覚、食育、母乳哺育、乳 腺・乳房トラブル、食事調 査、乳質、思春期、性教 育、性感染症、危険因子、 国内比較、国際比較、教 科書分析、サスティナブル な社会 共同研究・特許・ 応用分野など ・平成 21 年度~23 年度 文科省科研費基盤研究 (B)「若年者の発達過程に おける味覚閾値・咀嚼力 の要因と「五感を育む食教 育」の構築」(研究代表者) ・平成 17 年度~19 年度 文科省科研費萌芽研究 「母乳哺育を阻害する母親 の食事因子の解明とその 乳汁成分の変化につい て」(研究代表者) ・平成 18 年度~20 年度 文科省科研費基盤研究 (C)「サスティナブルな視 点を導入した家庭科教育 のカリキュラム構築」(研究 分担者) ・平成 18 年度~20 年度 文科省科研費基盤研究 (B)「10 代の性感染症急 増下の日本における性教 育の課題と実態に関する 研究」(研究分担者) (1)「五感を育む食教育」の構築 ・“食“という行為は見る・触る・匂いをかぐ・音を聞く・味わうという五感を刺激する唯 一の活動であるが、今日の食生活においては、味覚障害などこれらの五感を十分 に生かせない状況があるといえる。そこで、学校教育における「食教育」を推進する 上で中核となる「家庭科」において、五感に影響する因子の解明や五感を育む食教 育のカリキュラムを構築することをめざしている。 ・フランスやイタリアの味覚教育の調査や、味覚教育指導者養成カリキュラムの構 築もめざしている。 (2)母乳哺育を阻害する母親の食事因子の解明とその乳汁成分の変化について 母乳哺育を阻害する要因の 1 つである乳腺・乳房トラブル発症時の乳質の変化につ いて、妊娠期~出産後の食事調査や母乳の成分分析により解明を試みている。 (3)思春期における性教育の課題と実態の解明 ・10 代の性感染症や人工妊娠中絶が急増する我が国の今日における性教育の在 り方や問題の所在、ならびに身体性の捉え方などについて、中学生・高校生を対象 に国内比較ならびにフィンランド・ドイツ・イギリス・オーストラリア等との国際比較研 究を行っている。 ・宮崎家県内の小学生~大学生の性に関わる諸問題(子宮頸がんワクチン接種の あり方や月経随伴症状)についての研究を進めている。 その他の研究紹介、卒論・修論紹介 「宮崎県内の小学校・中学校の”弁当の日“の実態調査」「献立作成力が自炊に及ぼす 影響について」「大学生の月経随伴症状に関する研究」「子宮頸がんワクチン接種に 関する意識調査」「五感を育む食育の一考察」「多胎児の育児支援」「子ども達に絵本 の楽しさを届ける活動としてのブックスタート、読み聞かせ」「大学生の食と健康に関す る問題」「郷土料理・通過儀礼に関わる食の伝承」などの研究を進めております。 教 育 ・ 人 文 社 会 系
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