ビジネスプラン記入例③

「第3回 高校生ビジネスプラン・グランプリ」ビジネスプランシート
プラン提出締切/2015 年 10 月 16 日(金)
(必着)
ビジネスプランシート作成にあたっての留意事項】
○
原則、日本語で作成してください。
○
本シートの1~7の項目にしたがって作成してください。
○
各項目の分量は、最初の枠より増減してもかまいません。
○
本シートにプラン内容を記入しきれない場合や、プラン内容を説明するにあたって必要な資料がある
場合は、別途、作成いただいたものを添付してください。
○
本シートと添付資料を併せて、合計8ページまでを上限とします。また、用紙はA4サイズとしてく
ださい。
○
本シートや添付いただいた資料は返却いたしません。
○
提出いただいたビジネスプランシート及びプラン名、応募者氏名、学校名、プラン内容などをホーム
ページなどで公表することがあります。
○
その他の注意事項については、本グランプリホームページ(http://www.jfc.go.jp/n/grandprix/)
をご覧ください。
高校名
グループ名
※個人応募の場合不要
応募者氏名
●●県立 日本政策金融高等学校
(
日本応援隊
(グループ人数 4 名)
(フリガナ)
(代表者)
起業
(フリガナ)
グループメンバー
氏名
※個人応募は不要
※7名以上の場合
は、別紙(適宜様
式)を添付
※複数の高校の生徒
で構成されたグル
ープの場合は、そ
れぞれの学校名も
追加で記入
キギョウ
起業
(フリガナ)
キギョウ
起業
科)
タロウ
太郎
ジロウ
(フリガナ)
次郎
キギョウ
起業
ヨシコ
サブロウ
三郎
(フリガナ)
良子
(フリガナ)
(フリガナ)
担当教員氏名
キギョウ
デザイン
(フリガナ)
ソウギョウ イチロウ
創業
担当教員
連絡先
一郎
(
XXX
)XXX - XXXX
(注)上記項目において、エントリーシート提出時の内容から変更があった場合、変更前と変更後のものを併記し、変更前のも
のについては、
【変更前】と文頭に記載してください。
1
1
ビジネスプランの概要
タイトル
(副題)
ビジネスプランの
内容
漆PRプロジェクト
伝統工芸である地元漆器のゆるキャラをデザイン。
「ゆるキャラ戦略」によって漆
器の知名度アップと売上増加を図る。
≪記入のポイント≫
・思いついたきっかけ、時期、問題意識などを、できるだけ具体的に書いてみよう。
ビジネスプランを
地元には高い技術をもった漆器の地場産業があるにも関わらず、知名度があま
思いついた
り高くない。昨年の卒業生が地元漆器をPRするプロジェクトを立ち上げ、多く
きっかけ・目的
のメディアに取り上げられたことから、それにヒントを得て、地元の漆器産業全
体に貢献できるビジネスを成立させることができないか考えてみた。
2
商品・サービス
≪記入のポイント≫
・商品・サービスの基本的な機能、仕組み、価格を忘れずに記入しましょう。
・文字だけで分かりにくい場合は、図や表などを入れてみよう。
・考えた商品・サービスと同じような商品・サービスがあるかの調査・検討をしっかり行い、それ
らにはない特徴や機能があるかどうか、よく考えてみましょう。
・商品の購入者やサービスの利用者にとって、どのようなメリットがあるのかはっきりさせましょう。
【商品・サービスの内容】
ゆるキャラによるPR効果を活かし、
「知ってもらう」→「商品を購入してもら
う」という仕組みを作る。
①商品・サービス
の内容
① ゆるキャラによるPR戦略
・ キーホルダーや文房具などのゆるキャラグッズを販売する。
・ 漆器に関するイベントの印刷物にゆるキャラを使用する。
・ 製菓会社などの地元企業と連携したPR展開を検討する。
②既存の商品・サ
ービスとの違い、
セールスポイント
② 漆器のネット販売
・ 漆器組合と提携して、商品をホームページでネット販売し、売上の5%
のロイヤリティ収入を得る。
【既存のサービスとの違い・セールスポイント】
ゆるキャラによるPRだけでなく、若い年齢層の顧客との接点を作って消費者
の求める商品情報を調査し、その結果をもとに、漆芸作家や職人に対して現代の
ライフスタイルに合うデザインや新商品を提案するサービスを行う。新しい漆の
プロデュース方法で、地元漆器のブランディングの確立を目指す。
・ 現在のゆるキャラブームにより、全国各地に多くのゆるキャラが存在する。
同じような
商品・サービス
(競合品の確認)
有名なのは●●塗のゆるキャラ。伝統工芸品のネット販売を行う企業も少な
くない。
・ 地元百貨店の漆器販売スペースは小さめで、プラスチックで作られた類似品
や海外からの安価な輸入品も多い。他県の漆器に比べてもブランドイメージ
が低い。
2
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顧客(商品・サービスを販売する先)
≪記入のポイント≫
・ターゲットはできる限り絞り込み、具体的なイメージ(年代、性別、地域など)が持てるように
しましょう。
・考えた商品・サービスの内容に合ったターゲットですか?よく考えてみましょう。
・可能であれば、想定するターゲットの市場規模も計算してみましょう。
想定している
・ 観光客(平成25年のA県観光客数:約9百万人)
顧客(ターゲット) ・ 伝統工芸に積極的な興味を持っていないものの、普段から品質の良い食器に関
心がある人で、ゆるキャラをきっかけとして漆器の良さに気付いてくれるかも
しれない 20~40 代の消費者(インターネットの利用者)
≪記入のポイント≫
・誰が、どのような方法で販売するかをはっきりさせましょう。
・複数の販売方法がある場合は、それらの優先順位と全体に占める割合も考えてみましょう。
・また、販売効果をあげるための広告方法についても考えてみましょう。
【販売方法】
具体的な販売
(提供)方法、
広告方法
・ 作成したホームページを通じたネット販売
・ 展示会、土産物店、道の駅、雑貨店等のリアル店舗における委託販売
【広告方法】
・ ゆるキャラを活用したイベント開催、商品のポスター・チラシ等におけるPR
・ YouTube、twitter、facebook などのソーシャルネットワークの活用
4
必要な経営資源等
≪記入のポイント≫
・商品・サービスを実現化するためには、どのようなヒト、モノ、技術・ノウハウが必要か考えて
みましょう。
必要な経営資源
(ヒト、モノ、技
術・ノウハウ)
・ 事務・経理・営業/デザイナーの3人
・ 連携して漆器を開発・販売してくれる漆芸作家、職人、業者(約20社)
・ ゆるキャラグッズ等の販売ネットワーク
≪記入のポイント≫
・実現するための課題(ハードル(障害)やリスク)はないか、幅広く考えてみましょう。
・それらに対処する方法は、自分たちの力を伸ばして解決する方法でも良いですし、他の人の力を
利用する方法でもかまいません。
実現に向けて
考えられる課題
(ハードル(障害)
やリスク)と
対処方法
(ハードル・リスク)
・ 本物の漆ならではの良さや、日常生活における使用方法等について適切な情報
提供ができるか
・ 職人の減少により、生産者の確保が困難にならないか
(対処方法)
・ 漆器組合との連携により、漆芸専門家に情報提供の支援をしてもらい、魅力あ
る情報を提供できる体制を作る。
・ 地元の漆芸学校と協力し、若い職人の確保を図る。
3
5
収支計画(年間)
≪記入のポイント≫
・経費や売上原価よりも「売上高」の算出に力を入れてください。
・細かく計算するよりも、商品・サービスの価格や販売する数量など、計算する要素の妥当性をよく考えてみましょう。
1年後
[ 5 ]年後
計算方法
(任意の年を記入)
【1年後】
売上高
2,300 万円
4,350 万円
(売上高)
① ゆるキャラグッズ販売
売上原価(仕入高)
540 万円
1,080 万円
500 円×1 日平均 100 個(※)×30 個×12
か月=1,800 万円
※ A県における1日当たり観光客数の 1%
人件費
900 万円
1,360 万円
未満であり実現性あり
② 漆器ネット販売
家賃
96 万円
120 万円
・ A県の小型漆器売上は年間約 10 億円。その
うち約 10%の販売を見込む。
経
費
10 億円×10%×ロイヤリティ 5%=500 万円
宣伝広告費
500 万円
650 万円
※ ①+②=2,300 万円
(原価)
その他
100 万円
150 万円
・ ゆるキャラグッズ原価を 30%とする。
1,800 万円×30%=540 万円
(人件費)
合計
利益
6
1,596 万円
2,280 万円
164 万円
990 万円
・ 社員 3 名×25 万円×12 か月=900 万円
調査、ヒアリング結果【実施した場合に記入】
≪記入のポイント≫
・実施した場合のみ記入してください。空欄でも問題ありません。
・商品・サービス、必要な経営資源等(ヒト、モノ、技術・ノウハウ)、市場ニーズなどについて、自分たちで調査したこと、
実際に事業されている方などに聞いてみたことを、記入してください。
・ 漆器組合の職人へのヒアリングや、駅・商店街での消費者へのアンケート調査を実施した。
・ 漆器組合でのヒアリングにより、漆器製品の売上状況や原価率を把握することができた。
・ アンケート調査により、若い人の地元漆器の認知度が低いことが分かった。
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プラン作成を通じて学んだことや気づきとなった点【任意記入】
≪記入のポイント≫
・任意記入であり、空欄でも問題ありません。
・担当教員ではなく、プラン作成に携わった高校生自身が学んだこと、気づきとなった点について記入してください。
・ 一つの企業を立ち上げるのに、人材の確保や様々な費用の積算、消費者ニーズの把握など、様々なこと
を考えなければならないことが分かった。
・ 伝統工芸の職人の誇りを尊重したうえで、消費者のニーズをマッチングし、双方に利益のあるビジネス
を展開することが難しいことだと分かった。
・ 魅力のある商品があっても、知ってもらえなければ消費は増えない。PR戦略の大切さが分かった。
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