シニアのための Market Eye (2015 年 4 月 20 日) NY ダウ 17,826.30 (-279.47) ナスダック 4,931.81 (-75.98) S&P500 シカゴ日経先物 米 10 年債 NY 原油先物 2,081.18 (-23.81) 19,570 円↓ 1.86%↓ 55.74(-0.97) 金:1,203.10(+5.10) (出所:SBILM) 先週末発表の主要経済指標 前回値 予想 結果 米・3 月消費者物価指数(前月比) 米・3 月消費者物価指数(前年比) 米・3 月消費者物価指数(コア 前月比) 米・3 月消費者物価指数(コア 前年比) 米・4 月ミシガン大消費者景況指数 米・3 月景気先行指数(前月比) 0.2% 0.0% 0.2% 1.7% 93.0 0.1% 0.3% 0.0% 0.2% 1.7% 94.0 0.3% 0.2% -0.1% 0.2% 1.8% 95.9 0.2% (出所:SBILM) 先週末午後 5時以降の USDJPY15分チャ-ト 先週末の上海株は 2.2%上昇(+92.47)の 4,287.30で取引を終了したものの中 国当局が株式空売りのための貸株を機関投資家に認めるとの報道を受け上海 株の下落リスクに対する警戒感が高まったこと、さらにギリシャ財政問題へ の不透明感からギリシャ株が 3%安となったほか、独 DAX指数が 2.58% ( -310.16 安)、イタリア株が 2.4% (-566.73)など欧州株が全面安となったこともあり、 NYダウは一時 357㌦安まで下落し終値でも 279㌦安と下落幅は 3月 25日以来 の大きさ。 香港市場に上場する中国本土株を対象とした H株先物が一時 5%を上回る大幅 安となったことも欧米株下落の一因。 昨日中国人民銀行が預金準備率を 2月 5日以来 2ヶ月ぶりに 1%引下げを発表。 先週発表の中国 1-3月期 GDPが+7.0%と 6年ぶりの低水準となったこともあり、 住宅市況の不振を背景にした企業の設備投資や生産が鈍化、成長率が減速し ている状況。投資資金の国内流動性確保の狙いがある、との見方も。 1 為替市場では、米 3月消費者物価指数が前年比-0.1%と予想(0.0%)を下回っ た一方、コア指数は+1.8%と予想(+1.7%)を上回ったことから 10年債利回り が 1.91%へ上昇。ドル円は 118円台後半から 119円 27銭まで反発したものの NY株式市場が軟調に推移したほか、日経平均先物も下落するなど株式市場の 下落につれ、10年債利回りも 1.87%へ低下。さらに、米 10年債利回りは 1.84% 台へ低下したことから、ドル円も 118円 70銭まで反落。 ワシントンで開催されていた G20では「ドル高」懸念も報じられることはな く、材料視されず。 今週から日本企業の 3月期決算発表が本格化、原油安を背景にコスト低減効 果が業績の上振れに貢献したとの観測もあり、日経平均の下値支援材料にな るか注目。また 22日には 3月貿易収支の発表が予定されているが、2月の 4250 億円の赤字から 480億円の黒字予想も聞かれ、2012年 6月以来の黒字転換が 為替市場に与える影響もありそう。また、貿易黒字となれば名目 GDPの押し 上げにつながることになるだけにこうした面からも注目。 一方で今週の米企業決算ではデュポン、キャタピラー、P&Gといったグローバ ル展開の企業決算が予定されており「ドル高」による海外売上や収益面での 悪影響がどの程度、見られるのか注意が必要。また 24日のユーロ圏財務相会 合ではギリシャへの財政支援問題が協議されるだけに、こちらの動向にも注 目。 提供:SBI リクイディティ・マーケット株式会社 お客様は、本レポートに表示されている情報をお客様自身のためにのみご利用するものとし、第三者への提供、再配信を 行うこと、独自に加工すること、 複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。情報の内 容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。 また、これらの情報によって生じたいか なる損害についても、当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。 本レポートに表示されている事項は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的としたものではあ りません。投資にあたっての最終判断はお客様ご自身でお願いします。 2
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