シニアのための Market Eye (2015 年 1 月 16 日)

シニアのための Market Eye (2015 年 1 月 30 日)
NY ダウ
ナスダック
17,416.85
(+225.48)
4,683.81
(+45.41)
S&P500
2,021.25
(+19.09)
シカゴ日経先物
米 10 年債
NY 原油先物
17,830 円↑
1.764%↑
44.53(+0.08)
金:1,255.90(-31.3)
(出所:SBILM)
昨晩発表の主要経済指標
独・1 月失業者数(前月比)
独・1 月失業率
独・1月消費者物価指数(前月比)
米・新規失業保険申請件数
米・12 月中古住宅販売保留指数(前月比)
前回
予想
結果
₋2.5 万人
6.6%
0.0%
30.8 万件
0.6%
₋1.0 万人
6.5%
-0.8%
30.0 万件
0.5%
₋0.9 万人
6.5%
-1.0%
26.5 万件
-3.7%
(出所:SBILM)
昨晩午後 5時以降の USDJPY15分チャート
昨日の日経平均は安値引けに近い終わりで、チャートを見ても上ヒゲが長く、
上値の重さを示す格好。昨年 12月 8日の 18,030円、12月 29日の 17,914円、
そして一昨日の 17,850円の 3つのザラ場天井が並んだほか、徐々に高値が切
り下がる右肩下がりの傾向線。
前日までのNYダウの日足チャートも冴えない格好となっていたものの、昨
晩の大幅反発を受け持ち直し。シカゴ日経先物も 17,830円まで上昇したこと
も好感、本日の日経平均の昨年来高値更新を視野にドル円は 118円 50銭まで
反発。
今週火曜、水曜と日経平均が上昇して取引を終了後、タイミングを待ってい
たかのように円買いが優勢となり、上値を切り下げる展開が続いていたが、
日経平均が 189円安と大きく下落して取引を終了した昨日は逆に下値を切り
上げ 118円 19銭まで上昇。
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独・1月消費者物価指数(速報値)は前年比-0.3%となり、2009年 9月以来
のマイナスに。既に ECBが先週国債買入れを含む追加緩和に動いているだけ
にユーロの反応は限定的。
ドル円は米・新規失業保険申請件数を前にポジション調整から 117円 85銭ま
で反落。しかしながら新規失業保険申請件数が予想を大きく上回る 26.5万件
まで改善、2000年以来の良好な結果となったことから 118円台前半まで反発、
ダウ先物も 70㌦高と反発したものの前夜のFOMCを完全に消化しきれてい
ないだけに、株式・債券市場の反応をあらためて確認したい、として積極的
なドル買いにつながらず再度 117円 83銭まで。それでも 117円 80銭台での
底堅さをあらためて確認した状況下、アリババの決算が振るわなかった一方
で、フォードやダウ・ケミカルは好決算を発表。好調な新規失業保険申請件
数の一方で予想を大きく下回った中古住宅販売保留指数、強弱交錯する企業
決算、マクロ指標の下、NYダウ、ナスダック、S&P揃って大幅反発に転
じ債券利回りも上昇。リスク回避志向への安心感を背景にドル買いが優勢に。
本日の注目は米 10-12月期 GDP速報値。前日の FOMC声明文で景気に対し『緩
やかな改善』から『堅調』とやや強気見通しに変更されていることから、少
なくとも市場予想(前期比+3.0%~+3.3%)を下回ることはない、といった
楽観的予想もドル堅調の一因。
本日の日経平均の昨年来高値更新、18,000円を回復すれば 20日移動平均が右
肩上がりに転じることも含め、昨日の下落分を上回る反発となればドル円は
118円台半ばを上抜ける可能性もありそう。
提供:SBI リクイディティ・マーケット株式会社
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