シニアのための Market Eye (2015 年 3 月 27 日);pdf

シニアのための Market Eye (2015 年 3 月 31 日)
NY ダウ
ナスダック
S&P500
シカゴ日経先物
米 10 年債
NY 原油先物
17,976.31
(+263.65)
4,947.44
(+56.22)
2,086.24
(+25.22)
19,365 円↑
1.96% -
48.68(-0.19)
金:1,185.30(-15.40)
(出所:SBILM)
昨晩発表の主要経済指標
独・3 月消費者物価指数
米・2 月個人消費支出(PCE) (前月比)
米・2 月個人所得(前月比)
米 2 月PCEコアデフレーター(前年比)
米・2 月中古住宅販売保留指数(前月比)
前回
予想
結果
0.9%
‐0.2%
0.4%
1.3%
1.2%
0.4%
0.2%
0.3%
1.3%
0.3%
0.5%
0.1%
0.4%
1.4%
3.1%
(出所:SBILM)
昨晩午後 5時以降の USDJPY15分チャ-ト
昨日の日経平均は、3日ぶり反発。後場には先物主導で値がさ株が水準を切り
上げ、日経平均が一時期末配当落ち分(約 111円)を埋める 19,474円まで上
昇したものの上値が重く、伸び悩み。
日銀短観や米雇用統計の発表を控え、積極的な動きが手控えられた格好。
先週末の 500円近い値幅で上下振れ幅の大きかった先週末から一転、多少の
神経質さが残っているものの、極めて底堅い推移となった。配当権利取り分
の再投資に加え、「大口投信の設定が控えている」という需給要因との観測
も。
一方、東京市場でのドル円は値幅 20銭程度と 119円前半での小動き。月末・
四半期末のため市場参加者も限られ様子ムードが強く、売買は閑散。しかし
欧州市場に入り米債券先物市場での長期債利回りの上昇に加え、欧州株が軒
1
並み上昇、さらに日経先物も 19,635円まで上昇するなどリスクオンの状態に。
市場参加者が限られている状況下、一方向に動きだすと加速しドル円は
119円 90銭台まで反発。こうした中で発表された米 2月個人消費支出、個人
所得、個人消費支出コアデフレーターが発表され。個人所得が予想を上回っ
た一方で個人消費は予想を下回るなど強弱交錯。それでも個人消費が 3ヶ月
ぶりにプラスに転じたことを好感しドル円は一時 120円 05銭まで上昇。その
後もドルは堅調地合いを続ける中、NYダウが一時 18,008㌦まで上昇、上げ幅
は 300㌦に迫る勢いとなったことからドル円は 120円 23銭まで上昇。
昨日、中国人民銀行が個人向け住宅ローン規制を緩和、更なる緩和措置への
期待を背景に上海株が 7年ぶりの高値まで上昇したこともありアジア株全般
に強含み。こうした動きが昨晩の欧州株にも波及し、NY株式市場にも好影
響を与えた格好。NY株式市場は大型のM&Aの報道のほか、個人所得が改
善、さらに 2月の中古住宅販売保留指数が 2013円 6月以来の高水準となった
ことも支援材料となりダウは一時 295㌦高の 18,008.64㌦まで上昇するなど
全般的なリスクオンの状況下、為替市場ではドルが対主要通貨で強含みドル
円は 120円 23銭まで上昇、120円台を固める動きに。
ドル円が日足・転換線(119円 78銭)を 3月 19日以来回復、この水準が下値
目処として意識される可能性も。
本日は年度最終日、過去 10年間で年度最終日の騰落は 6勝 4敗。ドレッシン
グが横行するわけではなさそうだが、日経平均 2万円、ドル円 120円台で期
末を迎えるというのは理想が高すぎるかもしれないが、それに近い水準で終
わるとなれば来期以降に期待が持てるかもしれない。
提供:SBI リクイディティ・マーケット株式会社
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