教師用指導マニュアル - 数専ゼミホームページ

生徒の「にがて」をピンポイントで治療するレーザーメスのような教材
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■ 中学数学・集中攻略問題集・指導マニュアル
■●Ì
平成27年4月19日(日)版
「集中攻略問題集」は,次の2つの部分から構成されています。
学習書
これを使って学習指導を進めます。
解答書
教師用の解答書です。
学習書
は,次の手順で学習指導します。
【0】準備
学習書 を生徒に配布します。
同時に,プロジェクターとかOHPで学習書を白板(ホワイトボード)に表示します。
【1】学習指導
№1とか№2など,1つの№を単位をして,次のプロセスで学習指導を進めます。
(1) ★知識の整 理★ (このプリントがない№もあります。)
問題を解く時に使う知識や規則の説明が書いてあります。
生徒といっしょに読みながら,覚えるべき事項を確認しあいます。
( 指導のポ イン トについ ては,インタ ーネ ット 上の数専ゼ ミ中学数学講座 で解 説してあるプ リン トも ありま す。)
(2) ★解法の技 術★
問題の解き方の説明が書いてあります。
考え方や答案の書き方を生徒と読み合わせます。
とりわけ,解法手順を示しているコメント(小文字)を確認し合います。
個々の操作は当然ですが,「全体の解法の流れ」を把握させるようにします。
図を使う問題では,図の使い方を生徒に説明する必要があるかと思います。
図は,問題の本質条件を抽象し,それらに視覚的構造をあたえるもので,そこから簡単に
立式することのできる文章題の強力な思考ツールです。
ぜひ,どの生徒にも使えるようにしてあげたいものです。
【 注意】
時間があれば ,こ こでノートに答 案を書写さ せます。書くこ とは覚える ことの大前 提だから です。
(3) ★理解のチ ェック★
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★解法の技術★が理解できたかどうかを点検する問題です。
ほとんどの場合,★解法の技術★と同じ問題ですが,考え方は同じが数値が違う問題も中
には含まれています。
★解法の技術★を見ないで答案を書かせます。
解けないときは,★解法の技術★を見て覚え直し,このプリントを裏返して答案を書かせ
ます。答案を写すと何の意味もないことを確認させます。とにかく,一度は頭の中に入れ
ることの重要さを納得させます。
答案を書き終えたら★解法の技術★のプリントを見て自己添削させます。
間違ったら,解法プロセスを覚え直させます。(家庭での課題とします)
【 注意】
復習とは,正し い答を出 せるよ うになる ことではなく,
「正 しい解法プロ セスを書け るよ うになる ことである 」とい うことを 繰り 返し生徒に強調 します。
(4) ★演習★
★解法の技術★と同じ考え方で解ける問題ですが,少しずつ応用した考え方が必要になっ
てきます。
★解法の技術★を参照しながら答案を書かせます。
クラスの半分ほどの生徒が書き終えたところで先生が解説をします。
(指導プロセスは★解法の技術★の場合と全く同じです。)
考え方や答案の書き方を生徒と読み合わせます。
とりわけ,解法手順を示しているコメント(小文字)を確認し合います。
個々の操作は当然ですが,「全体の解法の流れ」を把握させるようにします。
間違ったら,解法プロセスを覚え直させます。(家庭での課題とします)
【2】復習・学力化の指導
次の要領で復習や学力化をするように指導します。(授業のつど繰り返し指示します)
復習や学力化は授業の数日後に行います。 ( 家庭での課題を 基本とし ます)
授業当日に 復習しても覚 えている ので意味がないこ と,
かつ,数 日間経っても 覚えていれば,ほぼ忘 れない と見なしても よいこ とを説明し ます。
復習や学力化は×問題から始めます。時間があったらその他の問題もやります。
復習や学力化は「学習マニュアル」にそって行います。 (詳 細は「学習 マニ ュア ル」 を参照)
この部分の学習だけが「学力」になることを,繰り返し生徒に強調して下さい。
授業では,「わかった」にすぎず,学力化によって「できる」にして初めてテストで通用
する学力に育つということを繰り返し強調することが指導の要になります。
■以上が基本プロセスです。
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「学習計画書」の利用法について
すべての単元に,単元全体の学習目標の流れと構造を一覧できる「学習計画書」が用意さ
れております。
この「学習計画書」に解いた問題のすべてについて1問ずつ正誤(○,×)を記録させま
す。同時に,学習書の問題番号の前にも,間違った問題のみ×を書かせます。
週に1度程度,この「学習計画書」を回収し,個々の生徒の学習の進捗状況をチェックし
ます。
「×問題」の分布状況を分析し,ほかの基礎教材を学習させる必要がある場合には,教材
を与え,自修を指示します。
(「中学数学・集中攻略問題集」にあるものは与えます。ないものは数専ゼミにお問い合
わせ下さい。すぐ準備させていただきます。)
学習書とは何か
●
学習書 とは,「教科書」と「参考書」と「問題集」と先生の「指導書」を合わせたよう
なもので,先生の授業での指導内容をそのまま紙面に再録したものです。
だから, 学習書 には,問題を解くときに必要とされる知識,解くときの全体の考え方の
方針,問題を解くときの個々の具体的な操作手順,そして文章題を解くときに役立つ図の
かき方や使い方などが詳しく書いてあります。
だから,独りで学習する場合には,まるで先生に個人的に直接教えてもらっているような
学習ができるのです。
●このようなフォームで教材が作ってあるのは,次の2つの理由によるものです。
①「問題の解き方」が,だれにも自分の力だけで「わかる」ようにするため。
②応用力がせまく,まちがいを引きおこしやすい我流の考え方を矯正し,
「より少ない知識で,より広い範囲の問題を」
「より簡単に,より速く,より正確に」
解くことができる学力を習得できるようにするため。
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