あさひかわ緩和ケア講座 2015 あさひかわ緩和ケア講座2015 2015 ようこそ! あさひかわ緩和ケア講座2015 本講座は、従来の単回の講演会にはない系統的な 緩和 ケアの知識を得ることを⽬的としています。 内容は基本的なものから応⽤編まで様々ですが、 すぐ 臨床応⽤できるような⼯夫をしています。 多くの知識を短期間で獲得するために、スライドプレ ゼンテーション形式(座学)の講義となっています。 この知識を真に獲得するためには、復習や実践後の フィードバックが必要です。より実践的な緩和ケアの トレーニングは別セミナー(「北海道緩和ケア研修 会」など)で補填することをお勧めします。 本講座が皆さんにとって、また皆さんが⽀える患者 さ ん・ご家族にとって、実りあるものになりますことを 願っております。 あさひかわ緩和ケア講座2015 あさひかわ緩和ケア講座 2015で学ぶこと 第1講 「緩和ケア総論・包括的がん医療」 緩和ケアの歴史・定義、がん医療との関わり、⽇本での緩和ケアの現状 をお話しします。総論としての緩和ケアの理解を深めたうえで、医療者 のあるべき姿について考えていきます。 第2講 「包括的アセスメント・全⼈的対応」 患者を全⼈的に捉えるための基礎を紹介します。疼痛の評価に留まらず、 患者を包括的にアセスメントする⽅法、アセスメントに基づいた対応に ついて学びます。 第3講 「がん疼痛マネジメント」 最も重要な症状である疼痛について基礎的知識を学んだ上で、実際に臨 床の場⾯で、どのように治療を進めていくかを学びます。また神経ブ ロックなど専⾨的な鎮痛⽅法も紹介します。 第4講 「緩和ケアにおける臨床薬理学」 適切な症状緩和のためには、適切な薬剤の使⽤法の知識が必要となりま す。オピオイドなどの緩和ケアで頻⽤される薬剤について臨床薬理学の 観点から学びます。 第5講 「疼痛以外の症状マネジメントⅠ (嘔気・嘔吐・呼吸困難)」 患者は痛み以外にも様々な⾝体症状に悩まされます。それらのうち、悪 ⼼・嘔吐・消化管閉塞、呼吸困難を取り上げ、症例を交えながら対応策 について説明してゆきます。 第6講 「看護ケアⅠ(疼痛・便秘・呼吸困難)」 症状マネジメントには薬物対処以外のケアも重要です。疼痛の閾値を上 げるケア、便秘や呼吸困難のケアについて、症例を交えながら学んでい きます。 あさひかわ緩和ケア講座2015 あさひかわ緩和ケア講座 2015で学ぶこと 第7講 「疼痛以外の症状マネジメントⅡ (⼝腔の問題・嚥下障害) 」 ⼝腔は、医療者の評価と患者の実感とのズレが⽣じやすい領域です。“適 切で過不⾜のない”ケアを実施するためのエッセンスを学びます。 第8講 「看護ケアⅡ(⼝腔ケア・浮腫のケア)」 がん患者の抱える苦痛症状のひとつに、⼝腔トラブルや浮腫があります。 QOLを⾼めるために最期までできる⼝腔ケア・浮腫のケアについて、症 例を交えながら学んでいきます。 第9講 「⼼のケアと精神症状のマネジメント」 がん患者の⼼の問題や精神的側⾯への対応も、QOLの維持・向上のため には必要です。患者の⼼理、そのケアについて概説し、適応障害・うつ 病・せん妄などの対応について学びます。 第10講 「コミュニケーションと意思決定⽀援」 医療においてコミュニケーションは、情報の共有だけではなく、⼼のケ アとして、また患者の価値観を尊重し、意志決定を⽀援する役割も持っ ています。医療におけるコミュニケーションの論理、意思決定の⽀援に ついて学びます。 第11講 「終末期の症状緩和(倦怠感、輸液、鎮静)」 終末期においては緩和困難な症状への対応、および倫理的な配慮が必要 となることもしばしばです。倦怠感への対応について概説します。終末 期の輸液と鎮静について倫理的判断について学びます。 第12講 「臨死期のケア(看取り)」 苦痛症状が緩和され、穏やかで安らかな最期を多くの⼈が望まれると思 います。それは、医療者の願いでもあります。臨死期において患者・家 族に提供するケア、症状緩和について学びます。 あさひかわ緩和ケア講座2015
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