2015年4月16日 J-REITの魅力 ~ 安定した分配金、相対的に高い利回りとリスクプレミアム ~ (図1)資産別の利回り比較 ■魅力① 安定した分配金と相対的に高い利回り J-REIT市場は、時価総額で世界2位の規模まで成 長しました。この成長の背景の一つに「相対的に高い 利回り」と「安定した分配金」の魅力があります。 J-REITは、投資家から集めた資金で不動産を取得、 賃貸収入や保有不動産売却等による利益を投資家 に分配しますが、この分配金の利回りが2015年3月 末時点で3.0%と、国内株式1.5%、10年国債0.4%と 比較して相対的に高い状況にあります(図1)。 また、J-REITは、分配金の原資となる賃料の契約 についても、オフィス・賃貸住宅では2年契約、商業施 設、物流施設では10年超等の長期に及ぶものも多く あります。景気や製品の売れ行きなどにより大きく左 右される企業業績(株式)と比較して、業績は安定的 に推移すると考えられ、安定した分配金を中長期間 受け取ることも期待できます。 (2015年3月末現在) (%) 3.9 4 3.0 3 2.4 2 1.5 1.0 1 0.4 0 J-REIT 国内 株式 10年 国債 海外 REIT 日本銀行では、デフレ脱却を目指すために量的・ 質的金融緩和を継続、REITの購入もその政策の1つ になっています。また、2020年には東京五輪開催も 控え東京を中心にインフラ整備が進み街の魅力向 上が見込まれるなど、不動産市場を後押しする材料 も多く、今後、REIT価格の上昇が期待できます。 海外 債券 (図2)主要国のREITと国債の利回り差 (2015年3月末現在) (%) 6 5.4 REIT 10年国債 5 4.2 4 3.4 3.0 3 2.3 ■東京五輪開催などがJ-REITを後押し 海外 株式 ※使用インデックスは以下の通りです。J-REIT:東証REIT指数、国内株式: TOPIX(東証株価指数)、海外REIT:S&P先進国REIT指数(除く日本)、海 外株式:MSCI コクサイ・インデックス(除く日本)、海外債券:シティ世界国 債インデックス(除く日本)。 ※データは小数点以下第2位を四捨五入しています。 (出所)S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス、Bloombergのデータを基に三井住 友トラスト・アセットマネジメント作成 ■魅力② リスクプレミアム 国内資産の中では相対的に高い投資魅力を有して いるJ-REITを他の主要国REITと比較します。比較に あたっては、安全資産の利回りの上乗せ部分(リスク プレミアム)として10年国債利回りと各国のREIT利回 りとの差でみた場合、J-REITのリスクプレミアムは 2015年3月末時点で2.6%と、米国の1.5%や英国の 1.0%と比較しても魅力的(割安)な水準です(図2)。 海外資産 国内資産 5 1.9 2 1 0 2.6 1.6 利回り差 2.6% 0.4 利回り差 1.5% 利回り差 3.1% 日本 米国 オースト オースト ラリア ラリア 利回り差 1.0% 英国 1.5 利回り差 2.7% 香港 ※日本のREIT配当利回りは東証REIT指数、その他はS&PグローバルREIT指数の各国・ 地域インデックスの配当利回り。 ※データは小数点以下第2位を四捨五入しています。 (出所)S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス、Bloombergのデータを基に三井住 友トラスト・アセットマネジメント作成 ※上記は過去のデータであり、将来の運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。 当資料は、三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的とした 1/4 ものでもありません。当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 1/2 【 ご留意事項 】 ●当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したもので あり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。 ●ご購入のお申込みの際は最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断 ください。 ●投資信託は値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替変動リスクを伴います。)に投資しますので基準価 額は変動します。したがって、投資元本や利回りが保証されるものではありません。ファンドの運用による損益 は全て投資者の皆様に帰属します。 ●投資信託は預貯金や保険契約とは異なり預金保険機構および保険契約者保護機構等の保護の対象ではあり ません。また、証券会社以外でご購入いただいた場合は、投資者保護基金の保護の対象ではありません。 ●当資料は信頼できると判断した各種情報等に基づき作成していますが、その正確性、完全性を保証するもので はありません。また、今後予告なく変更される場合があります。 ●当資料中の図表、数値、その他データについては、過去のデータに基づき作成したものであり、将来の成果を示 唆あるいは保証するものではありません。 ● 当資料で使用している各指数に関する著作権等の知的財産権、その他の一切の権利はそれぞれの指数の開 発元もしくは公表元に帰属します。 当資料は、三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引 の勧誘を目的としたものでもありません。 2/4 2/2
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