は都市再生特別措置法が改正され、コンパクトなまちづくりと

平成 27 年度豊中市都市計画マスタープラン策定支援業務委託仕様書
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業務名
平成 27 年度豊中市都市計画マスタープラン策定支援業務
2
業務目的
現行の豊中市都市計画マスタープランは、本市の第 3 次総合計画と理念等を共有し
ながら、平成 32 年度(2020 年度)を目標年次とし、その中間年次となる平成 23
年度(2011 年度)には、将来的に課題となる少子高齢化や集約型都市構造等への対
応を踏まえた改訂を行っている。
そのようななか、上位計画である総合計画においては、今般、改めて社会環境の変
化と新たな行政課題に対応していくための見直しを予定していることや、昨年8月に
は都市再生特別措置法が改正され、コンパクトなまちづくりと公共交通によるネッ
トワークの連携を位置付ける立地適正化計画制度の創設などを踏まえて、都市計画マ
スタープランにおいても総合計画と連携しながら、個性豊かで魅力的なまちづくりの
実現を図るため、都市計画面から現状の点検を行い、必要に応じた見直しを行うもの
である。
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委託期間
契約締結日から平成 28 年(2016 年)3 月 31 日
4 業務内容
(1)現行都市計画マスタープランの点検・検証
以下に示す項目について現状を把握し、現行都市計画マスタープランの点検並びに
検証等を行い、見直しに必要な課題の抽出を行う。
①
基礎データの収集・解析
○ 居住者特性等の調査及び予測
人口、世帯数、世帯構成人員数の推移や高齢者数の推移を整理し、本市の居住
者特性を把握し将来的な予測を行う。
○ 土地利用の実態調査及び整理
現行都市計画マスタープランに示す「都市空間の将来都市像」に関する現況の
土地利用状況を把握、整理し、将来的な動向を推定する。
○ 現行都市計画マスタープランに示す施策の達成度の検証
庁内関係部局における現行都市計画マスタープランに示す施策の進捗状況の把
握をもとに達成度の検証を行う。
○ その他の関連データの収集及び整理
将来的な土地利用を検討していくうえで必要となる産業、文化等の関連データ
の収集及び整理を行う。
②
関連法令・計画等との整合性の検証
○ まちづくり関連法令等との整合性の検証
中間見直し以降に改正されたまちづくり関連法令等や、上位計画との整合性の
検証を行う。
○ 分野別計画における施策等の整理
中間見直し以降に改訂等の行われた計画のほか、都市計画に関連する方針等の
整理を行う。
(2)都市計画マスタープランの見直し
現行都市計画マスタープランの点検・検証により抽出された課題をもとに、全体構
想並びに地域別構想の骨子(案)の検討並びに作成を行う。
① 全体構想の検討
○ 将来都市像等の検討
都市づくりの視点、目標、将来構想図(都市構造・土地利用の方針)及び広域
的な役割等の検討を行う。
○
計画書の構成の検討
総合計画との関連性を明確にすると共に、まちづくりに対する市の考え方が容
易に理解される構成の検討を行う。
②
地域別構想の検討
○ 地域設定の検討
現行都市計画マスタープランの7地域について、本市の特性や課題等をもとに
地域設定の考え方等についての検討を行う。
○ 特性を活かした区域設定の検討
総合計画との整合性をもとに、特色あるまちづくりにつながる区域設定の考え
方等についての検討を行う。
③ 実現化方策等の検討
○
実現化方策の検討
全体構想及び地域別構想を実現するための実現化方策の検討を行う。
○ 進行管理及び評価方法の検討
マスタープランを適切に進行管理し、施策の実施状況等を評価するための手法
の検討を行う。
(3)市民意見の把握及び啓発
都市計画マスタープランの点検、見直しにあたり、市民等からの意見を聴取すると
共に、都市計画等に対する知識及び関心を高め、まちづくりへの参加を進めるため
の企画を実施する。
○ ワークショップの企画運営支援(2回程度開催)
○ 啓発用ホームページ作成支援
○ 上記のほか市民啓発事業企画支援
(4)各種会議の運営支援
○ 都市計画審議会
(3 回程度開催)
○ 都市計画推進委員会
(2回程度開催)
○ 都市計画まちづくり委員会(5回程度開催)
(5)点検・見直しに係る業務支援
○
課題の抽出、市民意見等の都市計画マスタープランへの反映方法等の各種調
査・助言
○ 総合計画との連携、整合性に係る各種調査・助言
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業務体制
総括責任者を1名、その他の従事者として担当者を2名以上配置する。
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成果品
○ 報告書
平成 27 年度の取組みをとりまとめた報告書を提出すること。
・ループファイルに綴じ、簡易に取り外して印刷を可能としたもの:2 部
・ワード、エクセル等でデジタル化された CD-ROM 等
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:1式
その他
○ 本仕様書に記載のない事項が発生した場合は、両者の協議により決定する。
○ 本業務の履行のために市から貸与された資料は本業務完了後速やかに返却する。
○ 成果品の権利は、市に帰属するものとする。
○ 受託者は、個人情報の保護に関する法律及び、豊中市個人情報保護条例を遵守し、
業務上知り得た内容を第三者に漏洩してはならない。
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スケジュール
別添のとおり