オーストラリアの リート市場について

情報提供資料
アジア・オセアニアのリート市場のご紹介③
2015年3月30日
オーストラリアの
リート市場について
アジア・オセアニアの主要リート市場のひとつであるオーストラリアリート市場をご紹介いたします。
オーストラリアのリート市場のこれまで
■リート市場の誕生から2000年代半ば頃まで
【上場リート数と時価総額の推移】
2001年12月末~2014年12月末
(兆円)
(銘柄数)
オーストラリアのリート市場は、1960年の米国や
40
20
1969年のオランダなどの創設に次ぐ、歴史のある市
時価総額(左軸)
上場銘柄数(右軸)
場で、1971年にジェネラル・プロパティ・トラストの上
34
27 30
場によってスタートしました。その後、1982年に商業 15 32
32
28
24
30
29
施設に特化したウェストフィールドが上場し、また、退
28
20 20
職年金制度が整備された1990年代に年金資金が流 10
20
24
22 24
入したことにより、リート市場は拡大していきました。
1997年のアジア通貨危機によって不動産市場は一
10
5
時停滞しましたが、1998年以降、リート関連の法改正
によって、リート同士の合併・買収が進み、リート市場
0
0
の再編、活性化が進展しました。また、市場が拡大す
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 (年)
るにつれ、米国リート買収や不動産ファンドを通じた
(注1)オーストラリア証券取引所が公表のASX300REIT指数ベース。
海外不動産への投資が積極的に行われるようになり
(注2)時価総額は各年末時点の為替レートで円換算。
(出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
ました。
■2000年代後半から現在まで
【ASX300REIT指数の推移】
2007年サブプライムローン問題や2008年のリーマン
(ポイント) 2001年12月末~2015年2月末
ショックによる、世界的な不動産価格の下落などの影 4,000
響を受け、多くのリートの収益が悪化しました。そのた
め、リート各社は海外の不動産や競争力が劣る不動 3,000
産を売却し、売却資金で国内不動産への投資や自己
株式の取得を実施するなど、資産・負債(バランス
2,000
シート)のリストラを断行しました。
2011年半ば頃から、リストラの効果が徐々に業績へ
1,000
反映され始めるとともに、同年秋よりRBA(オーストラ
リア準備銀行)が金融緩和に転じ、政策金利が引下
0
げ局面に入ったことから、リート市場は緩やかに回復
01/12 03/12 05/12 07/12 09/12 11/12 13/12
し、その後、上昇基調となりました。
(年/月)
(注)ASX300REIT指数はトータルリターン。
なお、2014年末の時価総額は10.3兆円と、世界の
リート市場の中でも比較的大きく、高い流動性が魅力 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
となっています。
※個別銘柄に言及していますが、当該銘柄の推奨を目的とするものではありません。
※上記は過去の実績であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
この資料の巻末に重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。
作成基準:2015年2月
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情報提供資料
【スーパーアニュエーションの残高の推移】
2003年~2013年(各年6月末の数値)
退職年金制度からの資金流入期待
オーストラリアには、「スーパーアニュエーション(以
下、スーパー)」という積立型の退職年金制度があり
ます。2013年度末の「スーパー」の資産規模は約
1.6兆豪ドルと、オーストラリアのGDP(国内総生産)
を超える水準まで拡大しており、その存在感が年々
高まっています。資産構成は、国内外の株式や債
券のほか、リートや不動産に投資されており、「スー
パー」を通じた継続的な資金流入が、リート市場を
支える一因として注目されます。
(兆豪ドル)
1.8
1.6
1.4
1.2
1.0
0.8
0.6
0.4
0.2
0.0
(ご参考)
同国のGDP
2013年6月末時点
約1.52兆豪ドル
03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 (年)
(出所)オーストラリア健全性規制庁(APRA)
相対的に高い配当利回りが魅力
オーストラリアリートの魅力のひとつに比較的高
い配当利回りが挙げられます。2015年2月末時
点のオーストラリアリートの配当利回りは5.2%と
先進各国のリートと比較して高い水準となってい
ます。
(注)右グラフの配当利回りは、S&P先進国REIT指数の
各国配当利回り。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
8
【先進各国のリートの配当利回りと国債利回り】
2015年2月末時点
(%)
リート配当利回り
6
3.4
4
2.5
2
0
10年国債利回り
5.2
3.2
2.5
2.0
1.8
0.3
オーストラリア
米国
日本
英国
<ご参考>オーストラリアリートの時価総額上位5銘柄(2015年2月末時点)
リート名
主な投資対象
投資国
時価総額
(億円)
配当利回り
(%)
センター・グループ
商業施設
オーストラリア、ニュージーランド
19,215
5.4
ウエストフィールド
商業施設
米国、英国等
19,060
3.3
ストックランド
複合施設等
オーストラリア
10,356
5.1
グッドマン・グループ
物流施設
欧州、オセアニア等
10,228
3.6
GPTグループ
商業施設、オフィス等 オーストラリア、欧州等
7,754
4.8
(注1)時価総額は2015年2月末時点の為替レート(1豪ドル=93.50円)で円換算。
(注2)配当利回りはBloombergの予想配当利回り。
(出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
※個別銘柄に言及していますが、当該銘柄の推奨を目的とするものではありません。
※上記は過去の実績であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
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作成基準:2015年2月
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【重要な注意事項】
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【投資信託商品についてのご注意(リスク、費用)】
●投資信託に係るリスクについて
投資信託の基準価額は、投資信託に組み入れられる有価証券の値動き等(外貨建資産には為替変動もあります。)の
影響により上下します。基準価額の下落により損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。
運用の結果として投資信託に生じた利益および損失は、すべて受益者に帰属します。したがって、投資信託は預貯金と
は異なり、投資元本が保証されているものではなく、一定の投資成果を保証するものでもありません。
●投資信託に係る費用について
ご投資いただくお客さまには以下の費用をご負担いただきます。
◆直接ご負担いただく費用 ・・・申込手数料 上限3.78%(税込)
・・・換金(解約)手数料 上限1.08%(税込)
・・・信託財産留保額 上限3.50%
◆投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用 ・・・信託報酬 上限 年 2.052%(税込)
◆その他費用・・・監査費用、有価証券の売買時の手数料、デリバティブ取引等に要する費用(それらにかかる消費税相
当額を含みます。)、および外国における資産の保管等に要する費用等が信託財産から支払われます。
また、投資信託によっては成功報酬が定められており当該成功報酬が信託財産から支払われます。投
資信託証券を組み入れる場合には、お客さまが間接的に支払う費用として、当該投資信託の資産から
支払われる運用報酬、投資資産の取引費用等が発生します。これらの費用等に関しましては、その
時々の取引内容等により金額が決定し、運用の状況により変化するため、予めその上限額、計算方法
等を具体的には記載できません。
※なお、お客さまにご負担いただく上記費用等の合計額、その上限額および計算方法等は、お客さまの保有期間に応じて
異なる等の理由により予め具体的に記載することはできません。
※上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきまして
は、三井住友アセットマネジメントが運用するすべての投資信託(基準日現在において有価証券届出書を提出済みの未
設定の投資信託を含みます。)における、それぞれの費用の最高の料率を記載しております。投資信託に係るリスクや
費用は、それぞれの投資信託により異な りますので、ご投資をされる際には、事前に投資信託説明書(交付目論見書)
や契約締結前交付書面等を必ずご覧ください。
●投資信託は、預貯金や保険契約と異なり、預金保険・貯金保険・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。
また登録金融機関でご購入の場合、投資者保護基金の支払対象とはなりません。
●投資信託は、クローズド期間、国内外の休祭日の取扱い等により、換金等ができないことがありますのでご注意ください。
〔2014年4月1日現在〕
 当資料は、情報提供を目的として、三井住友アセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、
株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。


 当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後
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