公表時間 12 月 22 日（月）11 時 00 分 2014 年 12 月 22 日 日本銀行名古屋支店 東海３県の金融経済動向 （２０１４年１２月） 【概況】 東海３県の景気は、基調としては回復を続けており、消費税率引き上げに伴う駆け 込み需要の反動の影響も、全体として和らいでいる。 最終需要の動向をみると、輸出は、米国向けが堅調に推移していることなどから高 めの水準で推移している。設備投資は一段と増加している。また、個人消費は、雇用 ・所得環境が改善する中で基調としては持ち直しており、消費税率引き上げに伴う駆 け込み需要の反動の影響も、全体として和らいでいる。また、住宅投資は、基調とし ては底堅く推移しており、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動の影響も和ら ぎつつある。この間、公共投資は高水準ながらも、減少している。 こうした需要動向のもとで、生産は、高めの水準で横ばい圏内の動きが続いてい る。また、雇用・所得情勢は改善している。企業収益は、高水準を維持する見通しと なっている。企業の業況感については、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動 の影響が、全体として和らいでいることなどから、改善している。この間、消費者物 価（除く生鮮食品）の前年比は３％台前半となっている。 先行きについては、海外経済の情勢や為替・金融資本市場の動向とその影響、さら に消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動の影響について注視する必要がある。 金融面をみると、東海３県の金融機関（国内銀行＋信金）の貸出は、資金需要が幾 分持ち直しつつある中、企業買収関連の大口貸出の寄与もあって、前年比伸び率が ＋２％台となっている。また、預金は、個人預金が堅調に増加していることを主因に、 前年比伸び率が＋３％台となっている。 東海３県とは、愛知県、岐阜県および三重県を指します。 本稿の内容について、商用目的で転載・複製を行う場合（引用は含まれません）は、予め日本銀行名 古屋支店までご相談ください。引用・転載・複製を行う場合は、出所を明記してください。なお、本稿 は、日本銀行名古屋支店のホームページ（http://www3.boj.or.jp/nagoya/）でもご覧頂けます。 1 【 実 体 経 済 ・ 物 価 （ １ ）】 現状判断 生産 輸出 関連統計の動き 鉱工業生産をみると、自動車・同部品は、高めの水準で横ば い圏内の動きが続いている。また、電子部品・デバイスは増加 高めの水準で横ばい圏内の しているほか、はん用・生産用機械（工作機械等）は緩やかに 動きが続いている 増加している。この間、鉄鋼、化学は横ばい圏内の動きとなっ ている。 実質輸出をみると、自動車・同部品は、米国向けが堅調に推 移していることなどから、高めの水準で推移している。また、 はん用・生産用機械（工作機械等）は高水準で推移している。 この間、化学、電子部品・デバイスは横ばい圏内の動きとなっ 高めの水準で推移している ている。 仕向地別には、米国向けは堅調に推移している。また、欧州 向け、中国向け、その他のアジア向けは横ばい圏内の動きとな っている。 設備投資 一段と増加している 短観をみると、2014 年度については、製造業では、維持・更新 投資や新製品・省力化対応の投資を中心に、前年を大幅に上回る計 画となっている。非製造業でも、インフラ関連投資の増加や個人 消費関連における出店・改装、物流施設の新設などから、前年 を大幅に上回る計画となっている。 先行指標をみると、非居住用建築着工床面積は足もと大規模案件 が重なったことから、前年を７割以上上回る水準にまで増加してい る。工作機械国内受注額は前年を大幅に上回っている。 雇用・所得 改善している 個人消費 雇用・所得環境が改善する中 で基調としては持ち直して おり、消費税率引き上げに伴 う駆け込み需要の反動の影 響も、全体として和らいでい る 雇用情勢をみると、失業率は低水準で推移している。有効求人倍 率は、高水準で推移している。雇用者所得については、所定内給与 が増加基調にあることなどから、改善している。 各種売上指標をみると、百貨店売上高は、11 月は、消費税率 引き上げに伴う駆け込み需要により高水準であった前年を小幅 ながら上回ったほか、スーパー売上高も、10 月は３か月連続で 前年を上回った。一方、乗用車販売台数と家電量販店売上高は、 前年に駆け込み需要がみられたことが影響し、前年比でみると、 マイナス幅が幾分拡大したものの、足もとの水準をみると、乗 用車販売台数は横ばい圏内で推移しているほか、家電量販店売 上高は緩やかに持ち直しつつある。また、旅行取扱額は概ね前 年並みとなっている。総じてみれば、基調としては持ち直して おり、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動の影響も、 全体として和らいでいる。 こうした中、消費者心理関連指標は、改善傾向が足踏み状態 にある。 住宅投資 基調としては底堅く推移し 新設住宅着工戸数をみると、基調としては底堅く推移しており、 ており、消費税率引き上げ 持家を中心とした消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動 に伴う駆け込み需要の反動 の影響も和らぎつつある。 の影響も和らぎつつある 2 【 実 体 経 済 ・ 物 価 （ ２ ）】 発注の動きを示す公共工事請負金額は、11 月は前月比微増とな 高水準ながらも、減少してい ったが、2014 年度当初予算の早期執行などによる押し上げ効果が 公共投資 る 薄れてきていることから、既発注分も含めた公共投資は、高水準な がらも、減少している。 物価 消費者物価（除く生鮮食品）の前年比は、ガソリン、電気・ガス、 前年比は３％台前半となっ 教養娯楽関連、食料品など幅広い品目の価格が前年を上回っている ている ことから、３％台前半となっている。 【金融】 現状判断 貸出 関連統計の動き 東海３県の金融機関（国内銀行＋信金）の 10 月の貸出は、資 前年比伸び率が＋２％台と 金需要が幾分持ち直しつつある中、企業買収関連の大口貸出の なっている 寄与もあって、前年比伸び率が＋２％台となっている（末残前 年比８月：＋2.6％→９月：＋2.0％→10 月：＋2.8％）。 東海３県の地元銀行の 10 月の貸出約定平均金利（ストックベ ース・総合）は、積極的な貸出姿勢に変化はなく、引き続き低 下している（８月：1.198％→９月：1.184％→10 月：1.180％） 。 貸出約定 平均金利 引き続き低下傾向にある 預金 東海３県の金融機関（国内銀行＋信金）の 10 月の預金は、個 前年比伸び率が＋３％台と 人預金が堅調に増加していることを主因に、前年比伸び率が なっている ＋３％台となっている（末残前年比８月：＋3.0％→９月： ＋2.7％→10 月：＋3.0％） 。 以 3 上 （図表１－１） 東 海 ３ 県 の 主 要 経 済 指 標 （１） ▽輸出 実 ( 質 輸 出 <季調済前期比％> 実 質 輸 ( 入 <季調済前期比％> 12年度 13年度 6.3 4.3 2.6 -3.3 -2.8 4.5 -4.7 3.9 0.4 ) ( 1.5 ) ( -1.0 ) ( -1.2 ) ( 1.6 ) ( -0.4 ) ( 1.8 ) ( 0.5 -1.5 0.8 ) ( -1.2 ) ( r -3.0 ) ( 0.2 ( 13/10-12月 -0.5 2.1 ) ( 3.8 ) ( 14/1-3月 4-6月 7-9月 0.2 8.6 -5.8 r 1.6 ) ( 4.5 ) ( -6.9 ) ( r 14/8月 9月 r )内は全国 10月 -1.0 3.4 11月 p -2.1 3.8 ) ( p -1.7 ) p -4.1 4.2 ) ( p -1.2 -1.8 ) ( p 0.3 ) （資料出所）名古屋税関、財務省、日本銀行 ▽設備投資 10年度実績 11年度実績 12年度実績 13年度実績 14年度計画 前回調査 設備投資額（全産業） <前年比％> 非 着 居 住 用 建 工 床 面 ( 築 積 <前年比％> 工 作 機 械 受 4.4 ( 注 <前年比％> ( 1.8 -2.2 )( 12年度 13年度 21.5 -0.2 1.7 13/10-12月 -0.8 8.1 ) ( 9.5 ) ( 12.5 5.3 ) ( )( 14/1-3月 -11.6 2.4 ) ( -4.8 4.7 4-6月 )( 7-9月 0.2 12.7 5.3 14/8月 )( 6.5 ) ( 9月 10月 14.4 6.1 ) 11月 -8.0 28.6 -25.0 77.2 n.a. -3.7 ) ( -8.6 ) ( -2.0 ) ( -20.4 ) ( 13.3 ) ( n.a. ) 17.1 n.a. -20.9 22.3 55.4 40.0 18.4 12.8 15.5 -13.4 ) ( 16.3 ) ( 40.5 ) ( 25.0 ) ( 29.1 ) ( 21.2 ) ( 18.5 ) ( 1.6 16.3 ) ( r 16.2 ) ( p 17.9 ) （資料出所）日本銀行、国土交通省、中部経済産業局、日本工作機械工業会 ▽個人消費 百 貨 店 売 上 高 <前年比％> ( ス ー パ ー 売 上 高 <前年比％> 家 電 販 売 ( 12年度 13年度 13/10-12月 0.9 5.0 5.2 19.0 -5.9 0.7 0.4 ) ( 1.8 ) ( 1.5 ) ( 11.0 ) ( -4.7 ) ( 1.0 ) ( 2.0 ) ( 1.8 ) ( 4.0 -1.8 0.1 0.4 1.1 3.3 ) ( -2.4 ) ( 0.2 ) ( 1.4 ) ( -1.1 -0.2 0.1 -1.4 ) ( -1.5 ) ( -0.5 ) ( 14/1-3月 4-6月 7-9月 14/8月 -0.5 9月 10月 3.2 -2.6 p 11月 0.4 0.2 ) ( n.a. ) 0.4 n.a. -0.0 ) ( -0.1 ) ( n.a. ) 額 -17.4 -1.3 1.4 40.5 -14.0 -7.6 -6.2 -8.5 -9.8 n.a. 乗用車販売台数（含軽） 10.2 8.9 19.8 20.3 -0.3 -6.0 -11.2 -5.2 -9.7 n.a. 10.7 ) ( 9.0 ) ( 20.3 ) ( 20.9 ) ( -1.9 ) ( -4.7 ) ( -9.5 ) ( -3.2 ) ( -7.4 ) ( n.a. ) -3.3 -1.8 -7.9 -4.1 -8.3 0.1 n.a. n.a. -0.3 ) ( p 3.2 ) ( n.a. ) ( n.a. ) <前年比％> <前年比％> 旅 行 取 扱 ( 額 <前年比％> 5.8 ( -0.5 3.6 ) ( r 2.3 ) ( 5.8 ) ( 4.9 ) ( 1.6 ) ( p 1.9 ) ( （資料出所）中部経済産業局、経済産業省、Gfk Japan、日本自動車販売協会連合会、全国軽自動車協会連合会、中部運輸局、国土交通省 ▽住宅投資 新 設 住 宅 着 工 戸 数 <季調済年率 万戸> ( 12年度 13年度 7.9 8.7 89 ) ( 13/10-12月 9.0 99 ) ( 104 ) ( 14/1-3月 8.0 4-6月 7.8 93 ) ( 89 ) ( 7-9月 7.4 85 ) ( 14/8月 6.7 9月 10月 8.2 84 ) ( 88 ) ( 7.3 90 ) ( 11月 n.a. n.a. ) （資料出所）国土交通省 ▽公共投資 公 共 工 事 請 負 金 額 <季調済前期比％> ( 12年度 13年度 7.6 10.3 10.3 ) ( 13/10-12月 17.7 ) ( -13.3 -3.6 ) ( 14/1-3月 -7.6 6.6 ) ( 4-6月 7-9月 47.3 -21.6 11.3 ) ( -16.8 ) ( （資料出所）北海道建設業信用保証㈱ 東日本建設業保証㈱ 西日本建設業保証㈱ （資料出所）北海道建設業信用保証㈱、東日本建設業保証㈱、西日本建設業保証㈱ 14/8月 -26.1 -8.8 ) ( 9月 12.5 -7.0 ) ( 10月 -16.6 1.5 ) ( 11月 1.7 6.3 ) （図表１－２） 東 海 ３ 県 の 主 要 経 済 指 標 （２） ▽生産 鉱 ( 工 業 生 出 0.6 5.6 -5.1 3.2 ) ( 1.8 ) ( 2.9 ) ( -3.8 ) ( 5.7 0.7 3.1 -2.7 2.9 ) ( 2.6 ) ( 4.6 ) ( -6.8 ) ( -2.9 ) ( 2.8 -1.8 ) ( ( 庫 <季調済前期比％> 在 5.0 荷 在 同 2.7 ( <季調済前期比％> 同 13年度 産 <季調済前期比％> 同 12年度 庫 ( 率 <10年=100、季調済> ( 13/10-12月 14/1-3月 4-6月 -0.4 -0.1 -5.5 3.7 1.4 -3.0 ) ( -1.4 ) ( -1.9 ) ( 0.2 ) ( 4.6 ) ( 117.7 112.9 108.0 118.1 116.1 114.4 ) ( 106.2 ) ( 104.6 ) ( 102.6 ) ( 107.7 ) ( 7-9月 r 2.5 -1.9 ) ( r 0.3 -0.8 ) ( r 0.8 1.1 ) ( r 120.0 113.0 ) ( 14/8月 0.6 9月 r -1.9 ) ( -0.5 -2.1 ) ( -0.4 0.9 ) ( 129.1 118.5 ) ( 2.1 10月 p -2.2 2.9 ) ( r 4.1 0.4 ) ( p -2.7 4.4 ) ( r -2.8 -0.7 ) ( r 110.2 p )内は全国 11月 n.a. n.a. ) n.a. 0.6 ) ( n.a. ) 2.4 n.a. -0.4 ) ( p 120.8 n.a. ) n.a. 111.4 ) ( 112.3 ) ( n.a. ) 9月 10月 11月 （資料出所）中部経済産業局、経済産業省 ▽雇用・所得 完 全 失 業 効 求 人 倍 用 者 所 用 労 働 者 3.3 3.4 2.7 2.8 2.8 － － － － 4.3 ) ( 4.0 ) ( 3.9 ) ( 3.6 ) ( 3.6 ) ( 3.6 ) ( 3.5 ) ( 3.6 ) ( 3.5 ) ( n.a. ) 率 ( 得 <前年比％> 常 3.5 ( <季調済 倍> 雇 13年度 率 <季調済％> 有 12年度 <前年比％> <前年比％> ( 14/8月 1.39 1.47 1.42 1.42 1.38 1.40 n.a. 0.82 ) ( 0.97 ) ( 1.01 ) ( 1.05 ) ( 1.09 ) ( 1.10 ) ( 1.10 ) ( 1.09 ) ( 1.10 ) ( n.a. ) 1.2 1.7 0.8 0.8 3.1 3.8 1.4 n.a. n.a. 1.0 ) ( 1.5 ) ( 1.3 ) ( 2.2 ) ( 3.1 ) ( 2.6 ) ( 2.4 ) ( n.a. ) ( n.a. ) 0.4 0.5 0.2 0.3 0.2 n.a. n.a. -0.0 -0.4 0.9 ) ( 1.1 ) ( 1.2 ) ( 1.4 ) ( 1.7 ) ( 1.7 ) ( 1.7 ) ( -0.1 1.3 2.1 0.4 0.3 2.8 3.5 1.2 -0.7 ) ( 0.1 ) ( 0.4 ) ( 0.1 ) ( 0.8 ) ( 1.5 ) ( 0.9 ) ( 0.7 ) ( 0.7 ) ( 一人当たり名目賃金 7-9月 1.34 0.4 ( 4-6月 1.29 -0.0 ) ( 数 14/1-3月 1.06 0.3 ( 13/10-12月 1.6 ) ( n.a. 0.2 ) ( n.a. ) n.a. n.a. ) （資料出所）総務省、愛知労働局、岐阜労働局、三重労働局、厚生労働省、日本銀行、愛知県、岐阜県、三重県 ▽倒産 倒 産 件 12年度 13年度 -5.1 -5.7 数 <前年比％> -7.7 ) ( ( 13/10-12月 13.9 -10.0 ) ( -11.0 ) ( 14/1-3月 -5.9 -11.4 ) ( 4-6月 -11.3 -8.0 ) ( 7-9月 -25.0 -8.5 ) ( 14/8月 -14.8 -11.2 ) ( 9月 -5.6 0.8 ) ( 10月 11月 -30.1 -22.2 -16.5 ) ( -14.6 ) 10月 11月 （資料出所）東京商工リサーチ ▽物価 消費者物価<除く生鮮食品> <前年比％> （資料出所）総務省 ( 12年度 13年度 0.0 0.7 1.1 1.2 3.3 3.3 3.2 3.1 3.1 n.a. 0.8 ) ( 1.1 ) ( 1.3 ) ( 3.3 ) ( 3.2 ) ( 3.1 ) ( 3.0 ) ( 2.9 ) ( n.a. ) -0.2 ) ( 13/10-12月 14/1-3月 4-6月 7-9月 14/8月 9月 （注） 1. 特に断りのない限り、愛知・岐阜・三重の３県ベース。 2．各季節調整済計数において年次計数は、原計数もしくは原計数前年比。 3. 実質輸出（入）、新設住宅着工戸数、公共工事請負金額、有効求人倍率の季節調整済計数については、 全国ベースの計数が季節調整替えを行った時点で、X-12-ARIMAを用いた季節調整替えを行う。 その際、毎年12月まで（公共工事請負金額は３月まで）のデータをインプットデータとして季節調整替えを行うほか、 その後１年間は季節要素の予測値を用いて季節調整済計数を算出。 4. 実質輸出（入）は、名古屋税関管内（東海３県に長野・静岡を加えた５県）のうち、愛知、岐阜、三重、長野の４県分。 実質輸出（入）は、通関輸出（入）金額を輸出（入）物価指数で各々デフレートし、指数化したもの。 5. 設備投資額（全産業）の14年度計画は、14年12月の企業短期経済観測調査結果。 含むソフトウェア投資額、除く土地投資額ベース。 6. 工作機械受注は、中部経済産業局管内（東海３県に富山・石川を加えた５県）主要８社の工作機械国内受注額。 全国は、日本工作機械工業会が集計した受注総額のうち内需計。 7. 百貨店売上高およびスーパー売上高は、既存店ベース。 百貨店売上高は、名古屋市内に本社を置く５百貨店の売上高を当店にて集計したベース。 スーパー売上高は、愛知県ベース。 8. 家電販売額は、東海３県に富山、福井、石川、静岡、長野を加えた８県ベース。 9. 百貨店売上高、スーパー売上高、家電販売額の年次計数は、暦年ベース。 10. 旅行取扱額は、中部運輸局管内(東海３県に静岡・福井を加えた５県）主要旅行会社の取扱額合計。 なお、13年10月以降の計数は、集計対象先企業の事業再編により過去の計数との間に段差が生じている。 11. 公共工事請負金額は、東海３県を工事場所とする公共工事に対応する請負金額。 12. 鉱工業生産は、３県ベース。同出荷・同在庫・同在庫率は、東海３県に富山・石川を加えた５県ベース。 なお、在庫の年度・四半期の数値は、年度末・期末値。 13. 完全失業率は、東海３県に静岡を加えた４県ベース。なお、同計数の年次計数は暦年ベース。 14. 雇用者所得は、常用雇用者数（指数）と一人当たり名目賃金（指数）を乗じて算出したもの。 常用労働者数、一人当たり名目賃金は、事業所規模５人以上ベース。 15. 消費者物価は、東海の指数。すなわち、東海３県に静岡を加えた４県ベース。 消費者物価の管内の四半期の前年同期比は指数から作成。 16. pは速報値、rは訂正・改訂値。 （図表２） 東 海 ３ 県 の 金 融 指 標 ▽貸出 （単位：前年比％、億円） 12年度 東海３県店舗ベース 13年度 13/10-12月 14/1-3月 4-6月 7-9月 14/8月 9月 10月 11月 直近残高 0.9 1.1 1.6 1.1 1.9 2.0 2.6 2.0 2.8 n.a. 337,236 都銀等 0.6 -1.1 1.0 -1.1 0.0 0.2 2.6 0.2 3.2 n.a. 76,598 地域銀行 0.8 1.7 1.7 1.7 2.4 2.0 2.3 2.0 2.3 n.a. 162,031 地銀 5.5 2.9 2.7 2.9 3.8 3.1 3.5 3.1 3.2 n.a. 107,710 -6.8 -0.5 -0.3 -0.5 -0.1 -0.1 0.0 -0.1 0.4 n.a. 54,321 1.1 2.0 2.1 2.0 2.6 3.3 3.0 3.3 3.4 n.a. 98,605 地銀Ⅱ 信金 ▽貸出約定平均金利 （単位：前期差％ポイント、％） 12年度 地元銀行・総合（新規） 13年度 13/10-12月 14/1-3月 4-6月 7-9月 14/8月 9月 10月 11月 直近金利 0.090 -0.245 -0.048 -0.114 0.173 -0.053 -0.029 -0.054 0.103 n.a. 1.272 短期（新規） -0.042 -0.042 -0.069 -0.011 -0.061 0.032 0.032 -0.002 -0.008 n.a. 1.655 長期（新規） 0.116 -0.221 -0.056 -0.040 0.135 -0.057 -0.052 -0.028 0.071 n.a. 0.955 -0.100 -0.115 -0.024 -0.029 -0.024 -0.027 -0.007 -0.014 -0.004 n.a. 1.180 短期（ストック） -0.019 -0.058 -0.030 0.020 0.006 -0.022 -0.018 0.006 -0.001 n.a. 1.749 長期（ストック） -0.110 -0.130 -0.028 -0.037 -0.026 -0.026 -0.007 -0.012 -0.008 n.a. 1.185 地元地銀・総合（ストック） -0.097 -0.119 -0.024 -0.031 -0.026 -0.024 -0.006 -0.011 -0.006 n.a. 1.144 地元地銀Ⅱ・総合（ストック） -0.099 -0.106 -0.024 -0.024 -0.019 -0.033 -0.007 -0.020 -0.001 n.a. 1.245 地元信金・総合（ストック） -0.097 -0.083 -0.018 -0.027 -0.025 -0.029 -0.008 -0.014 -0.004 n.a. 1.550 地元銀行・総合（ストック） ▽預金 （単位：前年比％、億円） 12年度 東海３県店舗ベース 13年度 13/10-12月 14/1-3月 4-6月 7-9月 14/8月 9月 10月 11月 直近残高 1.6 2.4 3.1 2.4 2.3 2.7 3.0 2.7 3.0 n.a. 675,233 -0.7 0.5 1.3 0.5 -0.2 1.2 1.1 1.2 1.5 n.a. 229,082 地域銀行 2.8 2.8 3.8 2.8 2.6 2.4 3.2 2.4 3.0 n.a. 246,530 地銀 7.9 3.2 4.4 3.2 3.1 2.6 3.6 2.6 3.2 n.a. 157,447 -5.1 2.1 2.9 2.1 1.8 2.1 2.6 2.1 2.8 n.a. 89,083 信金 2.9 4.1 4.3 4.1 4.8 5.0 5.2 5.0 4.7 n.a. 199,620 一般預金 1.1 1.8 3.0 1.8 1.1 1.4 2.2 1.4 1.9 n.a. 459,625 -1.0 0.8 3.4 0.8 -0.0 0.8 3.9 0.8 2.9 n.a. 128,206 個人 2.0 2.2 2.9 2.2 1.6 1.6 1.6 1.6 1.5 n.a. 331,418 公金預金 0.5 -4.7 -6.0 -4.7 8.2 24.7 6.1 24.7 28.1 n.a. 11,436 都銀等 地銀Ⅱ 一般法人 ▽銀行券受払高 （単位：億円） 12年度 13年度 13/10-12月 14/1-3月 4-6月 7-9月 14/8月 9月 10月 11月 銀行券受入高 46,117 47,194 10,444 13,545 11,579 11,112 3,461 3,820 3,666 3,351 銀行券支払高 48,570 49,128 16,163 9,881 11,054 10,893 3,637 3,343 4,230 3,810 2,452 1,934 5,718 -3,663 -525 -218 175 -477 564 458 銀行券受（－）払超高 （資料出所）日本銀行名古屋支店 （注） <貸出・預金> 1．貸出・預金の「東海３県店舗ベース」は、国内銀行（銀行本体の設立根拠が国内法に準拠している銀行＜ゆうちょ銀行除く＞）の 東海３県（愛知、岐阜、三重の３県）内店舗と、東海３県内に本店を置く信金の合計（末残ベース）。 2．貸出・預金の「東海３県店舗ベース」は、銀行勘定のみ集計（オフショア勘定を除く）。 3．貸出の「東海３県店舗ベース」は、中央政府向けを含まない。 4．預金の「一般預金」、「公金預金」は、国内銀行の東海３県店舗ベース。 5．2012年９月に行われた十六銀行と岐阜銀行の合併に伴い、2012年９月以降の地銀および地銀Ⅱの計数は、2012年８月以前とは 連続しない。 <貸出約定平均金利> （地元銀行） 1．「地元銀行」は、東海３県に本店を置く、地銀、地銀Ⅱの貸出金利を貸出金残高で加重平均したもの。 2．新規は、当該月中において実行した貸出（書替継続を含む）にかかるものをいい、銀行勘定の円貨貸出のうち、 当座貸越、金融機関向け貸出、銀行裏書手形、手形割引市場関係分を除いたもの。 3．ストックは、銀行勘定の円貨貸出のうち、金融機関向け貸出、銀行裏書手形、手形割引市場関係分を除いたもの。 4．約定時の貸出期間が１年未満の貸出金にかかる平均金利を「短期」、１年以上の貸出金にかかる平均金利を「長期」としている。 5．2012年９月に行われた十六銀行と岐阜銀行の合併に伴い、2012年９月以降の地銀および地銀Ⅱの計数は、2012年８月以前とは 連続しない。 （地元信金） 1．「地元信金」は、東海３県に本店を置く信金の貸出金利（ストック）を貸出金残高で加重平均したもの。 2．貸出約定平均金利は、銀行勘定の円貨貸出（金融機関向け貸出を含む）にかかるもの。 <銀行券受払高> 1. 「銀行券受払高」は、東海３県において本行が取引先金融機関や官庁、個人等に対して銀行券を受払いした額。 2．「銀行券受（－）払超高」は、銀行券支払高から銀行券受入高を引いたもの。マイナス表示は受入超を、無表示は支払超を表す。
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