群 馬 県 金 融 経 済 概 況

Bank
of
Japan
Maebashi
Branch
群 馬 県 金 融 経 済 概 況
(2015年3月)
2015 年 3 月 3 日
日本銀行前橋支店
【景気判断】
(参考)前回判断
県内景気は、基調としては
緩やかに回復しており、消
県内景気は、緩やかな回復基調にある。
費税率引き上げに伴う駆
け込み需要の反動の影響
も徐々に和らいでいる。
【項目別の推移】
個人消費
一部に弱めの動きがみられるものの、雇
用・所得環境が緩やかに改善するもとで、
基調としては底堅く推移している。
雇用・所得環境が緩やかに
改善するもとで、基調とし
ては底堅く推移しており、
消費税率引き上げに伴う
駆け込み需要の反動の影
響も全体として和らいで
きている。
住宅投資
基調としては底堅く推移しており、消費税
率引き上げに伴う駆け込み需要の反動の影
響も和らいでいる。
基調としては底堅く推移
しており、消費税率引き上
げに伴う駆け込み需要の
反動の影響も徐々に和ら
いでいる。
公共投資
高めの水準が続いている。
高めの水準が続いている。
設備投資
基調としては緩やかに増加している。
基調としては緩やかに増
加している。
輸出
増加している。
増加している。
生産
緩やかに増加している。
緩やかに増加している。
雇用・所得 基調としては緩やかに改善している。
基調としては緩やかに改
善している。
(本件に関するお問い合わせ先)
日本銀行前橋支店 総務課 TEL 027-225-1114 FAX 027-220-1025
(ホームページアドレス)
http://www3.boj.or.jp/maebashi/
1
1. 実体経済
個人消費は、一部に弱めの動きがみられるものの、雇用・所得環境が緩やかに改善する
もとで、基調としては底堅く推移している。

大型小売店販売額は、一部に弱めの動きがみられることから、前年を幾分下回っ
ている。

乗用車新車登録台数は、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要がみられた前年を
下回っているものの、底堅い動きとなっている。

家電販売は、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動の影響が和らいでおり、
売上の落ち込みが縮小傾向にある。

県内観光地の入り込み状況は、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録の
効果などから、増加している。
住宅投資は、基調としては底堅く推移しており、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要
の反動の影響も和らいでいる。

新設住宅着工戸数は、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動が和らいでい
ることから、前年比マイナス幅は縮小傾向にある。
公共投資は、高めの水準が続いている。

公共工事請負金額は、県などによるこれまでの発注増を背景に、高めの水準が続
いている。
設備投資は、基調としては緩やかに増加している。

2014 年 12 月短観の設備投資額をみると、2014 年度は、非製造業で前年を下回る
ものの、製造業で生産設備の維持・更新投資や能力増強投資などにより前年を上回
ることから、全産業では概ね前年並みの計画となっている。

建築着工床面積(民間非居住用)は、振れを伴いつつ、緩やかな増加傾向にある。
輸出は、増加している。

2014 年 12 月短観の製造業の輸出額をみると、2014 年度は、輸送用機械の増加な
どを反映して、前年を上回る計画となっている。主要業種別にみた最近の動向は、
以下のとおり。
・ 輸送用機械は、北米向けを中心に、増加が続いている。
・ 電気機械は、電子部品・デバイス関連を中心に、増加している。
・ はん用・生産用・業務用機械は、横ばい圏内の動きとなっている。
・ 化学は、IT関連向けを中心に、緩やかに増加している。
・ 鉄鋼は、重電インフラ向けを中心に、緩やかに増加している。
2
生産は、緩やかに増加している。

鉱工業生産指数(季節調整済)は、緩やかな増加傾向にある。主要業種別にみた
最近の動向は、以下のとおり。
・ 輸送用機械は、国内向けに弱さもみられるが、北米需要の好調を背景に、高水
準が続いている。
・ 電気機械は、電子部品・デバイス関連を中心に、緩やかに増加している。
・ はん用・生産用・業務用機械は、横ばい圏内の動きとなっている。
・ 化学は、円安により輸入品との価格競争が優位となっていることなどから、緩
やかに増加している。
・ 鉄鋼は、重電インフラ・生産設備向けを中心に、緩やかに増加している。
・ 窯業・土石は、コンクリート二次製品・生コンなどで、高めの水準が続いてい
る。
雇用・所得環境は、基調としては緩やかに改善している。

有効求人倍率は、緩やかな上昇傾向にある。

雇用者所得は、概ね前年並みとなっている。
2.物価

1 月の消費者物価指数(前橋市・生鮮食品を除く総合)は、前年を大幅に上回っ
た。
3.企業倒産

1 月の企業倒産は、件数、負債総額ともに前年を上回った。
4.金融

1 月の県内金融機関の実質預金残高は、個人預金の増加を主因に、前年を上回っ
た。

1 月の県内金融機関の貸出金残高は、法人向けの増加を主因に、前年を上回った。
以
3
上
群馬県主要金融経済指標
1.実体経済
(1)個人消費
▽大型小売店販売額
(前年同期〈月〉比・%)
13/
14/
10-12月 1-3月
4-6月
7-9月
14/
10-12月
8月
9月
10月
11月
12月
15/
1月
2月
全店ベース
▲ 0.1
4.0
▲ 2.9
0.0
▲ 0.4
1.4
0.2
▲ 1.6
1.1
衣料品
▲ 5.6
▲ 2.3
▲ 6.8
▲ 1.3
▲ 1.8
▲ 0.7
3.1
▲ 4.5
▲ 1.7
0.8
n.a.
n.a.
2.4
4.5
0.2
1.1
0.4
2.8
▲ 0.4
▲ 0.2
2.2
▲ 0.7
n.a.
n.a.
▲ 2.5
6.5
▲ 7.8
▲ 2.0
▲ 1.6
▲ 1.1
0.3
▲ 3.4
0.2
▲ 1.8
n.a.
n.a.
▲ 0.9
3.0
▲ 3.4
▲ 0.9
▲ 0.6
0.3
▲ 0.4
▲ 1.7
1.0
▲ 0.9 p ▲1.7
n.a.
飲食料品
その他
既存店ベース
▲ 0.8 p ▲1.5
n.a.
(注)「p」は速報値、「r」は訂正・改訂値(以下同じ)。
(出所)経済産業省「商業動態統計調査」
▽乗用車新車登録台数
(前年同期〈月〉比・%)
13/
14/
10-12月 1-3月
乗用車計
4-6月
7-9月
14/
10-12月
8月
9月
10月
11月
12月
15/
1月
2月
18.4
19.9
3.5
1.1
▲ 1.1
▲ 7.9
2.0
▲ 4.1
▲ 3.9
4.7 ▲ 19.1
n.a.
普通乗用車
18.7
28.1
▲ 0.3
7.0
▲ 5.5
0.2
10.7
▲ 4.9
▲ 9.0
▲ 2.6 ▲ 24.1
n.a.
小型乗用車
4.0
7.7
▲ 1.4
▲ 5.4
▲ 9.6
▲ 5.3 ▲ 12.7 ▲ 16.5
▲ 9.9
▲ 1.6 ▲ 14.3
n.a.
軽乗用車
32.9
24.7
10.0
2.3
4.8
15.3 ▲ 18.9
n.a.
9.1 ▲ 15.1
8.7
7.4
(注)乗用車計は、普通乗用車、小型乗用車、軽乗用車の合計。
(出所)群馬県自動車販売店協会「県内新車登録状況」、群馬県軽自動車協会「軽自動車新車販売速報」
(2)住宅投資
▽新設住宅着工戸数
(前年同期〈月〉比・%)
13/
14/
10-12月
1-3月
着工戸数計
4-6月
7-9月
10-12月
14/
8月
9月
10月
11月
12月
15/
1月
2月
27.7
14.4 ▲ 19.2 ▲ 17.8 ▲ 19.4 ▲ 16.9 ▲ 28.0 ▲ 20.5 ▲ 23.3 ▲ 13.7
3.7
n.a.
持家
33.4
7.7 ▲ 17.6 ▲ 24.5 ▲ 25.7 ▲ 21.6 ▲ 25.0 ▲ 26.9 ▲ 26.3 ▲ 23.6
▲ 8.1
n.a.
貸家
14.9
29.2 ▲ 15.5
▲ 8.6
38.2
n.a.
分譲
46.7
13.4 ▲ 28.5
▲ 6.0 ▲ 23.1 ▲ 11.9 ▲ 18.9 ▲ 29.1 ▲ 50.7
▲ 8.6
n.a.
▲ 6.0
▲ 6.8 ▲ 43.1
5.7
▲ 2.6 ▲ 16.5
42.3
(出所)国土交通省「建築着工統計調査」
(3)公共投資
▽公共工事請負金額
(前年同期〈月〉比・%)
13/
14/
10-12月
1-3月
請負金額計
国
11.3
16.5
▲ 37.4 ▲ 33.7
4-6月
29.5
7-9月
10-12月
14/
8月
9月
10月
11月
1.5
▲3.3
▲10.7
13.0
14.5
2.2
▲ 7.7 ▲ 19.5
56.7
▲69.8
2.6倍
23.4
2.4倍
▲22.3
16.6
▲ 0.1 ▲ 17.7
19.4 ▲ 14.6
35.8 ▲ 24.1
県
19.5
26.1
1.1
▲ 8.7
▲6.5
市町村
19.1
11.9
77.2
7.9
▲11.1
(出所)東日本建設業保証(株)群馬支店「県内公共工事の前払金保証取扱高」
指標1
12月
15/
1月
▲31.5
2月
34.1 p▲29.9
▲32.1 r▲83.0 p▲78.5
▲4.9 r
▲47.5
5.1 p▲ 4.3
2.3倍 p▲44.8
(4)設備投資
▽建築着工床面積
(前年同期〈月〉比・%)
13/
14/
10-12月
1-3月
民間非居住用
36.8 ▲ 30.5
4-6月
7-9月
65.8
▲ 6.1
14/
10-12月
8月
▲ 0.3
9月
10月
33.7 ▲ 33.6
11月
12月
15/
1月
41.3 ▲ 16.4 ▲ 34.9
2月
2.6倍
n.a.
(出所)国土交通省「建築着工統計調査」
▽設備投資額(含むソフトウェア投資額、土地投資額)
13年度
(実績)
(前年度〈同期〉比・%)
14年度
(計画)
下期
上期
上期
下期
4.5
5.5
3.6
▲ 0.3
6.5
▲ 6.3
製造業
0.6
▲ 9.4
9.4
13.2
33.4
▲ 2.1
非製造業
12.2
37.2
▲ 7.4
▲ 23.9
▲ 31.5
▲ 15.1
全産業
(出所)日本銀行前橋支店「群馬県企業短期経済観測調査結果(2014年12月)」
(5)輸出
▽輸出額
(前年度〈同期〉比・%)
13年度
(実績)
上期
32.5
製造業
14年度
(計画)
下期
28.4
36.3
上期
下期
11.4
13.3
9.6
(出所)日本銀行前橋支店「群馬県企業短期経済観測調査結果(2014年12月)」
(6)生産
▽鉱工業指数
(季節調整済前期〈月〉比・%)
13/
14/
10-12月
1-3月
4-6月
7-9月
14/
10-12月
8月
9月
10月
11月
12月
15/
1月
2月
生産
1.0
3.8
1.1
▲ 3.9
2.6
▲ 2.9
6.0
▲ 2.7
r 3.9
▲ 0.6
n.a.
n.a.
出荷
2.7
0.8
0.4
▲ 0.7
1.5
▲ 2.9
7.2
1.3
r▲7.4
5.2
n.a.
n.a.
在庫
▲ 12.7
▲ 1.6
4.2
4.3
▲ 2.2
0.0
1.0
▲ 1.1
2.6
▲ 3.7
n.a.
n.a.
(注)在庫の四半期のみ期末月の値。
(出所)群馬県「群馬県鉱工業指数」
(7)雇用・所得環境
▽雇用・所得関連指標
(%)
13/
14/
10-12月
1-3月
10月
11月
12月
r 1.07
r 1.16
1.15
r 1.13
r 1.18
r 1.12
r 1.14
r 1.16
r 1.17
r 1.20
有効求人数
r▲3.2
r 2.1
r▲2.5
r▲2.7
r 4.0
r▲0.9
r
1.8
r
2.5
r
r
有効求職者数
r▲3.7
r▲5.3
r▲2.1
r▲1.0
r▲0.3
r
r
0.3
r
0.2
就業地別有効求人倍率(倍)
r 1.03
r 1.11
1.14
r 1.13
1.15
新規求人数
r 0.0
r 1.1
r▲3.1
r▲4.1
13.2
8.6
1.3
▲ 1.3
▲ 0.3
1.7
所定内給与
有効求人倍率(倍)
(参考)
4-6月
7-9月
14/
10-12月
8月
0.7
9月
15/
1月
2月
1.17
n.a.
0.3
▲ 3.6
n.a.
r▲0.2
r▲2.4
▲ 1.0
n.a.
0.7
r 1.12
r 1.11
r 1.13
r 1.15
r 1.17
1.18
n.a.
r 7.0
r
r
6.4
r▲1.3
r
r▲1.3 ▲ 11.2
n.a.
▲ 3.7
▲ 6.6
▲ 4.8
▲ 5.4
▲ 4.6
▲ 7.9
▲ 7.1
n.a.
n.a.
0.1
0.1
0.7
▲ 0.4
0.4
0.8
0.6
0.7
n.a.
n.a.
▲ 0.3
0.8
▲ 0.6
▲ 1.3
0.1
0.0
▲ 1.2
▲ 2.2
▲ 1.0
n.a.
n.a.
▲ 0.3
▲ 1.4
▲ 0.3
▲ 0.5
▲ 1.0
▲ 0.7
▲ 0.1
▲ 0.5
▲ 1.7
▲ 0.8
n.a.
n.a.
所定外給与
13.1
9.9
4.0
▲ 4.2
▲ 4.7
▲ 3.4
▲ 5.1
▲ 3.9
▲ 5.7
▲ 4.5
n.a.
n.a.
特別給与
4.5
6.3
4.8
0.4
▲ 1.5
45.4
89.6 ▲ 31.0
▲ 7.2
▲ 0.9
n.a.
n.a.
0.5
▲ 0.5
0.9
▲ 0.5
▲ 0.6
▲ 0.3
▲ 1.6
▲ 0.3
n.a.
n.a.
所定外労働時間
常用労働者数
一人当たり名目賃金
雇用者所得
4.1
0.4
▲ 0.4
4.9
(注1)有効求人倍率(就業地別含む)は季節調整値。有効求人数、有効求職者数、新規求人数は季節調整済前期(月)比。
それ以外は前年同期(月)比。
(注2)所定外労働時間、常用労働者数および一人当たり名目賃金は事業所規模5人以上ベース。
雇用者所得は、常用労働者数(指数)と一人当たり名目賃金(指数)の積。
(注3)有効求人倍率(就業地別含む)、有効求人数、有効求職者数、新規求人数は、季節調整替えに伴い、
14/12月以前の計数を遡って訂正。
(出所)群馬労働局「労働市場速報」、厚生労働省「職業安定業務統計」、群馬県「毎月勤労統計調査」
指標2
2.物価
▽消費者物価指数(前橋市) 13/
14/
10-12月
1-3月
総合
1.2
(前年同期〈月〉比・%)
4-6月
7-9月
14/
10-12月
8月
9月
10月
11月
12月
15/
1月
2月
1.6
3.8
3.6
3.2
3.4
3.6
3.7
3.0
3.0
3.1
n.a.
生鮮食品を
1.0
1.3
除く総合
(出所)総務省「消費者物価指数」
3.4
3.4
3.3
3.3
3.3
3.6
3.2
3.2
3.0
n.a.
3.企業倒産
▽企業倒産件数・負債総額(負債額1,000万円以上)
13/
14/
10-12月
1-3月
4-6月
倒産件数
▲ 15.8 ▲ 16.7 ▲ 34.2
負債総額
▲ 31.8 ▲ 76.6
7-9月
(前年同期〈月〉比・%)
14/
10-12月
8月
6.5 ▲ 18.8
9月
57.1 ▲ 30.0
28.5 ▲ 23.0 ▲ 37.3 ▲ 59.7
2.7倍
10月
11月
12月
15/
1月
2月
12.5 ▲ 33.3 ▲ 25.0
22.2
n.a.
12.3 ▲ 46.5 ▲ 53.5
2.1倍
n.a.
(出所)(株)東京商工リサーチ「群馬県企業倒産整理状況」
4.金融
▽県内金融機関の実質預金残高および貸出金残高
13/
6月
9月
12月
14/
3月
(末残前年同月比・%)
6月
14/
8月
9月
10月
11月
12月
15/
1月
2月
実質預金
1.9
2.3
2.5
2.7
2.6
2.4
2.1
2.1
3.0
2.5
2.9
n.a.
貸出金
1.2
0.9
2.4
2.2
1.7
1.9
1.8
2.3
2.3
2.2
2.8
n.a.
(注1)県内金融機関は、国内銀行(銀行本体の設立根拠が国内法に準拠している銀行<ゆうちょ銀行を除く>)および信用金庫、
信用組合、商工組合中央金庫、日本政策金融公庫、中央労働金庫、農業協同組合の群馬県内店舗。
(注2)実質預金(=「総預金」-「切手手形」)は、オフショア勘定を除く。
(注3)貸出金は、中央政府向け貸出およびオフショア勘定を除く。
(出所)日本銀行前橋支店
(参考)貸出約定平均金利
13/
6月
ストック・総合
1.733
(%)
9月
1.696
12月
1.682
14/
3月
1.654
6月
14/
8月
1.634
1.616
9月
1.597
10月
1.592
11月
1.595
(注1)対象金融機関は、群馬県に本店を置く地銀、地銀Ⅱおよび信金。ただし、地銀、地銀Ⅱは県内店舗分。
(注2)貸出約定平均金利は、対象金融機関から徴求した金利データを基に、貸出金残高で加重平均したもの。
(出所)日本銀行前橋支店
指標3
12月
1.579
15/
1月
1.569
2月
n.a.