【背景と目的】

29pmE133
化粧 品 中の 1
,
3-ジメチ ロー ル 5,
5-ジメチル ヒダ ン トイン とその分解物 の定量 に
ついて
○浅田 安紀子 1,土井 崇広 1,青山 愛倫 1,武田 章弘 1,田上 貴臣 1,梶村 計志 l
(
1
大阪府立公衆衛生研 )
【
背景 と目的 】
1
,
3
ジメチ ロール5
,
5
ジメチル ヒダン トイ ン (
DMDMH)は世界 中で汎用 されて
い る防腐剤 のひ とつである。 日本では DMDMHに対 して化粧 品中の配合上限が設
定 されてい るに も関わ らず 、簡便 な定量法が存在 していない。 その理 由 として、
DMDMHが水溶液 中で容易 に分解 し、
3種類 の分解物 との混合物 として存在 してい
ることが挙 げ られ る (
図 1)。
白
我 々は化粧 品中の DMDMHお よび
+
+
+
そ の分 解 物 を簡 便 に 定 量 可 能 な
中 が≠才 的J
1
旦
D
L
P
l
HP
LC による分析法 の開発 を 目指す
こととした。 また、分析 法開発 にあ
○
MDMHが市販
言
草
たって標準品 となる 3
J '
凶
亡
1
1
され ていなかったため、その合成 も
同時に検討 した。
】
:
⊥
ナ
」
:
H
図 1 DMDMH とそ の分解 物
【
結果 】
HP
LCを用いて、DMDMHお よびその分解物 3種類 を同時に定量できる方法 を
開発 した[
1
]
。この際 、
DMDMHを原料 とした 3
MDMHの選択的な合成 を達成 した。
また本分析法 を用いて、市販化粧 品中に含 まれてい るこれ らの化合物 を定量 し、
その存在実態 を明 らかに した。
[
1
]A.As
a
da
,T.Doi
,A.Ta
ke
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,K.Ka
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mur
a
,J.Phar
m.Bi
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d.Anal
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71
68(
201
2)
1
631
68.