マ ル チ レ ベ ル・マ ー ケ テ ィ ン グ と は

ビジネスの手法
アムウェイはすでに 年以上も前からこのやり方を確立
し、連綿と続けている。
方式だ。
明型の製品では、消費者の側から見ても便利で助かる販売
マルチレベル・
マーケティングとは
ある製品を気に入って使った人が、口コミを通じ、ほか
の誰かにもその製品を勧める。勧められた人は愛用者と
なって、またほかの誰かにも勧める。そして、人の輪が広
がりグループを形成する。販売や製品の愛用者の人の輪を
ベル・マーケティング(MLM)
」と呼ばれている。日本
ダイレクト・セリング、いわゆる直接販売とマルチレベ
ル(多層)式の報酬システムを採用した手法で「マルチレ
形態をご存知だろうか。
向けた広告宣伝もそれほど多くはない。こんな製品の販売
ナスと呼ぶ報酬を受け取る。店舗もなければ一般消費者に
本質だ。
トワークは拡がってゆく。それがアムウェイ・ビジネスの
もらう。その努力が報われて報酬を得る。絆が生まれネッ
単にモノを売ったり買ったりするという関係を超え、納得
ムウェイは人助けをして初めて何かが得られる」と話す。
何よりもこのビジネスの重要な点は人と人のつながり。
アムウェイの共同創立者の1人、リッチ・デヴォスは「ア
築いた人は、
その努力の評価として販売利益とともに、
ボー
アムウェイはこの方式の世界企業、米アムウェイの日本の
購入するというチャネル機能を保有するのが特徴だ。
ディストリビューターと呼ぶ販売者が製品の説明を十分
に行い、説明を受けた消費者が製品を十分に吟味しながら
る証券アナリストは言う。時代はアムウェイに近づいてい
そして売る側の顔が見えるマーケティングしかない」とあ
迎え苦闘している。
「消費の成熟化を打開するには顧客の、
した上で製品を買ってもらい、納得した上で製品を売って
現地法人である。
製品が生まれれば必ず流通が生まれる。ただ、これまで
流通の主役だった百貨店やスーパーは今、消費の成熟期を
顧客1人ひとりの顔が見える。フェイストゥフェイスで1
る。
経営
製品&研究開発
ビジネスの仕組み
アムウェイの生い立ち
へぇ
このビジネスは
店舗はいらないけど、
ネット上だけでは
できないの
私でも
始められるかしら?
この製品の
いいところはね…
そうなんだ!
ボーナスと呼ぶ
報酬もあるのよ!
人ひとりのライフスタイルやニーズを考慮しながら、販売
ディストリビューター( 販売者 ) が製品の説明を十分に行い、説明を受けた消費者
が製品を十分に吟味しながら購入するというチャネル機能が特徴
に十分に時間をかける販売方法。例えば高機能の製品や説
マルチレベル・マーケティング
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第1章 高品質とビジネス・オポチュニティを提供
平等なビジネス
踏み出せない、そういった理由で実現に至らないことがほ
イデアがない、あるいは失敗したときのリスクを考えると
「自分のビジネスを持ちたい」
「起業したい」そう考える
人は多い。しかし、現実は、資本がない、人脈、時間、ア
歴、性別などで左右されることはない。
に応じて支払われる。明快であり、他人の評価や経験、学
収入は、あらかじめ公表されている報酬システム(後述
のセールス&マーケティング・プラン参照)によって実績
経験、
学歴、
性別に関係なく始められるビジネス
とんどなのではないか。もし、あなたがその1人だとした
アムウェイはジェイ・ヴァンアンデルとリッチ・デヴォ
スの 人によって創業された。 人はアムウェイ以前にも
けだ。ビジネスにどれだけの時間を費やすかも本人の自由
できる限り少ないリスクでビジネスを始められるというわ
不満があれば一定期間は返品でき、
代金は全額戻ってくる。
アムウェイ・ビジネスを始めるに当たって必要な資金は
年会費3600円のみである。また、もし購入した製品に
どうだろう。
業として、あるいは毎月の家計を少しだけ楽にするため、
アメリカンドリームを実現したい、自由な環境を手に入
れて、自分が理想とする生き方をしたいという人から、副
ネスモデルを作り上げた。
に、その機会を提供したい」という考えのもと、このビジ
数多くの事業を立ち上げてきた起業家である。その経験と
ら、そういった不安要素なしに起業できる機会があったら
であり、地域の割り当てや制限もない。当然、ノルマのよ
お小遣い程度の収入を得たいという人まで、さまざまな理
由でアムウェイ・ビジネスに参加する。そして、アムウェ
哲学から「自分自身で成功したいと思っているすべての人
うなものもない。
以上の人々がディストリビューターとなっている。この実
イは今や世界100以上の国と地域に展開し、300万組
ビジネスの仕組み
アムウェイの生い立ち
第20回アムウェイ・ナショナル・コンベンション(東京ドーム)でスピーチするリッチ・デヴォス
あなたが行うことは至ってシンプルだ。カタログを見た
り、紹介者(スポンサーと呼ぶ)の説明を聞いたりして欲
2
しいと思った製品を購入する。使ってみて気に入った製品
2
績がビジネスモデルの確かさの証明と言えるのではないだ
いつでも
仕事ができる!
理想的〜
製品&研究開発
熱く語るリッチ・デヴォス
を周囲の知り合いに勧めていく。また、ビジネスについて
経営
このお小遣いで
孫に何か買って
やれるわい
ろうか。
家計の足しに
なるわ
も伝える。その繰り返しの中でグループができてくる。
誰でも始められるビジネス
副収入が
ほしい!
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2
第1章 高品質とビジネス・オポチュニティを提供
ビジネスグループの形成
人が人を助け、
ビジネスの質を高めていく
やパーティを開き、
「人間形成に必要なことを学んでいる」
んというディストリビューターをスポンサリングしたから
の仕方を学ぶだけではなく、製品を売るために人のライフ
ミュニティは常に実行している。売り方やスポンサリング
このようなコミュニティでの情報の入・出力を通じて、
ビジネスの質を高めていく。それを、このアムウェイのコ
(ディストリビューターの船曵敦也さん)
。
といって、
それだけではAさんは一銭の利益も得られない。
スタイルについても考える。ディストリビューターの哲学
アムウェイは人と人のつながり、輪を持って成立するビ
ジネスである。これまで見てきたように、アムウェイ・ビ
ビジネス・収入を大きくするには、製品の流通を大きく広
援したりするなど少なくとも助け合いの精神はあった。し
日本にも地域を中心としたコミュニティが形成され、こ
れまでは助け合いが行われたり、困り事の際にはともに支
ジネスはAさんというディストリビューターが新規のBさ
げる努力が必要である。
いる。
いるアムウェイのビジネスでは、人を助けて初めて何かが
に触れ、自分の考え方を明確にする。そんな機能を持って
だからAさんがさらに大きなビジネスを構築しようと思
えば、Bさんも売り上げを上げて、収入を得られるように
得られる。つまり、AさんはBさんが売り上げを上げ、収
かし核家族化が進み、従前のコミュニティのカタチは崩れ
手伝っていくことになる。人との分かち合いを大切にして
入を得られるように助け、その見返りとして報酬がもらえ
ている。隣のおばあちゃんに叱られたり、隣人を助け、助
けられたりという相互扶助の精神は希薄化している。
るという仕組みだ。
グループ
ビジネスの仕組み
…
使い方は
簡単ですか?
今回の新製品の
特徴はですね
アムウェイの生い立ち
グループでミーティングやパーティを開催し、情報を交換したり、製品知識や売り方
など、
ビジネスのノウハウを入手する
アムウェイのビジネスは同じ目的意識を共有した新たな
コミュニティとも言えるが、それは単に利潤追求だけに形
それゆえ、アムウェイのビジネスにおいては常に人が人
を助けるという輪ができる。アムウェイではこれをグルー
がんばって!
プと呼んでいるが、アムウェイのビジネスはグループを
製品&研究開発
そうですね
この場合は…
成されたコミュニティではない、新しい機能を保有する新
この製品の
特徴は…
もって「新しいコミュニティのカタチ」を形成していると
がんばって!
しいコミュニティのカタチと言える。
経営
この製品は
ここがこうで…
いっても過言ではない。グループは小さなミーティング
「新しいコミュニティのカタチ」を形成するディストリビューター
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第1章 高品質とビジネス・オポチュニティを提供