本物を診る! 珠玉の乳幼児の診察法 乳 幼 児 の お 腹 の 診 か た ※ 大人と子どもは違う。当然のことです。が、診察法については、 子どもの気持ちに合わないことがあります。例えば、腹部の触診・・・ ※ 大人では、ベッドに仰臥位になってもらい、膝を曲げて、力を 抜いてもらうのが基本です。が、乳幼児から学童期を通じて、子ど もでは、しばしば緊張し、触診し辛くなります。本物がみえない! ※ 乳児では、保護者に抱いてもらっ ての触診(図左)となりますが、この際 に、保護者は乳児の体を倒すこと(図 中)が多々あります。この姿勢では、 おなかの視野が広がりますが、しか し、乳児の腹筋に力が入り、“本物が触れない”のです。 乳児が自分で椅子に座っている姿勢を保持し、 「おめめをみせて」 と促す誘いをします。幼児や学童が一人で座る場合、触診時に、お 腹を見ようとして前傾姿勢になること(図右)も多々ありますが、こ の際も腹筋に力が入り困ります。リラックスした言葉かけをし、目 を見つめ合う姿勢を維持することで、“本物が触れる”のです。 ※ 乳幼児の腹部触診 ⇒“本物を診る”ための配慮が不可欠です。 生活者の幸せを担う地域医療の実践を誇りとして 国民健康保険智頭病院 〒689-1402 鳥取県智頭町 TEL.0858-75-3211
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