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(別紙)
平成 27 年度
No
1
金沢市食品衛生監視指導計画(案)に対する意見に係る金沢市の考え方
市民からの意見・要望の要旨
今年6月に「食品表示法」が新たに施
市の考え方(対応)
本市では、食品事業者等に新制度を周
行され、これまで任意であった「栄養成 知するために講習会等あらゆる機会を通
分表示」が新しく義務化となりました。 して食品表示に関する情報提供を行い、
製造・販売業者の方に対して、情報の提 適正表示の指導及び啓発等に努めます。
供とともに義務化に備えた対応について
また適正な表示による消費者への情報
要請いただきますようお願いします。ま 提供と同時に情報を正しく理解すること
た、消費者に対しては、その中の記載情 も大切であることから、市民への講習会
報を通じ食の選択と健全な食生活の実践 や意見交換会等の機会を利用し普及啓発
に役立てられるよう、広くお知らせをし に努めていきます。
ていただきますようお願いいたします。
2
臨時の屋台には、通常的に食品の提供
本市では,イベント等で模擬店を行う
に従事しない者が基本的な衛生管理を身 場合は、事前に「模擬店届」を提出して
につけないまま従事するケースもあるの いただいています。その際に、ご指摘の
ではないでしょうか。食品を提供するこ とおり食品を提供することのリスクを説
とはリスクを伴うことを事業者に周知さ 明し、取扱い可能な食品を制限していま
せる必要があります。従事者の体調管理 す。また食品の衛生的な取扱についての
の他、手洗いの重要性や手袋の着用など、 チラシを配布するとともに、必要に応じ
食の衛生に関する事前チェックシートな て食品衛生講習 会の 開催も行ってい ま
どを用い、その役割の重要性を周知させ す。今後とも、食中毒の未然防止の観点
ていく必要があるものと思われます。
3
食品の異物混入に関する問題がマスコ
から、衛生管理の周知に努めて参ります。
本市では、年間を通じて実施している
ミ等で大きく報道され、消費者には不安 監視指導の中で、施設等の衛生管理状況
な声が広がりました。
をチェックし、衛生的に不備があれば指
今回の事象は、食を提供するすべての 導を行っており、食中毒等食品事故発生
施設での課題として考える必要があると の防止を図っているところです。
思われます。北陸新幹線も開通し、多く
異物混入 防止 のため の指導事項と し
の観光客が来沢します。金沢の食のイメ て、①異物混入防止対策の徹底②衛生教
ージが損なわれることのないよう、厨房 育の徹底③点検及び措置の徹底④保健所
内での危険物の排除等、飲食業としての 等への報告の徹底を掲げ、食品等事業者
自覚と責任を食品衛生研修会等の場を通 に対し引き続き、監視指導を実施して参
じて一層の呼びかけをお願いします。
ります。
No
4
市民からの意見・要望の要旨
食中毒の発生件数や健康被害の発生者
市の考え方(対応)
食品衛生知識の普及啓発については、
数は依 然として 高水準で推移し ていま 市民向け出前講習会、保健所ホームペー
す。
ジにおける食中毒予防に関する情報、食
生肉のリスクは一般に知られるように 中毒予防等のリーフレットで啓発してき
なってきましたが、野菜を生で食べるこ たところで、ご意見を踏まえ、様々な媒
とのリスクを認識している人は多くはな 体を活用しながら、今後もより分かりや
いのではないでしょうか。野菜を生食す すい情報提供に努めて参ります。
る場合は流水でよく洗うことや肉などを
調理した包丁やまな板で生野菜を調理す
ると、菌が野菜に付着するリスクがある
こと、十分乾燥されていないフキンなど
は細菌繁殖の温床となることなど、身近
な話題や事例を通し、食中毒防止に関す
る情報を引き続き発信し注意を促してい
ただきますようお願いいたします。