「神戸市自転車等の放置の防止及び自転車駐車場の整備に関する条例の一部改正(案)」に対する意見の概要及び神戸市の考え方（※ご意見の内容は、いただいたご意見の主旨を損なわない範囲で要約しています。）意見提出件通数：３通（９件）意見の概要１．附置義務関係１ビルの屋上に設置されている駐輪場は使いにくい。自転車でＥＶを利用して屋上まで行くのが大変であるので、数台分は地上に整備してほしい。神戸市の考え方これまで附置義務については、自転車駐車場の設置規模しか定めていませんでしたが、改正にあたっては、自転車駐車場の設置に際し、その構造や設備についての必要な技術基準を定めることとしています。２ビルの駐輪場がどこにあるかわからないので、ビルの玄関口に駐輪場の案内板を設置してほしい。上記技術基準の中で、自転車駐車場の位置や、経路を示す表示板を見やすい場所に設置することなどについても定めることとしています。３飲食店やコンビニ、映画館等にも駐輪場設置を義務づけてほしい。自転車駐車場設置の対象となるのは、近隣商業地域及び商業地域における小売店、銀行、遊技場であり、施設の規模によって自転車駐車場の設置規模を定めています。対象施設の拡大については、対象とする施設や自転車駐車場設置の規模などについて十分に調査を行い、他都市での事例も踏まえて、定める必要があると考えています。これに加え、今回の条例改正の効果も踏まえながら、今後の課題として検討をいたします。４三宮にある駐輪場の場所がわからないの歩道上の放置自転車を減らし安全で安心で、駐輪場マップをつくってほしい（印刷物、な歩行者空間とするには、自転車を利用されＨＰ）。る方に駐輪場をご利用いただくことが必要です。ご指摘のとおり、駐輪場所が分かりにくいことも、放置自転車が発生する要因の一つであると考えています。ご要望のあった「駐輪場マップ」については、放置自転車対策として、例えば、新たに整備した駐輪場を広報する際に作成することなどを検討いたします。意見の概要２．その他５ここ数年、バリケードが設置されるなど路上に駐輪できる場所が狭められ、自転車敵視の度が過ぎた排除である。生活のため交通費の節約のため自転車に乗っている人が多いのに、美観にとらわれ厳しく規制し、弱者を苦しめないでほしい。神戸市の考え方路上の放置自転車は、都市の景観悪化だけでなく、歩行者や緊急車両などの安全な通行が妨げられるなど、近年、大きな課題となっています。今後も、安全で安心な自転車利用環境の実現に向け、放置自転車の撤去だけでなく駐輪場の整備も含めて、総合的に対策に取り組んでいきます。６自転車を取り締まるより、駐輪場所を整備すべきだ。駐輪対策については、これまで主に通勤・通学に対応した市営駐輪場を整備してきましたが、近年は、買い物利用などの短時間無料の機械式駐輪場を歩道上に導入するなど、多様化する駐輪ニーズに対応した取り組みも進めています。また今回の条例改正では、附置義務による自転車駐車場の設置に際し、その構造や設備について必要な技術基準を定めることにより、利用しやすい駐輪場が整備されるよう改善していきます。７神戸市は観光客に自転車を貸し出す計画があるが、現状の道路事情をみるとよくない計画である。神戸市では、都心での回遊性向上を目的に、自転車の貸出し返却拠点を整備するコミュニティサイクル事業の導入を進めています。コミュニティサイクル事業を拡大し、自転車を複数の人が共同利用することにより、都心地域の自転車総量の抑制と放置自転車の減少につながると考えています。８高架下の南北道路に駐車している自動車を取り締まらないため、自転車は極めて危険な車道部を走らなければならない。本市では、平成 24 年 6 月に「神戸市自転車利用総合環境計画」を策定し、駐輪対策のほか自転車走行空間についても整備を推進することとしています。今回ご指摘のあった路上駐車の取締りについても、所管である警察に対し、取締りの強化を働きかけていきます。意見の概要９神戸市の考え方本市では、各駅の自転車の集中台数に対新開地駅では有料と無料の駐輪場が近くにあり、上沢駅や新神戸駅では無料の駐輪場し、駐輪場の収容台数が十分確保されておがある。駅付近では有料駐輪場が多い中で、り、かつ、周辺の放置自転車が少ない駅を対象に、無料化しても適正に利用される箇所を公平性を大事にしてほしい。無料駐輪場としております。また、周辺の放置自転車の抑制を目的に、利用率を向上させる必要のあるブロックにつきまして、一部無料としております。今回、ご指摘のありました有料・無料駐輪場の公平性については、自転車利用者の増加や駅周辺の放置状況、駐輪場の利用状況等を見ながら、駅の特性に応じた管理運営を行っていく中で、検討いたします。