認知症状を引き起す主な疾患(4ページ)(PDF:184.9KB)

●認知症状を引き起こす主な疾患
脳血管性認知症
アルツハイマー型認知症
脳梗塞や、脳出血などの脳血管障害によっ
て神経組織が壊れて、その結果認知症が現わ
れるものをいいます。
認知症の原因疾患の中でも約半数を占める
病気です。脳内に異常なたんぱく質が蓄積す
ることで、脳の神経細胞が急激に壊れてい
き、脳が委縮するために起こる病気です。
進行は階段状に悪化するのが特徴で、症状
の出現はまだらなことがあります。また、物
忘れなどの記憶障害より、運動障害や感情障
害が目立ちます。
進行は比較的緩やかで、多くの場合、物忘
れから始まり、時間、場所、人などの見当が
つかなくなります。妄想などの人格的な変化
が起きやすいのも特徴です。
レビー小体型認知症
前頭側頭型認知症
脳の大脳皮質の神経細胞に「レビー小体」
という組織異常が多数みられるのが特徴。認
知機能を司る大脳皮質が障害され、さまざま
な認知機能障害を引き起こします。
脳のなかの前頭葉と側頭葉の神経細胞が少
しずつ壊れていくことによって、いろいろな
症状が出てくる認知症です。
初めに現れる症状は、性格変化や行動異常
で物忘れではありません。そのため、性格が
変わっただけと思われ、病気の発見が遅れが
ちになります。病気の始まりから終わりま
で、性格変化と行動異常が目立ちます。
具体的でリアルな「幻視」(実際には無いも
のが見える)が特徴で進行すると物忘れなどの
認知症の症状、パーキンソン病の症状に似た
運動機能の障害などが出てくる。
※このほかにも原因となる疾患は数多くあります。
脳の中に血の塊が出来て脳を圧迫する「慢性硬膜下血腫」や、水が溜まって脳を圧迫
する「正常圧水頭症」など治療をすることで治る病気の場合もあります。
認知症かもしれないと思ったら・・・
認知症は早期発見・早期治療で
症状を軽減したり、進行を遅らせたり
する事ができます!!
自分や身近な人の異変に気づいたら、
一度かかりつけ医に相談しましょう!!
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