海洋工事支援システム KaiyoKouji 1 1.概要 KaiyoKouji は、GPSからの位置データを取り込み目標位置にグラブを誘導する時に使用するプログラムです。 グラブ位置頭部に付けられたGPSによりグラブの位置を正確に知る事が出来ます。指定された目標に施工を行った時の位置を記憶します。 2.基本性能 (1)設定できる座標系は、世界測地系、羽田系、旧日本測地系、任意のローカル座標に対応しています。 (2)背景図に海図データ、施工区域データ、DXFファイルを読込み、表示する事ができます。SIMA形式の施工予定データの読込みも可能です。 (3)施工予定を座標登録することが可能です。更に3点の座標を指定して、その3点を基準とした四角形領域内に予定位置を一括作成する事もできます。 (4)登録した施工位置を一覧から選択する事ができます。また登録した施工位置をパソコン画面上からマウスで指定することも可能です。 (5)施工の際は、目標位置までの距離、目標位置に対する左右のズレ量、行け量、GPS情報をパソコンの画面上に表示します。 (6)クレーン室とブリッジを無線LANで連動し、双方からの施工位置への誘導、施工位置の記録が可能です。 (7)クレーン室側、ブリッジ側のどちらか一方にGPS1台を設置し、船体座標から計測位置を計算して施工位置への誘導・記録が可能です。 (8)記録した施工済みエリアをパソコン画面上に再現することができます。また、実績図として印刷することが可能です。 (9)施工済みエリアデータをテキスト出力のCSV形式で出力します。 (10)パソコン2台(無線LAN連動)、パソコン1台(クレーン室側、ブリッジ側)、GPS台数、ジャイロ等、複数のGPS構成に対応しています。 3.動作環境 ・OS ・本体 ・メモリ ・画面解像度 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ Windows XP、 Windows Vista Pentium 以上の CPU を搭載した本体 1024MB以上 1024×768 以上 2 4.システム構成図(例) DGPS(SBAS)A100 または、RTGPS クレーン室 方位検出機能付き DGPS VS100 または、RTKGPS 2台 RS-232C 作業用パソコン ブリッジ 無線LAN 無線LAN 作業船(ガット船、浚渫船、) 3 RS-232C 作業用パソコン 5.パソコン画面(例) 目標位置、目標船体(黄色) グラブ、本船位置(水色) 位置ずれ GPS情報 ・ 「位置ずれ」や「GPS情報」を画面上で確認 する事ができます。 ・表示画面を「拡大・縮小」する事ができます。 また画面の表示位置を矢印キー(↑↓←→) で移動する事もできます。 ・目標船体(黄色)に本船(水色)またはグラ ブを合わせ、施工完了ボタンを押し、記録し ます。 行け量 船体方位・目標船体ずれ クレーン室とブリッジのパソコンの画面が無線LANによって連動します。双方からの誘導・確認・施工記録が可能です。 4
© Copyright 2024 ExpyDoc