―那珂市の人口動向分析と将来推計― (人口の推移) ○平成12年(2000年)の55,069人をピークに人口減少傾向にある。 ○平成27年(2015年)の推計値は53,142人、10年後の平成37年(2025年)には5万人を割り込む推計 ○25年後の平成52年(2040年)には42,625まで減少するとの推計 ○死亡が出生を上回り自然減のとなっている。平成18年から平成26年までの自然減は年平均140人減 ○社会増減は年によって転入超過、転出超過を繰り返しているが、平成18年から平成26年までの年平 均は約40人の社会増 ○平成18年(2006年)から平成25年(2013年)までに818人減少、年間平均は約100人減 ⇒この100人減にどう対処していくか(自然減の抑制と社会増の維持)が課題 那珂市の総人口 60,000 55,069 50,000 40,000 人 口 ( 人 ) 53,142 49,669 44,768 42,625 30,000 総人口 20,000 10,000 社人研推計値(2013.3) 0 ※平成22年までは国勢調査、平成27年以降は国立社会保障・人口問題研究所による推計値 合併後の総人口の推移 55,000 54,702 54,618 総人 54,500 54,223 54,593 54,000 53,963 転 入 ・ 2,000 転 出 1,500 出 生 ・ 死 1,000 亡 数 ( 500 人 / ( ) 転入 53,000 52,000 53,884 54,222 人 口 53,500 人 52,500 53,965 54,385 転出 死亡 出生 ※茨城県常住人口調査(1月1日基準)、平成27年は社人研の推計値 3 53,142 ) 0 (社会増減の状況) ○若年層の転出超過が大きな要因。進学や就職目的で転出すると推測される。 ○転出先は南関東(首都圏)が多く、その中でも東京都が一番多い。 ○県内の状況は、県北地域からの転入が多く、県央(主に水戸市>地域、県南地域への転出が多い。 ○30歳以降は転入超過に転じている。ここの階層がどれだけ転入してくるかで、社会増減が決まる。 ○進学や就職を求めて、若年層が首都圏や水戸市、県南地域へ転出する一方で、那珂市周辺地域か ら30歳代以降の層が定住地として那珂市を選択している傾向がうかがえる。 ⇒若年層の転出への取組と合わせて、30歳代以降の移住、定住をいかに促進するかが課題 年齢階層別・男女別転入転出状況 150 転入超過 100 50 転入転出状況 女 0 転入転出状況 男 転入転出状況 総 数 △ 50 △ 100 転出超過 △ 150 ※男女・年齢(5歳階級)別死亡,転入及び転出者数(平成25年) 全国地域別人口移動状況 50 転入超過 0 東北 北関東 南関東 中部 関西 中国 四国 九州 国外等 △ 50 転出超過 △ 100 △ 150 ※平成18年~平成26年までの平均 県内地域別人口移動状況 200 150 転入超過 100 50 0 △ 50 県北 県央 県南 県西 転出超過 ※平成18年~平成26年までの平均 4 鹿行 (将来推計) 那珂市人口の長期見通し(国提供システムで推計) ○パターン1(社人研推計) 2040年(平成52年)約42千人、2060年(平成72年)約32千人 ○パターン2(日本創成会議推計) 2040年(平成52年)約42千人 ○シミュレーション1(社人研推計+出生率上昇) 2040年(平成52年)約45千人、2060年(平成72年)約39千人 ○シミュレーション2(社人研推計+出生率上昇+社会増減無) 2040年(平成52年)約45千人、2060年(平成72年)約39千人 人口の長期的見通し(2010年を1.0とした指数) 1.2 は2.1とする。 54千人 1.0 45千人 40千人 0.8 42千 人 0.6 39千人 32千人 0.4 パターン1(社人研推計準拠):総人口 パターン2(民間機関推計準拠):総人口 0.2 シミュレーション1(パターン1+出生率上昇):総人口 シミュレーション2(シミュレーション1+移動ゼロ) 0.0 2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2050 2055 2060 ※シュミレーション1,2は出生率が2025年(平成37年)までに1.8に向けて段階的に上昇、2030年(平成 42年) 以降 は2.1とする。 5
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