あ と が き 1月の中央教育審議会答 申は,学校教育法の規定 ( 第3 0条第 2項)により,その定義が常 に議 論 されてきた学力の重要な要素が明確 に示 された として,次の 3点 をあげています。 ( ∋ 基礎的 ・基本的な知識 ・技能の習得 ② 知識 ・技能 を活用 して課題 を解決す るために必要な思考力 ・判断力 ・表現力等 ( 彰 学習意欲 また, 3月には,「 生 きる力」をは ぐくむ とい う教育理念の重要性 を再確認 した上で,新 しい 学習指導要領が告示 されました。 これ らのことを踏 まえ,現在,当校 も,新学習指導要領の前倒 し実施や移行措置,そ して平成 2 3年度の全面実施 に向けて準備 を急いでいるところです。その中で,「 確かな学力」 をは ぐくむ 活用」 と 「 探求」 を関連づけて指導す るカリキュラム編成 と授業改善が具体 ため,「 習得 」や 「 的な課題 となっています。・ こうした教育の動向 と 「 創造的な知性 を培 う」第 2次研究 第 1年次研究の成果 と課題 を踏 まえ, 第 2年次研究 を進めて きました。その内容 は,「 生 きて働 く力 としての新 たな概念,認識,価値 学習内容の核 に対す る見方 をとらえ直す更新」 と 「 更新 観 を創 りあげる子 ども」の姿 を求め,「 納得のい くわか り」 された見方 をもとに,知識 ・ 技能 を関係づける再構成」を図る学びを通 して,「 にまで高めるカリキュラム と授業の改善です。 カリキュラム改善 については,「 生 きて働 く力 」 に向か う中心 となる資質 ・能力 を劫小 中の段 階制 を踏まえて設定す ること,授業改善は,学習過程の見直 し,更新 ・再構成 を図る学びを具現 する働 きかけの要件 を明 らかにす ることを課題 として研究 を進めてまい りました。 その取組の実際を, 研究協議会の全体発表や公開授業, 研究紀要等 を通 して報告いた します。「 納 得のい くわか り」 ,「 生 きて働 く力」 ,「 習得や活用 と探求 を関連づけた指導」等の視点か ら厳 しく ご検討いただ き,忌博のないご意見, ご指導 を賜 ります ようお願いいた します。 新学習指導要領実施 を目前 に控 え, どの学校 にとって も,「 生 きる力」 をは ぐくむ教育課程の 編成 と授業改善は,喫緊の課題です。本 日の研究協議会が一つの契機 とな り,各校の取組が ます ます充実 した ものになることを願 ってお ります。 最後にな りましたが,新潟県教育委員会 中越教育事務所指導主事の先生方 をは じめ,研究協力 員の皆様,そ して,研究協議会 にご参会いただいたた くさんの方々に,心 より御礼 申し上げます。 新潟大学教育学部附属長岡小学校 新 -1 5 7- 保 副校長 哲 衛
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