「中心静脈カテーテル関連血流感染」について紹介いたします;pdf

NO.10
2015 年 2 月
QIとは、Quality indicator
発行
医療の質を測る指標のことです。
委員会設置から 3 年が経過しました。設置の目的は、「医療活動の見える化」です。自分たちの医療活動を
QIを通して、経時的にみたり、他の医療機関と比べることで客観的に評価します。
健生病院では、現在全日本「医療の質の向上推進事業」に参加し、データの収集、分析に取り組んでいます。
「中心静脈カテーテル関連血流感染」について紹介いたします
血流感染は重篤な転帰となることが多いため、挿入時のマキシマムバリアプリ
コーションが推奨されています。院内感染対策の充実度、特に刺入部のケアや
一般的な清潔操作の遵守を反映する指標としてデータ収集されています。
2013 年 5 月まで感染者数を DPC データから抽出していましたが、QI 委員会でデータの精度を検証した結果、
カテーテル感染ではない患者さんが相当数含まれていることが発覚!!しました。そこで 2013 年6月から感
染の判断基準にあてはまる患者を正確に抽出するために、血培陽性者から検索してく方法に変更しています。
その結果、感染率が低い推移で一定しており昨年度は全日本民医連加盟施設のうちでも上位になっています。
当院の中心静脈カテーテル関連血流感染
カテーテル感染対策として・・・・・
(1000挿入日数あたりの発生件数)
・挿入時のマキシマムバリアプリコーション
・クロルヘキシジンアルコールでの皮膚消毒
・挿入部位の選択(鼠径は感染率が高い)
・薬剤注入時の清潔操作 etc 沢山あります
これからもカテーテル感染を防止するために
対策の徹底をお願いします
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
感染者抽出方法変更
4.76
4.12
2.81
1.81
2.32
後
1.69
1.73
0.65