オリエンテーションゼミナールの授業の進め方 2015年4月6日 授業担当:和久井道久(居室:第4学舎1号館教授棟2階) • 事前に、教科書の指定された範囲を読み、その中の*印のついた演習問題を配布された用 紙に解答します(余裕があれば、*印のついていない問題も解きましょう)。さらに、事前 に渡されたプリントの問題(教科書の要約)に答えます。これらはすべて家庭学習です。 • 理解度に応じて、個別メニューを課すことがあります。 • これらを授業のある日の12時15分までに、私の研究室に提出しに来てください。 • 提出された答案を全員分コピーし、授業開始時に渡し、授業終了時に回収します。 • 授業開始後約1時間で、黒板を使って、事前に読んできた内容や演習問題の解答を説明し たり、それに対して質疑応答したりします。 • 後半の約30分で、各自の答案の修正を行います。修正できたと思ったら、教員にチェック を受けます。少なくとも1回はチェックを受けなければなりません。チェックを受けて、 OKならば提出して終了です。そうでない場合には、直して再度チェックを受けます。 • 授業終了時に今回の分を必ず提出してください。 • 提出された答案は次回の授業時に返却します。 • 授業中の携帯電話やipodなどの電子機器の使用を禁止します。外から見えないように、鞄 の中にしまって下さい(机の上に置くことも禁止)。守られていないことが発覚したときに は、その都度、演習点に -1点を加えます。 • オフィスアワーを授業のあった週の木曜日午後3時 午後4時30分に設定しました(4月16 日は午後4時10分まで)。解き方が思い浮かばない、例題を真似しようとしたけれどうまく いかなかったときには、問題を解くためのヒントを出したり方針を教えたりしますので、 私の研究室まで質問に来てください。 成績評価の方法 • この授業は、出席と事前の家庭学習の準備度(充分に時間をかけて取り組んでいるか、期 限までに課題を提出したか)と授業当日の受講態度(チェックを受けに来たか、修正できてい るか、居眠りしていないか)で評価します。 • 4回以上欠席すると自動的に不可になります。 板書での発表の仕方について 大きな文字で板書することを心掛けてください。ひたすら板書したあと説明するのではな く、適宜説明を挟みながら板書してください(聞き手を飽きさせない工夫をしましょう)。 教科書と参考書 〈教科書〉 ・ 和久井道久『大学数学ベーシックトレーニング』日本評論社, 2013年 〈参考書〉 ・ ゲアリー・チャートランド、アルバート・D・ポリメニ、ピン・チャン(鈴木治郎・訳) 『証明のたのしみ・基礎編』ピアソンエデュケーション, 2004 年 ・ 田中一之・鈴木登志雄『数学のロジックと集合論』培風館, 2003年 ・ 日本大学文理学部数学科・編『数学基礎セミナー』日本評論社, 2003年 予定している授業内容 第1回 基礎学力テスト 第8回 習慣的に使われる記号や言葉 第2回 大学で学ぶということ 第9回 集合の演算 第3回 学ぶためのヒントと道具/ 第10回 集合が等しいことの証明 第11回 述語論理 第4回 数学の教科書や授業に出てくる文字/ 第12回 定義と定理の構造 定理・定義などの基本的な用語 第13回 数の四則演算と大小関係に関する性質 第5回 集合の記法 第14回 複素数の定義 第6回 命題論理 第15回 3次方程式の解の公式 学術書の読み方 第7回 命題の同値・背理法 単位について 「単位」は大学設置基準第 21 条で定められています。1単位とは 45 時間分の学習をし たことを意味します。多くの大学では、1学期間に1コマ 90 分の授業を履修すると2単 位取得できることになっています。これは 90 時間の学習量に相当します。しかしながら、 1学期間の授業回数は 15 なので、授業1回分を2時間とみなしても、2 15=30 時間に しかなりません。つまり、90 時間のうち 60 時間は授業以外の時間の学習量に相当する わけです。これは1回の授業につき4時間分の予習・復習が必要になることを意味して おり、このことを前提に大学の単位は作られているのです。 2015 年度のシステム理工学部の授業料は 1,012000 円です。したがって、1科目当た りおよそ 1,012,000 (128/2)=15,812.5 円、1コマ当たりおよそ 15,812.5 15=1,055 円支払っていることになります。授業料に施設費や実習費などを加えればもっと高い金 額になります。授業が受けられる権利を無駄にしないように、やむを得ない場合を除き、 遅刻や欠席はしないようにしましょう。
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