塩田咲子教授退職記念号発行に寄せて

塩田咲子教授退職記念号発行に寄せて
地域政策学会長 新 田 浩 司
塩田咲子先生が、平成25年3月31日をもって高崎経済大学地域政策学部を定年にて退職され
ます。地域政策学会より先生の長年の本学へのご貢献・ご尽力に感謝申し上げ、ご退職を記念い
たしまして、本学地域政策学会では退職記念号(
『高崎経済大学地域政策研究』第15巻第4号)
を発刊いたします。
塩田先生は、昭和23年に宮崎県にお生まれになり、昭和57年一橋大学社会学研究科博士課程
修了の後、昭和56年からは高崎経済大学経済学部非常勤講師、昭和57年には経済学部専任講師
として着任され、昭和60年には助教授、平成3年には教授、平成8年からは地域政策学部教授、
また、平成12年からは地域政策研究科博士前期課程、平成18年からは同研究科博士後期課程を
担当されました。専任講師としてご着任以来、奉職31年の長きにわたり本学の教育、研究、実
務にご尽力なされました。
塩田先生は、学内の教育運営面での仕事にもご尽力をいただき、経済学部学科長、広報委員長、
評議員、地域政策学会長、図書館長等を歴任してこられました。さらに、様々な社会活動にも携
わってこられました。
塩田先生は、社会政策学会、日本労務学会、婦人労働研究会等に所属され、社会政策 、少子
高齢社会の社会政策を研究テーマとされており、
「男女共同参画社会と育児・介護の社会政策」『社
会政策学会100年』
(御茶の水書房、1998年)『日本の社会政策とジェンダー』
(日本評論社、
2000年)等の単著の他、多くの論考を執筆されておられます。
また、学部においては、社会政策論、地域社会政策論、ジェンダーと労働、ジェンダーと福祉、
演習をご担当されました。
さて、塩田先生が高崎経済大学を去られることは、本学にとりまして大きな損失です。特に、
地域政策学部の創設メンバーがまた一人欠けてしまうことに大いなる寂しさを感じるところで
す。
先生には、引き続き、特任教授として本学の教育・研究にご参与いただくことになっておりま
すので、引き続き塩田先生のご指導を賜りたいと存じます。
ここに、塩田先生におかれましては、引き続き研究を進められんことを、また、先生の益々の
ご健勝、ご活躍を祈念申し上げます。
塩田先生、長い間ありがとうございました。
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