青森市移住・就農生活体験事業実施業務の概要 本市の農業の課題 ○農業生産者の高齢化、後継者不足 ○農業生産者の減少 ○耕作放棄地の増加 移住・就農生活体験事業実施業務フロー図 本市の課題 絡み合った 課題 ○転出超過による市民の減少 ○若年層の流出による高齢化比率の高ま り 青森市 ◆市が支払う委託費の主な内容 ○就農生活体験募集・体験経費 ○直売所等の現状調査経費 ○フォーラム開催経費 ○事務費など 委託 取組 就農生活体験募 集 移住を検討している県外在住者への情報発信・移住体験による支援 委託業者 体験者選考・調整15人 移住ニーズの把握 【事業目的】 本市は、恵み豊かな自然環境によって、全国的に有名なりんご・コメ・カシスなどの生産が盛 んであるものの、農業者の高齢化や後継者不足など様々な課題を抱えている。また、若年層など の転出超過により市民の減少が続いており、人口減少対策として取組む必要がある。 そこで、主に県外、首都圏在住者を対象に地方で移住生活を検討している方に対し、農業経営 により本市での就農生活体験を通じ、本市への移住検討の機会の提供や、新規就農者が定住する ための販路先の確保として農産物直売所との連携を模索するための調査等を行なう。 移住検討者 体験希望者の研 修 組織運営等の調 査 就農体験受入農 家 市内の直売所 農業所得向上に向け た フォーラム等の開催 ①本市への就農による移住検討者の掘起し 本市においても、農業を魅力ある職業として選択する青年層が確実に増えてきている中で、農業 後継者のみならず非農家出身者も新規に就農を始めている。 このように、県外で在住者で本市に移住し、就農を検討している方に対し本事業をPRしながら 検討者の掘起しを図り、移住希望者のニーズも把握しながら、本市の人口減少対策の一環として取 組む。 就農体験受入農家確保 応募者の研修 就農生活の募集 ◆就農生活体験の詳細 就農生活体験の募集:東京都内での説明会の実施を行うため、移住・交流誌や人材募集掲載紙等の媒体等を利用し た事業のPRや説明会を介しない移住希望者への対応 受入れ農家との連携:就農体験者が希望する作物に適した受入れ農家の確保 就農生活体験者対応:意欲のある体験者の選考と希望スケジュールに応じた宿泊先や移動手段の確保 ◆委託期間:契約日(平成27年4月下旬)から平成28年3月18日 就農生活の応募 移住の検討 ②就農生活体験 ◆事業費:19,284,210円 ◆事業費精算:受託事業者の業務管理、報告書作成以外の直接的な支払経費(体験者の交通費等)に関しては支出 実額により、精算対象経費となる ○青森での農作業、農作物の収穫・販売まで体験。(農作物選びや体験時期は、原則希望者が選 択) ○家族の理解を得るための世帯で来青し、擬似生活体験を行う。(宿泊はホテル等) ○家族も一緒に参加できる農産物の直売体験としての「収穫祭」の実施 ◆契約方法について 移住・就農生活体験事業の委託方法については、業務が多岐にわたるため、業務遂行に関する取組内容が重要で あることから、プロポーザル方式によって、業者を選定した後、一者随意契約によって契約を締結する。 ③農産物直売や六次化への取組による農業所得向上への意識高揚 本市の主な農産物の収穫時期 上記③の取組結果も踏まえ、市内農業者を対象とする、農業所得向上に取組んでいる成功事例の 紹介や、有識者によるフォーラムを開催し、農家が新たな取組みを行う機運を高める。 ④新規就農者の定着化のための販路確保 新規就農当初は、生産技術が安定しないため、農作物の規格外品などにより所得確保に苦慮する ため、規格外品も所得に繋がる農産物直売所への出品が出来る環境作りが求められている。 市内の比較的規模の大きい農産物直売所を対象に調査等による組織運営の課題や売上高の向上を 目指した取組の提案などの実施。 品目 5月 上 中 6月 下 上 中 7月 下 上 中 8月 下 上 中 9月 下 上 バサラコーン 上 収穫 コメ トマト 10月 下 収穫 りんご カシス 中 収穫 収穫 収穫 中 11月 下 上 中 下
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