99 回薬剤師国家試験 問 187 脳血管障害に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 2 3 4 5 1 2 3 4 5 ラクナ梗塞では、軽度の運動障害や感覚障害を呈し、意識障害はほとんど見られない。 アテローム血栓性脳梗塞では、活動時に突然発症し、片麻痺、意識障害を高頻度に認める。 心原性脳梗塞では、一過性脳虚血発作が先行する例が多く、安静時に好発する。 クモ膜下出血では、意識障害を示すことは少ない。 脳出血では、意識障害を高頻度に認める。 解説 正:ラクナ梗塞は、細い穿通枝動脈の閉塞である。軽度の運動障害や感覚障害を呈するが、無症候性 のものもあり、意識障害はほとんど見られない。 誤:アテローム血栓性脳梗塞は、脳主冠動脈の動脈硬化部位に血栓が形成されおこる閉塞である。一 過性脳虚血発作が先行する例が多く、安静時に好発する。 誤:心原性脳梗塞は、心臓内で形成された血栓が遊離し脳動脈を閉塞するものである。活動時に突然 発症し、片麻痺、意識障害を高頻度に認める。 誤:クモ膜下出血では、脳動脈瘤の破裂等によりクモ膜下腔に出血がおこる。症状として、突然の激 しい頭痛、嘔吐、意識障害等が見られる。 正:脳出血では、高血圧等により脳実質内に存在する血管から出血がおこる。症状として、意識障害、 片麻痺、頭痛、嘔吐、構音障害等が見られる。 問 187 解答 1、5
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