国際情報システム特論I 第7回 取引の国際化に向けた課題 1取引の国際化に向けた課題 -国際取引を難しくする国の間の違い- ・言葉の違い ・単位の違い ・法律の違い ・会社組織の違い ・習慣の違い ・環境の違い ・インフラの違い ・価値観の違い ・契約概念の違い ・会計制度の違い ・システムの違い ・ビジネスマナー ・リスクの違い ・歴史の違い ・宗教の違い ・・・ 2取引の国際化に向けた課題 -言葉以上に混同リスクが高い単位の違い- ・長さ ・体積 ・重さ ・温度 ・面積 http://eq-g.com/article/appendix/unit/ 3取引の国際化に向けた課題 -単位標準化に向けた取り組み- 4取引の国際化に向けた課題 -日本と大きく異なる中国の会計制度- 中国の会計処理は「発票主義」にもとづいて行われる。 所轄する税務局に「税務登録」をした企業が「発票購買手 冊」をもらい、その「発票購買手冊」によって、税務局か ら「発票」を購入する。発票は以下の条件が揃うと有効と なる。 ・税務局の捺印 税務局から購入したことを証明する。 ・発行日付 発行企業の売上計上、取得企業の費用計上の日付となる。 ・金額(単価、数量) アラビア語数字と中国数字を併記する。 ・発行会社の捺印 ・相手企業名 ・発票作成者のサイン或いは捺印 発票の偽造を防止するために多くの発票に透かしがある。 日本では「請求書」に基づいて売上を計上し、代金回収 が確認できたら領収書発行するが、中国では発票を発行し ない限り売上計上できない。 「発票」は「領収書」と翻訳されているが、英語表記で は「INVOICE」であるため、「請求書」の役割も持っている。 「発票主義」を現金主義と誤解している日本企業が多いが、 実際には「発票主義」は請求時点で売上計上する「発生主 義」である。 5取引の国際化に向けた課題 -宗教と結びつく取引基準- 6取引の国際化に向けた課題 -商習慣の違いが商談を難しくする- http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20111118/201693/ 7取引の国際化に向けた課題 -情報セキュリティ対策、日米企業で大きな開き- 地震が多い日本では障害・事故対策やBCM事業継続 マネジメントが重視され、国際化とIT利用が進む米 国にでは不正アクセス対策が重視されている。 MM総研ニュースリリース http://www.m2ri.jp/newsreleases/main.php?id=010120140925500 8取引の国際化に向けた課題 -国際取引において重要性が高まるIT利用- 9取引の国際化に向けた課題 -ケーススタディ/単純なデータ交換すら容易ではない- 日本でのEDI項目 インドネシアでのEDI項目 米国でのEDI項目 タイでのEDI項目
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