川越市上下水道局[平成27年3月18日] 川越市上下水道局 水道事業ガイドラインの業務指標(PI) (平成24年度∼平成25年度) 業務評価の記号 - 数値が高いほうが望ましい ¯ 数値が低い方が望ましい − いずれとも該当しない ○ ほかの指標と併せて総合評価する 3.持続(いつでも安心できる水を安定して供給) a)地域特性にあった運営基盤 番号 業務指標名 計算式 単位 H24 計算値 H25 計算値 業務 評価 業務指標の解説 3001 営業収支比率 (営業収益/営業費用)×100 % 110.6 107.8 100% 以上 営業収益の営業費用に対する割合を示す。収益的収支 が最終的に黒字であるためには、この値は100%を一定 程度上回っている必要がある。 3002 経常収支比率 [(営業収益+営業外収益)/(営業費用 +営業外費用)]×100 % 106.3 103.9 100% 以上 経常収益の経常費用に対する割合を示す。この値は 100%以上であることが望ましい。 3003 総収支比率 (総収益/総費用)×100 % 104.9 103.7 100% 以上 総収益の総費用に対する割合を示す。この値は100% 以上であることが望ましい。 3004 累積欠損金比率 [累積欠損金/(営業収益−受託工事収 益)]×100 % 0.0 3005 繰入金比率(収益的 (損益勘定繰入金/収益的収入)×100 収支分) % 3.8 3006 繰入金比率(資本的 (資本勘定繰入金/資本的収入)×100 収入分) % 25.3 3007 職員一人当たり給水 (給水収益/損益勘定所属職員 収益 数)/1,000 千円/人 3008 給水収益に対する職 (職員給与費/給水収益)×100 員給与費の割合 % 12.8 3009 給水収益に対する企 (企業債利息/給水収益)×100 業債利息の割合 % 4.5 77,390 累積欠損金の受託工事収益を除いた営業収益に対す る割合を示す。累積欠損金とは営業活動の結果生じた 0.0 0%維持 欠損金が当該年度で処理できず、複数年にわたって累 積したものをいい、この値は0%であることが望ましい。 損益勘定繰入金の収益的収入に対する割合を示す。水 3.7 道事業の経営状態の健全性、効率性を示すひとつの指 標であり、この値が低いほうが独立採算制の原則に 則っているといえる。 資本的勘定繰入金の資本的収入に対する割合を示す。 29.8 水道事業の経営状況の健全性、効率性を示すひとつの 指標であり、この値が低いほうが独立採算制の原則に 則っているといえる。 損益勘定所属職員一人当たりの生産性について、給水 84,868 収益を基準として把握するための指標。この値は大きい ほうがよい。 職員給与費の給水収益に対する割合を示す。水道事業 12.5 の効率性を分析するための指標のひとつであり、この値 は低いほうがよい。 企業債利息の給水収益に対する割合を示す。水道事業 4.2 の効率性及び財務安全性を分析するための指標のひと つであり、この値は低いほうがよい。 川越市上下水道局[平成27年3月18日] 3010 給水収益に対する減 (減価償却費/給水収益)×100 価償却費の割合 % 28.7 30.0 3011 給水収益に対する企 (企業債償還金/給水収益)×100 業債償還金の割合 % 12.1 12.5 3012 給水収益に対する企 (企業債残高/給水収益)×100 業債残高の割合 % 155.5 144.6 % 94.2 94.0 料金回収率(給水に かかる費用のうち水 3013 (供給単価/給水原価)×100 道料金で回収する割 合) 3014 供給単価 給水収益/有収水量 円/m3 147.0 146.4 3015 給水原価 [経常費用−(受託工事費+材料及び 不用品売却原価+附帯事業費)]/有収 円/m3 水量 156.0 155.8 900 900 3016 1ヶ月当たりの一般家庭用(口径13ミリ 1ヶ月当たり家庭用料 メートル)の基本料金+10立方メートル 金(10立方メートル) 使用時の従量料金 円 1ヶ月当たりの一般家庭用(口径13ミリ 1ヶ月当たり家庭用料 メートル)の基本料金+20立方メートル 3017 金(20立方メートル) 使用時の従量料金 円 1,950 1,950 3018 有収率 (有収水量/給水量)×100 % 94.3 94.3 3019 施設利用率 (一日平均給水量/一日給水能力)× 100 % 66.6 66.2 3020 施設最大稼働率 (一日最大給水量/一日給水能力)× 100 % 75.0 73.2 減価償却費の給水収益に対する割合を示す。水道事業 の効率性分析するための指標のひとつであり、この値 は低いほうがよい。 企業債償還金の給水収益に対する割合を示す。企業債 償還金が経営に与える影響を分析するための指標であ り、この値は低いほうがよい。 企業債残高の給水収益に対する割合を示す。企業債残 高の規模と経営への影響を分析するための指標であ り、この値は低いほうがよい。 供給単価の給水原価に対する割合を示す。水道事業の 経営状況の健全性を示す指標のひとつ。この値が 100%を下回っている場合、給水に係る費用が料金収入 以外の収入で賄われていることを意味する。 1立方メートルの水を供給することによる収益を表すもの で、低額であるほうが水道サービスの観点からは望まし いが、水道事業の事業環境には大きな差があるため、 単純に金額だけで判断することは難しい。 1㎥の水を生産するための費用を表すもの。料金水準を 示す数値としてみれば、給水原価は安いほうが水道事 業体及び使用者にとって望ましいが、水源や原水水質 など水道事業環境に影響を受けるため、給水原価の水 準だけでは、経営の優劣を判断することは難しい。 標準的な家庭における水使用量(10立方メートル)に対 する料金を示す。消費者の経済的負担を示す指標。 標準的な家庭における水使用量(20立方メートル)に対 する料金を示す。消費者の経済的負担を示す指標であ り、特に世帯人数2∼3人の家族の1ヶ月の水道使用量 を想定したもの。 給水量に占める料金収入の対象となった水量の割合を 示す。値が高いほど効率的な事業運営に結びつくといえ る。 施設の能力をどの程度平均的に利用しているかを示 す。値が大きいほど効率的に施設を利用していることを 表すが、一方大きすぎる場合は予備的な能力が不足し ていることを表す。 一年間で最も給水した日の給水量が施設の能力のどの 程度に当たるかを示す。値が大きいほど効率的に施設 を利用していることを表すが、一方大きすぎる場合は予 備的な能力が不足していることを表す。 川越市上下水道局[平成27年3月18日] 3021 負荷率 (一日平均給水量/一日最大給水量)× 100 % 88.8 90.4 3022 流動比率 (流動資産/流動負債)×100 % 624.6 548.6 3023 自己資本構成比率 [(自己資本金+剰余金)/負債・資本合 計]×100 % 76.7 78.2 3024 固定比率 [固定資産/(自己資本金+剰余金)]× 100 % 113.8 113.7 (企業債償還元金/当年度減価償却費) ×100 % 42.1 41.9 3026 固定資産回転率 (営業収益−受託工事収益)/[(期首固 定資産+期末固定資産)/2] 回 0.16 0.15 3027 固定資産使用効率 (給水量/有形固定資産)×10,000 m3/ 10,000 円 10.1 9.9 3025 企業債償還元金対 減価償却費比率 施設が年間を通して有効に利用されているかどうかをみ る指標であり、この値は高いほうがよい。 流動資産の流動負債に対する割合を示す。水道事業の 財務安全性をみる指標である。この値は100%以上で、 より高いほうが安全性が高い。 自己調達した資本の割合を示し、値が高いほど健全な 財政状態といえる。創設から期間が短い場合は、一般 的にこの値が低く、借金への依存が高いといえる。 自己調達した資本がどの程度固定資産に投下されたか を示す。一般的に100%以下であれば、固定資本への 投資が自己資本の枠内に収まっていることになり、財務 面で安定といえる。 企業債の元金を償還した額とその財源の主要な部分を 占める減価償却費を比較したものであり、100%以下で あると財務的に安全といえる。 1年間に固定資産の何倍の営業収益があったかを示 す。固定資産の活用度を示す指標で、この値が大きい ほど固定資産を有効に活用しており、小さいほど過大投 資の可能性があることを示す。 有形固定資産の使用効率を示す。この値が大きいほ ど、施設が効率的であることを示す。 川越市上下水道局[平成27年3月18日] b)水道文化・技術の継承と発展 計算式 単位 H24 計算値 H25 計算値 3101 職員資格取得度 職員が取得している法定資格数/全職 員数 件/人 − − 3102 民間資格取得度 職員が取得している民間資格取得数/ 全職員数 件/人 − − 3103 外部研修時間 (職員が外部研修を受けた時間・人数)/ 全職員数 時間 1.0 1.2 3104 内部研修時間 (職員が内部研修を受けた時間・人数)/ 全職員数 時間 4.1 3.7 3105 技術職員率 (技術職員総数/全職員数)×100 % 47.8 51.4 ○ 3106 水道業務経験年数度 全職員の水道業務経験年数/全職員 数 年/人 9.6 11.7 ○ 3107 技術開発職員率 (技術開発業務従事職員数/全職員数) ×100 % 0.00 0.00 ○ 3108 技術開発費率 (技術開発費/給水収益)×100 % 0.00 0.00 ○ 447,000 555,000 番号 業務指標名 職員一人当たり配水 年間配水量/全職員数 量 職員一人当たりメータ 水道メータ数/全職員数 3110 数 [(公傷で休務した延べ人 ・ 日数)/(全 3111 公傷率 職員数×年間公務日数)]×100 (直接飲用回答数/直接飲用アンケート 3112 直接飲用率 回答数)×100 3109 m3/人 業務 評価 個/人 1,842 2,329 % 0.000 0.233 % 36.8 29.0 業務指標の解説 職員1人当たりの法定資格所有数を表し、値が大きいほ ど職員が多くの法定資格を取得していることになり、技 術の継承、水道技術者の確保の目安となる。 職員1人当たりの民間資格所有数を表し、値が大きいほ ど職員が実務能力の向上を目指し、多くの民間資格を 取得していることになる。 職員1人当たりの年間の外部研修受講時間を表し、値 が大きいほど職員が多くの研修を受講していることにな る。 職員1人当たりの年間の内部研修受講時間を表し、値 が大きいほど職員が多くの研修を受講していることにな る。 全職員数に対する技術職員総数の割合を示す。この指 標は,技術的業務における民間活用(外部委託化)の拡 大を推進している現状と関係が深い。 職員1人当たりの水道業務経験年数を示す指標で、人 的資源としての専門技術の蓄積を表している。 全職員数に占める技術開発業務に従事している職員数 の割合を示す。この指標は、技術的開発業務の直営維 持が難しくなってきている現状と関係が深い。 技術開発費の給水収益に対する割合(%)を示す。水道 事業においては、民間と比較して技術開発に投資する 費用が少ないといわれる。 年間で職員一人当たり何立方メートル配水したことにな るかを示す。値が大きいほど事業効率がよいといえる。 水道メータ総数全体を全職員数で除した値を示す。値が 大きいほど事業効率がよいといえる。 公傷で業務を休んだ職員の全職員に対する割合を日数 から算出し示したもの。この値は低いほうがよい。 消費者の何%が水道水を直接飲用しているかを示す。 数が大きいほど直接飲用している割合が高いといえる。 川越市上下水道局[平成27年3月18日] c)消費者ニーズをふまえた給水サービスの充実 番号 3201 業務指標名 水道事業に係る情報 広報誌配布部数/給水件数 の提供度 3202 モニタ割合 3203 計算式 アンケート情報収集 割合 単位 H24 計算値 H25 計算値 業務 評価 部/件 2.1 2.1 (モニタ人数/給水人口)×1,000 人/ 1,000人 0.00 0.00 (アンケート回答人数/給水人口)× 1,000 人/ 1,000人 1.33 1.10 人/ 1,000人 1.11 0.99 3204 水道施設見学者割合 (見学者数/給水人口)×1,000 3205 水道サービスに対す (水道サービス苦情件数/給水件数)× る苦情割合 1,000 件/ 1,000件 0.57 0.69 3206 水質に対する苦情割 (水質苦情件数/給水件数)×1,000 合 件/ 1,000件 0.00 0.00 3207 件/ 水道料金に対する苦 (水道料金苦情件数/給水件数)×1,000 情割合 1,000件 0.000 0.047 3208 監査請求数 年間監査請求件数 件 0 0 3209 情報開示請求数 年間情報開示請求件数 件 0 30 ○ 552 599 ○ 3210 職員一人当たり受付 受付件数/全職員数 件数 件/人 業務指標の解説 水道事業に関するパンフレットやポスターを利用者にど の程度配布しているかを示す。値は大きいほど使用者 が水道事業に関する情報を得やすいことを示す。 モニタ人数の給水人口に対する値に1,000を乗じた値を 示す。値が高ければ使用者とのコミュニケーションを推 進している度合いが高いことを示す。 アンケートにより使用者の意見を収集している割合を示 す。値が大きいほど意見の収集を進めていることを表し ている。 1年間で給水人口1,000人当たり何人が水道施設を見学 しているかを示す。値が大きいほど見学者が多いことを 表す。 1年間で給水人口1,000人当たり何件苦情を受け付ける かを示す。値が小さいほど水道事業がサービスに関す る使用者の期待に応えられていることを表す。 水道水の臭いや味など水質に関する不満について、1年 間で給水件数1,000件当たり何件受け付けたかを示す。 値が小さいほど水質に関して使用者の期待に応えられ ていることを表す。 水道料金に関する不満について、1年間で給水件数 1,000件当たり何件受け付けたかを示す。値が小さいほ ど水道料金に関して使用者の期待に応えられていること を表す。 年間の監査請求件数で法令に基づくものの件数を示 す。 年間の情報開示請求件数で法令に基づくものの件数を 示す。 業務量を示す指標で、職員が1年間で給水に関して何 件受付をしたかを示す。ただし、事業規模などにより値 が大きく変化することから、他都市との単純な比較はで きない。
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