川越市上下水道局[平成27年3月18日] 川越市上下水道局 水道事業ガイドラインの業務指標(PI) (平成24年度∼平成25年度) 業務評価の記号 - 数値が高いほうが望ましい ¯ 数値が低い方が望ましい − いずれとも該当しない ○ ほかの指標と併せて総合評価する 2.安定(いつでもどこでも安定的に生活用水を確保) a)連続した水道水の供給 番号 業務指標名 計算式 [((配水池総容量-緊急貯水槽容量)× 給水人口一人当たり 2001 1/2+緊急貯水槽容量)/給水人口]× 貯留飲料水量 1,000 2002 給水人口一人当たり (一日平均配水量/給水人口)×1,000 配水量 単位 H24 計算値 H25 計算値 業務 評価 業務指標の解説 L/人 193 192 配水池等に貯められている給水人口一人あたりの貯留 水量を示す。地震など緊急時の応急給水のために利用 される。地震直後では一人一日3リットル必要とされてい る。 L/日/人 318 314 給水区域内の一人一日当たりの水の消費量を示す。 2003 浄水予備力確保率 [(全浄水施設能力−一日最大浄水 量)/全浄水施設能力]×100 % 25.0 2004 配水池貯留能力 配水池総容量/一日平均配水量 日 1.21 2005 給水制限数 年間給水制限日数 日 0 2006 普及率 (給水人口/給水区域内人口)×100 % 99.98 2007 配水管延長密度 配水管延長/給水区域面積 km/km2 13.0 2008 水道メータ密度 水道メータ数/配水管延長 個/km 117 全浄水施設能力に対する予備力の割合を示す。事故時 や大量に浄水処理を行う必要がある場合などに備え 26.8 ○ て、余裕を持って安定的、柔軟に施設間の融通を確保 する必要がある。 水道水を貯めておく配水池の総容量が、平均配水量の 0.5日分 1.22 何日分あるかを示す。需要と供給の調整及び突発事故 以上 に備え、0.5日分以上は必要とされている。 渇水時や水道施設の事故時等において、減圧や断水な 0 ど給水を制限した日数を示す。安定給水を遂行していく 中で、値は低いほうがよい。 給水区域内に居住する人のうち給水を受けている人の 99.98 割合を示す。値が大きいほど水道が普及していることを 表す。 給水区域1平方キロメートル当たりの配水管の長さを示 13.1 す。値が大きいほど利用者からの給水申し込みがあっ た時に接続・給水が容易になる。 配水管延長1キロメートル当たりの水道メーター数を示 118 す。数値が大きいほどメーター密度が濃く、効率的に配 水管が使用されているといえる。 川越市上下水道局[平成27年3月18日] b)将来への備え 番号 業務指標名 計算式 単位 H24 計算値 H25 計算値 業務 評価 2101 経年化浄水施設率 (法定耐用年数を超えた浄水施設能力 /全浄水施設能力)×100 % 0.0 1.4 2102 経年化設備率 (経年化年数を超えている電気・機械設 備数/電気・機械設備の総数)×100 % 21.6 8.1 2103 経年化管路率 (法定耐用年数を超えた管路延長/管 路総延長)×100 % 10.2 14.1 2104 管路の更新率 (更新された管路延長/管路総延長)× 100 % 0.90 1.59 2105 管路の更生率 (更生された管路延長/管路総延長)× 100 % 0.000 0.000 ○ 2106 バルブの更新率 (更新されたバルブ数/バルブ設置数) ×100 % 1.75 1.13 2107 管路の新設率 (新設管路延長/管路総延長)×100 % 0.97 0.28 ○ 業務指標の解説 法定耐用年数(60年)を超えた浄水施設能力の全浄水 施設能力に対する割合を示す。値が大きいほど古い設 備が多いことになるが、使用の可否を示すものではな い。 法定耐用年数(10∼20年)を超えた電気・機械設備の総 数に対する割合を示す。値が大きいほど古い設備が多 いことになるが、使用の可否を示すものではない。 法定耐用年数(40年)を超えた管路延長の総延長に対 する割合を示す。値が大きいほど古い管路が多いことに なるが、使用の可否を示すものではない。 年間に更新された導・送・配水管の割合を示す。管路の 信頼性確保に対する執行度合いを表している指標。 管の内面保護のためライニング(保護物質の塗布、貼り 付けなど)により更生した導・送・配水管の割合を示す。 更生は更新と違い、管本体の耐震性、強度、腐食など の改善にはならない。 設置されているバルブのうち年間に交換されたものの割 合を示す。管路における配水制御上の信頼性確保に努 めている度合いを示す。 1年間で新たに布設した管路の割合を示す。管の整備 が進むほどこの割合は小さくなる。 川越市上下水道局[平成27年3月18日] c)リスクの管理 番号 業務指標名 計算式 単位 H24 計算値 件 H25 計算値 業務 評価 0 0 0.0 0.0 2201 水源の水質事故数 年間水源水質事故件数 2202 幹線管路の事故割合 (幹線管路の事故件数/幹線管路延長) ×100 2203 事故時配水量率 (事故時配水量/一日平均配水量)× 100 % − − 2204 事故時給水人口率 (事故時給水人口/給水人口)×100 % − − 2205 給水拠点密度 (配水池・緊急貯水槽数/給水区域面 積)×100 箇所/ 100km2 19.3 19.3 2206 系統間の原水融通率 (原水融通能力/受水側浄水能力)× 100 % 0.0 0.0 2207 浄水施設耐震率 (耐震対策の施されている浄水施設能 力/全浄水施設能力)×100 % 0.0 0.0 2208 ポンプ所耐震施設率 (耐震対策の施されているポンプ所能 力/全ポンプ所能力)×100 % 2209 配水池耐震施設率 (耐震対策の施されている配水池容量/ 配水池総容量)×100 % 82.2 82.2 2210 管路の耐震化率 (耐震管延長/管路総延長)×100 % 13.5 15.0 2211 薬品備蓄日数 平均薬品貯蔵量/一日平均使用量 日 147.7 105.9 件/ 100km − − − 業務指標の解説 年間の水源の有害物質(油、化学物質の流出など)によ る水質汚染の回数を示す。水道サービスの安定性を示 す指標。 幹線管路100キロメートルあたりに対しての事故件数の 割合を示す。この割合が低いほど健全な管路であること 表す。 最大規模の浄水場又は最大規模のポンプ所が24時間 停止したとき配水できる水量の平均配水量に対する割 合を示す。この指標は水道施設の緊急時の融通性を示 すもので、値は高いほうがよい。 最大規模の浄水場又は最大規模のポンプ所が24時間 停止したとき給水できない人口の給水人口に対する割 合を示す。この指標は水道施設の緊急時の融通性を示 すもので、値は低いほうがよい。 緊急時に応急給水できる貯水拠点が、給水区域100平 行キロメートル当たり何箇所あるかを示す。値が大きい ほど震災時に飲料水を確保しやすくなるため、値は高い ほうがよい。 取水した原水を融通して、異なる浄水場に送水できる水 量の受水側の受水可能水量に対する割合を示す。この 数値が大きいほど事故に強く、安定性が高いといえるの で、値は高いほうがよい。 全浄水施設能力に対する、高度に耐震化された浄水施 設能力の割合を示す。数値が大きいほど地震に強く安 定性があるといえるため、値は高いほうがよい。 全ポンプ施設能力に対する、高度に耐震化されたポン プ施設能力の割合を示す。数値が大きいほど地震に強 く安定性があるといえるため、値は高いほうがよい。 全配水池容量に対する、高度に耐震化された配水池容 量の割合を示す。数値が大きいほど地震に強く安定性 があるといえるため、値は高いほうがよい。 全管路のうち耐震性のある材質と継手により構成された 管路の割合を示す。数値が大きいほど地震に強く安定 性があるといえるため、値は高いほうがよい。 浄水場に何日分の薬品(凝集剤・塩素剤)が備蓄されて いるかを示す。この値は薬品の劣化がない範囲で余裕 を持つことがよい。 川越市上下水道局[平成27年3月18日] 0.2 0.3 台/ 1,000人 0.0058 0.0057 2212 燃料備蓄日数 平均燃料貯蔵量/一日使用量 日 2213 給水車保有度 (給水車数/給水人口)×1,000 2214 可搬ポリタンク・ポリ パック保有度 (可搬ポリタンク・ポリパック数/給水人 口)×1,000 個/ 1,000人 75.2 86.0 2215 車載用の給水タンク 保有度 (車載用給水タンクの総容量/給水人 口)×1,000 m3/ 1,000人 0.01 0.01 2216 自家用発電設備容量 (自家用発電設備容量/当該設備の電 率 力総容量)×100 % 62.7 62.8 % 31.0 16.7 2217 警報付施設率 2218 (警報付施設数/全施設数)×100 給水装置の凍結発生 (給水装置の年間凍結件数/給水件数) 件/ 率 ×1,000 1,000件 − − 浄水場に何日分の燃料(自家発電用)が備蓄されている かを示す。この値は燃料の劣化がない範囲で余裕を持 つことがよい。 稼動できる給水車が給水人口1,000人当たり何台保有さ れているかを示す。この値は大きいほうがよいが、大都 市では一般に低くなる。 緊急時に使用できる可搬ポリタンク・ポリパックが給水 人口1,000人当たり何個保有されているかを示す。この 値は大きいほうがよいが、大都市では一般に低くなる。 緊急時に使用できる車載用給水タンクの総容量が給水 人口1,000人当たり何立方メートル保有されているかを 示す。この値は大きいほうがよいが、大都市では一般に 低くなる。 自家用発電機の容量が当該設備に必要とされる電力の 総量に対する割合を示す。この指標は非常時の危機対 応性を表している。 異常時に警報の発せられる施設数の全施設数に対する 割合を示す。 給水件数1,000件当たりに対する年間で凍結により破裂 した給水装置(宅地内、屋内の管など)の延べ件数を示 す。この値は低いほうがよい。
© Copyright 2024 ExpyDoc