新しい風ニュース NO 265 山 県 市 西 深 瀬 2 0 8 ℡ ・FAX 0581-2 2 - 4 9 8 9 なんでも相談 どの政党とも無関係の 寺町ともまさ 2015年3月21日(通 巻 3 0 3 号 ) ブログは「てらまち・ねっと」 で、Webは「寺町ネット」で検索 メールは⇒[email protected] 今 回 は 、前 号 で お 伝 え し た「 議 会 の 自 主 解 散 問 題 の そ の 後 」、住 民 監 査 請 求 の こ と 、 3月議会の一般質問、原発事故から丸4年たった最近の状況などをまとめます。 《議 会 は 自 主 解 散 せず》 ⇒ 《私 たちは 住 民 監 査 請 求 せず》 自治会連合会からの「解散や定数減の要望」が出ていましたが、3月9日(月) の議員の任意の会議で「自主解散はしない」ことが確認されました。 私は、3月7日付けのこのニュースで、自治会連合会など補助金の住民監査請求 を提案していましたが、以下の理由で「今回の住民監査請求は中止」とします。 ① 「自主解散はしない」ことが報道されたことで、「この件は、もう済んだ」 と受け止めた市民の方が多いこと。 ② 自 治 会( 連 合 会 )な ど の 特 定 候 補 の 推 薦 や 政 治 的 活 動 の 問 題 も 指 摘 し て き ま し た 。こ の 点 に 関 連 し て 、3 月 議 会 の 一 般 質 問 で 、市 長 が 「 道 義 的 な こ と も 考 慮 し 、 補 助 金 団 体 の 推 薦 を 断 る 」 旨 を 明 確 に 答 弁 し た こ と ( 右 ペ ー ジ )。 これらのことやその他を総合的に判断して、監査請求はしないこと にしました。 署名をお届けくださったり、お寄せくださった皆さん、ありがとうございます。 今後も適切な公金の使い方がされるように、監視していきます。 なお、次のような質問が来ました。 今回の件に至った経緯・理由はなぜだったのでしょうか? それを市民は知りたい。それこそが『総意』です。 私はニュース262号で「突然の解散、定数削減」などの影響を整理しました。 今回の「自主解散」の動機にはいろいろな思惑があるのでしょうが、私が聞いたこ との一つは、 「 昨 年 末 の『 安 倍 、突 然 解 散 』を マ ネ し て 、あ の 結 果 を 期 待 」と の こ と 。 《3月議会は20日で閉会》 3月議会は、予算や条例などを可決して20日(金)に閉会。「第2次山県市総 合計画基本構想」や「山県市男女共同参画推進基本条例」も 成立しました。 議会改革特別委員会が市民の皆さんへの説明会、意見交換会なども開いて最終的 に確定した「山県市議会基本条例」も成立。今後は、この基本条例の精神や規定に 整合するように、従来の他の条例や規則、制度などを見直す作業です。 ≪ 次 号 は 4 月 7日 (火 )予 定 ≫ 3 月 3 0 日 (月 )は 「 虹 い ろ リ ポ ー ト 」 も 次の266号は4月7日(火)に新聞折込、ブログには5日(土)掲載。 1 ● 市 の 補 助 金 交 付 団 体 の 政 治 へ の 関 与 (2015 年 3 月 17 日 一 般 質 問 ) 《 問 ・ 寺 町 》 市 長 は 、市 の 補 助 金 交 団 体 と の 関 係 に お い て 、政 治 的 に 明 確 な 一 線 を 画 す 必 要 が あ る 。そ の 典 型 、象 徴 が「 市 長 選 挙 で の 補 助 金 交 付 団 体 の『 推 薦 』と の 意 志 表 明 」行 為 。な ぜ な ら 、市 の 補 助 団 体 が 選 挙 や 政 治 に か か わ る こ と は 極 め て 公正さに欠け、社会通念上許されず、市長等の倫理条例にも反するからだ。 私 は 、2 0 0 7 年 3 月 議 会 で 、翌 月 予 定 の 市 長 選 挙 を 前 に し て 、当 時 の 平 野 市 長 に次の旨を一般質問した。 「平野氏は、 『市商工会や市体育協会など各種団体からも 推 薦 を 取 り 付 け て お り 、市 内 全 域 で 浸 透 を は か っ て い る 』と 報 道 さ れ て い る 。そ の う ち 、 市 が 財 政 支 援 し て い る 団 体 名 は ど の よ う か 。」 し か し 、平 野 市 長 は 市 の 団 体 の 名 称 な ど の 回 答 を 拒 否 し た 。い ま 、林 市 長 に 問 う 。 《 問・寺 町 》 2 0 1 1 年( H 2 3 年 )の と き 、林 候 補 の 政 治 活 動・選 挙 に お い て 、 「推薦表明」した団体はいくつで、補助金交付した団体はいくつか。名称も。 《 答・市 長 》 私 が 直 接 推 薦 状 を 受 け 取 っ た の は 、 「 岐 阜 県 商 工 政 治 連 盟 」と「 山 県 青 色 申 告 会 」の 2 団 体 。そ の 他 は 私 が 直 接 受 け 取 っ て お ら ず 、推 薦 状 は す で に 破 棄 してしまった・・確か2団体ほどあった。補助金を交付した団体は1団体のみ。 《問・寺町》 いまは、来る4月の市長選挙の政治活動段階。前回のことはともか く 、今 回 の 選 挙 を 前 に 、市 の「 補 助 金 交 付 団 体 の 推 薦 」を 受 け つ つ 、補 助 金 の 返 還 も 求 め ず 、さ ら に 今 後 も 補 助 を 継 続 す る つ も り な の か 。そ れ と も 、推 薦 を 断 る の か 。 《 答 ・ 市 長 》 前 回 選 挙 と 同 様 に「 岐 阜 県 商 工 政 治 連 盟 」か ら 既 に ご 推 薦 を い た だ い た 。ま た 、補 助 金 交 付 団 体 か ら ご 推 薦 を い た だ け る と の お 話 を い た だ い た が 、道 義的なことも考慮し、すでに推薦をお断りしている。 ● 香 り会 館 と周 辺 の管 理 業 務 (2015 年 3 月 17 日 一 般 質 問 ) 《問・寺町》 「香り会館」の指定管理の期間が今年の3月末で切れる。そこで、 周辺公園などの管理も含めた新たな形態の業務の受託先の公募が昨年10月に行わ れ た 。し か し 応 募 者 な し 。そ こ で 、 「 公 園 な ど は 現 在 同 様 に 市 が 管 理 し 、香 り 会 館 な ど は 『 地 域 お こ し 協 力 隊 員 を 募 集 す る 』」 と い う 。 二 転 し た が 現 状 は ど の よ う か 。 《 答・産 業 課 長 》 2 名 の 隊 員 の 募 集 を 1 2 月 3 日 よ り 開 始 、東 京 で の 募 集 説 明 会 、 香 り 会 館 で の 現 地 見 学 を 行 い 、3 名 の 応 募 を い た だ き 、2 月 1 3 日 に 面 接 。し か し 、 採 用 に ま で は い た ら ず 、再 募 集 。現 在 2 名 の 応 募 が あ り 、3 月 3 0 日 に 面 接 を 予 定 。 四 国 山 香 りの森 公 園 に 大 型 遊 具 が できました (3月 ~) ( 市 の 公 式 ウ ェ ブ を 要 約 ) 6 ~ 1 2 才 向 け 大 型 遊 具 ( 長 い ス ラ イ ダ ー 他 )( 写 真 左 4 枚 ) と 、 3 ~ 6 才 向 け 幼 児 用 遊 具 ( 滑 り 台 が 2 つ 他 )( 写 真 右 ) が 完 成 。 新しくなった四国山香りの森公園にご家族で遊びに来てください。 2 福島原発事故から 4年 未来のために 脱原発社会を! 私たちは、30年以上前から、原発の危険を訴え、原発をなくそうと市民運動を 続けていました。しかし、その当時は、行政も政党も、反応はなし。 と こ ろ が 、4 年 前 の 福 島 原 発 事 故 で 国 民 の 多 数 が「 原 発 は 不 要 」と の 考 え に 転 換 。 いまでは、行政や政治も変わりました。二度と原発事故の被害がないよう、そして 将 来 の た め に 脱 原 発 社 会 を め ざ し ま し ょ う 。み ん な で 、 「 原 発 ゼ ロ 」社 会 の 実 現 を ! 岐阜は日本一の原発銀座の「風下地帯」 山県市はわずか70㎞ 北陸には、日本の原発すべての1/4を超す14基があります。 原 発 事 故 の 時 に 放 出 さ れ る 放 射 能 な ど は 、風 に 乗 っ て 拡 散 し ま す( 例:左 下 の 図 )。 岐 阜 地 域 で は 7 、8 月 を 除 き 、 「 北 西 ~ 西 」の 風 が も っ と も 多 い 風 向 き 。福 井 の 原 発銀座の方向から風が吹くと岐阜市や山県市方向は文字通り「風下地帯」です。 ● 下の図は、約30年前に、私たちが風船を飛ばした時の落下地点を示しました。 そこに福島の事故後に飛ばした風船の落下地点を重ねました。 ● 右の図は、岐阜県が作成した福井で原発事故の時の被害の予測図です。 岐 阜 県 が 行 っ た 予 測 で は 、左 上 の 福 井 方 面 か ら 、右 下 の 岐 阜 方 面 に 流 れ て き ま す 、 左ページの風船の図の私たちの約30年前の実証と一致しています 。 福井県から飛ばした風船の落下地点 ▲印 1988年3月 1988年3月20日、私たちは「脱 原発」の市民運動で敦賀市の北西の「美 浜原発」前の砂浜で風船を飛ばしました。 数時間後には県内各地に到着。 ●印 2012年3月 2 0 1 2 年 3 月 3 日 、「 福 井 の 原 発 か ら の風向き調査プロジェクト」の人たちが、 同じ所から風船を飛ばしました。 着地点は左の地図のとおり。 2011年-原発事故の放射能 「風下」に流れ、拡散、汚染 4年前の福島原発事故では、放射能の拡散は風向き に 大 き く 左 右 さ れ ま し た 。事 故 の 時 の 放 射 能 は 、 「風下 (かざしも)地帯」に流れ、拡散。 左図では、右下の「福島原発」から、左上方向に高 濃度で拡散しました。風下約60キロ離れたところで は有名な農産物も出荷できなくなりました。 (左図は「原発隣接地帯から:脱原発を考 えるブログ」から転載・加筆) 3 2012年 - 岐阜県行政も変わる ● 「 放 射 性 物 質 拡 散 シ ミ ュ レ ー シ ョ ン 結 果 」( H 2 4 年 9 月 、 11月 ) (岐阜県知事直轄・危機管理部門原子力防災室)資料から (「 山 県 市 」は 加 筆 ) 岐 阜 県 は 、若 狭 湾 方 向 か ら 風 が 吹 く 日 が 多 く 、県 と し て も 原 子 力 災 害 に 対 し て 対 策 を 講 じ て お く 必 要 が あ り ま す 。こ の 対 策 に つ な げ る た め 、福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 と 同 様 の 放 射 性 物 質 の 放 出 が 、敦 賀 発 電 所 で 発 生 し た と 仮 定 し た 場 合 に おける本県への影響を、科学的な手法によりシミュレーションしました。 《沈着した放射性物質による外部被ばく》 ( 6)線 量 が最 大 :春 (H22年 3月 28日 ) (9)線 量 が最 大 :冬 (H22年 12月 24日 ) 2012年から2015年 - 政治が変われば ●小 泉 元 首 相 「政 治 判 断 で原 発 をゼロに」 ( 2015/3/12 河北新報) 小 泉 純 一 郎 元 首 相 は 1 1 日 、喜 多 方 市 で 講 演 し 、 「 政 治 が 原 発 ゼ ロ を 決 め れ ば 、必 ず 実 現 で き る 。自 然 エ ネ ル ギ ー で 成 長 す る 社 会 を 目 指 そ う 」と 訴 え た 。 「原発は安全 でコストが安く、クリーンだと説明されていたが、全てうそだった。不十分な安全 対策で再稼働を急ぐべきではない」と語った。 ●小 泉 氏 ,首 相 は原 発 ゼロへ転 換 を。自 民 党 の多 数 も協 力 ( 3/11 共 同 ) 小泉元首相は11日、安倍晋三首相の方針について「首相が原発ゼロと言えば自 民党の多数も協力する。ピンチをチャンスに変える環境」と述べ、転換を促した。 2015年 - 3月 敦賀、美浜などの原発5基の廃炉決定 関西電力は3月17日、福井県の美浜原発1、2号機の廃炉を正式決定、日本原 子力発電も同日、福井県の敦賀原発1号機の廃炉を決定。18日には、中国電力の 島 根 1 号 機 ( 島 根 県 )、 九 州 電 力 の 玄 海 1 号 機 ( 佐 賀 県 ) も 廃 炉 を 決 定 。 【 寺 町 の コ メ ン ト 】 少 し 前 進 と は い え 、北 陸 の 3 基 が 廃 炉 と な っ て も 、 「原発銀座」 に変わりなし。そもそも、廃炉自体が長年数を要し技術的にも至難の作業です。 《2月21日付けの「新しい風ニュース 次の目標 263号」で提案したこと》 「保育料」や「給食費」の無料化を目指す 4
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