天王寺動物園飼育動物維持計画検討について

宮下有識者会議議長
殿
並びに
有識者会議委員及び関係者
各位
2015年3月16日
大阪市を洗濯する市民の会
黒田卓治
http://www.sentaku-osaka.jp/
第5回
大阪市天王寺動物園飼育動物維持計画検討有識者会議
を傍聴しての感想と提言
日時
平成27年3月9日(土)9:45~11:45
場所
天王寺動物園
出席委員:岸本真弓
佐藤哲也
レクチャールーム
野生動物保護管理事務所上席研究員、
どうぶつ王国社長、
西川禎一
笹井和美
市大教授、
府大教授
宮下実
議長・近大教授
出席建設局職員:野原賢一郎事務所長、牧慎一郎改革担当部長、九之池薫動物園担当課長、
坂谷安延改革担当課長、高見一利改革担当課長代理
市民にとって、市議や各種の市の審議会委員が市民代表として真剣に市民のために議論を尽くそうと
する姿を見ることほど有り難いと感じることはありません。文字通り、他ではここでされたような、問
題の本源から見直すという真に改革的と言うべき議論を聞くことはまず滅多にないというのが、今回の
天王寺動物園改革のための一連の会議を傍聴しての率直な感想です。
運営予算の7割が市税で、3割を賄う程度の現状の入場料収入しかないのでは到底独立採算は望めな
いということなのでしょうが、せっかく地下鉄天王寺駅の目の前に在るという理想的と言える立地(佐
藤委員の第3回会議での発言では、
「近距離レジャーのターゲットについて、天王寺動物園は立地環境は
大変恵まれている。民間が通常に事業を行えばまず失敗しない立地である。」とのこと)であれば、せめ
て市税からの補助が一割以下になる程度の運営が出来ないものかと思います。一般的に他の海遊館とか
USJ など社会的役割が似た施設のあり方をみると、このような施設の運営は公務員では無理、結局民営
化しかないということになるのかもしれません。
最終回ということもあってか、この会議からの提言が何らかの天王寺動物園への具体的改革策に結実
するのか、それともただそんな意見がありましたと聞き置かれるだけなのか全委員が気遣っていたのが
印象的でした。傍聴する市民としては、ここで議論された市民目線での改革を実現するためにも、この
有識者会議がチェック役の形で是非存続してくれることを願います。
洗濯市民から見ても、天王寺動物園にとって本質的と思はれる改革についての有意義な提言が飛び交
った審議会でした。委員及び関係者の皆様本当にご苦労さまでした。
以
上