1ページ 平成27年度一般会計当初予算は初の1000億円超

2015 年(平成 27 年)4月1日発行
予算特集号
主な事業と予算の概要
当初予算の概要
2・3面
4面
発行/浦安市
所在/〒279-8501 千葉県浦安市
猫実 一丁目1番1号
編集/市長公室広聴広報課
☎047・351・1111(代表)
http://www.city.urayasu.lg.jp
平成27年度一般会計当初予算は初の1000億円超
新たな付加価値の創造へ
施政方針(抜粋)
松崎市長が平成27年市議会第1回定例会の冒頭で述べた、市政運営の基本的考え
この度の5期目の選挙は、これまでの16年間の
私の市政運営に対する信任と、これからの4年
間、16万3千市民のうらやす丸の舵取りを負託さ
れたという大きな意味があるものと考えます。
奇しくも、今年は、敗戦から70年、阪神・淡路
大震災から20年という大きな節目を迎える年で
す。国においては、これまでの医療・年金・介護
の社会保障3分野に加えて、新たに「子ども・子
育て支援新制度」の創設という大きな改革が行わ
れ、また、生活困窮者自立支援法による貧困格差
の是正や、障がい者への差別解消といった新たな
取り組みも行われようとしています。さらには、
岩盤規制と言われた教育委員会制度に関するおよ
そ60年ぶりの改革や、これまで以上に地域の活性
化を促す「地方創生法の施行」など、戦後70年間
で築かれてきたさまざまな社会制度が大きく変ろ
うとしています。
こうした時代潮流の中にあって、全国の自治体
が、社会制度の変化に的確に対応していくだけで
なく、これからのまちづくりのあり方を模索して
いるところです。
本市においても、約40年におよぶ新しいまちを
創る時代から、市民とともに築いたまちを磨き上
げる時代を迎えています。少子高齢社会の進展や
それに伴う社会保障費の増大といった課題は山積
していますが、付加価値を創造し続ける政策先進
都市として、こうした課題に積極果敢に挑戦し、
か じ
く
地方自治のモデルを全国に提示していく所存で
す。
そこで平成27年度は、浦安が新たなステージへ
と大きな一歩を踏み出し、持続的に発展し続ける
ために財政調整基金を活用、一般会計だけで1000
億円を超える、積極的な予算編成を行いました。
まず、復旧・復興につきましては、皆さまのご
理解とご協力を賜りながら、最優先課題として取
り組んでまいります。
復旧・復興工事の進捗率は、下水道が平成26年
度末で約99%、道路は全体の約39%となっていま
す。今後は皆さまの生活道路の復旧工事に力点を
置き、平成28年度までに、すべての道路の復旧・
復興工事の完了を目標に取り組んでいきます。
復興交付金事業の市街地液状化対策事業に関し
ては、20地区4103戸の宅地を対象として、地区ご
との詳細な設計や事業費の算出を行った後、日本
はおろか、世界的にも前例のない、既存宅地の液
状化対策事業を行ってまいります。
また、「人口問題」は日本中の関心事となって
おり、とりわけ「少子化」は、まさに待ったなし
の状況です。若い母親や働いている母親をはじめ
とする多くの方々と意見交換を重ねる中で、サポ
ートしてくれる両親などが身近にいない家庭が多
い浦安市のような環境では、特に子育てに対する
身体的・精神的な負担、さらには、教育におけ
る経済的な負担を少しでも取り除くこと、そのた
めの環境を整えることが、少子化を食い止めるた
めに必要なのだということを改めて教えられまし
た。平成27年度においても、保健師と子育てケア
マネジャーが作成する「子育てケアプラン」
、出
産直後の母親に心身のケアや育児相談などを行う
「産後ケア」といった支援策の充実や、
「給付型
奨学金制度」の創設などに取り組んでまいりま
す。
一方、一昨年6月から高齢社会に突入した本市
では、健康寿命の延伸のための取り組みを推進し
ているところです。昨年12月には「健幸長寿社会
を創造するスマートウエルネスシティ総合特区」
の指定を受けました。これまでのまちづくりのな
かで築いた、三方を海と川に囲まれた本市の魅力
ある水辺や緑の空間を生かし、楽しみながら歩け
る環境づくりを行うなど、健康・医療施策とまち
づくり施策の融合により、高齢化が進んでも持続
可能な先進予防型社会の実現に取り組みます。
また、市民にとって、これからも魅力や活力あ
るまち、誇れるまちとして持続的に発展していく
ために、各地域の特色を生かしながら、更なる活
気とにぎわいを生み出す、都市拠点の充実・強化
に取り組んでいきます。
※施政方針の全文は、市ホームページでご覧いただ
くことができます