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みんながいたからできたこと
秋田県立大館国際情報学院高等学校
国際情報科 1年D組 宮田結生
私は簿記の教科担任の先生から、部活動のない曜日の放課後を有効に活用し
て資格取得を目指すよう声をかけていただき、10月中旬から週2回、日商簿
記検定3級と全商簿記検定1級(原価計算)の勉強を始めました。日商簿記検
定3級はひとりだけでの受験でしたが、授業でやっていた内容でできたので、
わからないところを先生に聞きながら過去問や模擬問題をたくさん解くなどし
て合格することができました。原価計算は、6人の仲間がいたのでその仲間達
と教え合いながら理解を深めることができました。
日商簿記検定2級の勉強を本格的に始めたのは1ヶ月前からです。商業簿記
をほとんど授業で習っていなかったので、工業簿記を得点源として9割から満
点を狙う勉強をしていました。全商簿記検定の原価計算を学習してからすぐに
日商簿記検定の工業簿記をやったので、出題形式に慣れるのには時間がかかり
ましたが、インターネットの解説を見たりなどして理解を深めました。
2級範囲を授業でほとんど習っていなかったため、課題は商業簿記でした。
まずは仕訳の過去問題をたくさん解きました。全商簿記検定2級範囲でカバー
できる分野が少なく、習っていない問題は先生に教えてもらいました。大変だ
ったのは、取引文の言い回しへの対応です。日商簿記検定は、取引文が少し遠
回しに書かれてあるので、何を問われているのかがわからない問題などがあり
ました。仕訳を数多く解き、出題形式に慣れることが大切だと思いました。
伝票会計や特殊仕訳帳が主に出題されている大問2番は、近年特殊な問題ば
かり出されていることを知り、個別論点を中心に勉強しました。しかし、伝票
や特殊仕訳帳も出ないとは限らないので、とにかく様々な問題に触れるように
しました。特に、社債の個別論点では、理解にとても時間がかかりました。
本支店会計や財務諸表、精算表の作成が主に出題されている大問3番では、
3級を勉強した時に精算表を猛特訓したので2級になっても対応することがで
きました。また、時間をかけずに解く方法を身につけることに力を入れました。
本支店の問題は、直前の簿記講習会で教えてもらい理解することができました。
日商簿記検定は出題予測が難しく、多くの問題に触れること中心に得意分野
を得点源とし、苦手分野でも7割以上とれる勉強を中心に頑張りました。日商
簿 記 検 定 2 級 は 、「 試 し に 受 け て み よ う 」 と い う 気 持 ち で 挑 戦 し ま し た が 、 教
えてくれた先生や、一緒に頑張った仲間のおかげで、合格できました。自分ひ
とりではきっと合格まで辿りつけなかったと思います。本当に感謝しています。