高山市立国府中学校 平成27年3月20日 第12号 ( 日 々 心 す べ し ) 一 、 い い か げ ん だ と 、 言 い 訳 が 出 る 。 一 、 中 途 半 端 だ と 、 愚 痴 が 出 る 。 一 、 真 剣 だ と 、 智 恵 が 出 る 。 ( 日 々 心 す べ し ) 心に沁みることば 一 、 い い か げ ん だ と 、 言 い 訳 が 出 る 。 一 、 中 途 半 端 だ と 、 愚 痴 が 出 る 。 一 、 真 剣 だ と 、 智 恵 が 出 る 。 長年にわたって学校を応援してくださっている地域の方が来校された折に、いただいた言葉で す。読み返すたびに、自省をともなって我が身を締めつけてきます。 教師として生きるにあたって 国府中学校長 田中博文 6日、92名の3年生が、在校生や家族、地域の多くの方々の祝福を受けながら、国府中学 校を巣立って行きました。式が終わった後、職員室で保護者の代表の方からお礼の言葉をいた だきました。学校側からも保護者にお礼を述べました。 「今年の卒業生は、様々な場面で私たちを教師にしてくれました。だから、私たちは教師の仕 事ができました。私たちは、教師として仕事をしてきましたが、生徒や保護者が教師として受 け入れてくれないと、教師の仕事はできません。こちらこそ、ありがとうございました。」 学 校や教師の力は微力です。保護者と連携できなければさらに微力になります。親が教師に、教 師が親に感謝する姿を、子どもたちにもぜひ見てほしいと思いました。 生徒や保護者との信頼関係を築くために、教師が生徒に嫌われることは好ましくありません。 かといって、嫌われることを恐れて生徒に迎合していては、教育はできません。 「生徒と友だち のような関係でいたい」という若い先生もいます。かつての「子どもの気持ちを理解しようと しない頑固おやじ」や「権力を振り回して厳しいだけの近寄りがたい先生」の対極にいたいと いう気持ちからだと思います。しかし、親子や師弟の関係は決して対等ではありません。厳然 たるちがいがあります。それは具体的には、言葉づかいの中にあらわれてくるべきものだと思 っています。そういう私たち教師は、日々の指導や姿を通して、生徒が尊敬し一目置くような 人間モデルとなる存在でなくてはなりません。少なくともそのことを意識して、真摯に自分を 見つめ、努力し続ける人間でなくてはいけないと思っています。次年度に向けて、全職員が標 題の言葉を噛み締め、胸を張って語れる教育を実践していく決意をしているところです。
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