発行:国鉄労働組合西日本本部 / 〒530-0034 大阪市北区錦町2番2号 電話番号/JR071-4548 (FAX)071-4556 国労大阪会館内 NТТ06-6358-1190 (FAX)06-6353-7849 第12号 2015年3月19日 貨物会社発足から29年が経過するが、この間ベアゼロは半分以上の年数となっ ている。 貨物会社は、鉄道事業部門の線路使用料や動力費の経費増を主張しているが、 「赤字だから支払いを待って欲しい」とお願いすることで待ってもらえるのか? 社員の生活も同じである。生計費は労働者のコストであり、消費税や社会保険料 の増により、生活は一層苦しくなっている。しかし、 社員に対してだけ「待って欲しい」との理屈は通ら ない。現状は5期連続の黒字で、来年度も45億円の 黒字をめざしている中で、貨物会社は、今日の社会 状況と社員の生活状況を考えれば、ベアを実施すべ きである。 貨物労組は本気でベアを求めているのか 貨物労組は、交渉速報19号において「中央本部は今15春闘において「何としてもベース アップ実施と諸要求の実現」を求め、職場でまじめに働く組合員の努力や苦労を無視すること は到底認められない」としているが、本当に組合員家族のことを考えているのか疑問である。 「手当て等の見直し」において「最小限の痛みで乗り切ることを確認して…」と集約したが、 手当ての見直しで削減される原資は2億4千万円であり、ベア要求にかかわる原資は10億円 近いものとなっており、体力があるなら2億4千万円の廃止は必要では なかったのではないか?この点について組合員に説明する必要があると 考える。 国労は、「鉄道事業部門」にかかる経費の悪化要因である線路使用料 と動力費は列車運行に係るための費用であり、手当て廃止や賃上げを拒 否する理由にはならないと主張している。 国労と一緒に最後まで賃上げを求めていこう!
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