15春闘ニュース№12

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第12号
2015年3月19日
貨物会社発足から29年が経過するが、この間ベアゼロは半分以上の年数となっ
ている。
貨物会社は、鉄道事業部門の線路使用料や動力費の経費増を主張しているが、
「赤字だから支払いを待って欲しい」とお願いすることで待ってもらえるのか?
社員の生活も同じである。生計費は労働者のコストであり、消費税や社会保険料
の増により、生活は一層苦しくなっている。しかし、
社員に対してだけ「待って欲しい」との理屈は通ら
ない。現状は5期連続の黒字で、来年度も45億円の
黒字をめざしている中で、貨物会社は、今日の社会
状況と社員の生活状況を考えれば、ベアを実施すべ
きである。
貨物労組は本気でベアを求めているのか
貨物労組は、交渉速報19号において「中央本部は今15春闘において「何としてもベース
アップ実施と諸要求の実現」を求め、職場でまじめに働く組合員の努力や苦労を無視すること
は到底認められない」としているが、本当に組合員家族のことを考えているのか疑問である。
「手当て等の見直し」において「最小限の痛みで乗り切ることを確認して…」と集約したが、
手当ての見直しで削減される原資は2億4千万円であり、ベア要求にかかわる原資は10億円
近いものとなっており、体力があるなら2億4千万円の廃止は必要では
なかったのではないか?この点について組合員に説明する必要があると
考える。
国労は、「鉄道事業部門」にかかる経費の悪化要因である線路使用料
と動力費は列車運行に係るための費用であり、手当て廃止や賃上げを拒
否する理由にはならないと主張している。
国労と一緒に最後まで賃上げを求めていこう!