2015年 3月19日号 Vol.212 「賃上げ」、ウチにはまだ・・・というアナタへ 過去最高水準の春闘 3月18日、2015年春の労使交渉で主要企業 が一斉にベースアップ(ベア)や一時金を回答 しました。 昨年の水準以上の賃上げを実施する企業 は5割に達し、トヨタ自動車や日立製作所、 NTTなどの大手企業が過去最高水準の賃上 げを実施する予定です。 この背景には、業績回復や物価上昇などが 挙げられます。今後はデフレ脱却や個人消 費の回復へのつながりが期待されるため、 アベノミクス効果も実感できそうです。 しかし・・・「まだウチは賃上げになっていない し、全然アベノミクスの効果を享受していな い!」というアナタ。 「賃上げ」を待っているんじゃなくて、自分か ら獲りに行きましょう。 働くのはアナタだけではありません。 「お金」にも働いてもらうのです! 日経平均15年ぶりの高値更新 3月18日、日経平均株価が2000年4月14日 以来、ほぼ15年ぶりの高値を更新しました。 国内大手企業の賃上げ報道が相次ぎ、外国 人投資家を中心に景気回復を期待した買い が入ったことが背景にあります。 しかし、今は外国人投資家よりも注目されて いる「クジラ」がいます。 5頭のクジラ 昨年は公的機関、特にGPIF(年金積立金管 理運用独立行政法人)が運用資産における 国内株式の割合を12%から25%に引き上げ るという話題が日本株式市場を盛り上げまし た。 ここにきて高値更新のきっかけになっている のは「クジラ買い」が始まったからです。 「クジラ買い」とは公的マネーという巨大なク ジラが、日本株式市場で影響力を見せつけ ていることです。 クジラは5頭おり、その代表格がGPIFです が、その他に地方公務員共済組合連合会な ど3つの共済、かんぽ生命、ゆうちょ銀行、日 銀がいます。 その買い余力は合計で20兆円を超えるとの 試算もあり、今後クジラがいつどのような買 い方をしてくるのかに注目です。 加えて企業業績の回復が賃上げを通じて消 費を刺激し、国内景気の回復につながると いうシナリオも好材料です。 「賃上げ」を待っていないで、クジラに乗って 日本株式市場からアベノミクスを享受するの もひとつの考え方ですね! ●当資料はピクテ投信投資顧問株式会社が作成した資料であり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、また特定の銘柄および市 場の推奨やその価格動向を示唆するものでもありません。●運用による損益は、すべて投資者の皆さまに帰属します。●当資料に記載された過去の実績 は、将来の成果等を示唆あるいは保証するものではありません。●当資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成されていますが、その正確性、完全 性、使用目的への適合性を保証するものではありません。●当資料中に示された情報等は、作成日現在のものであり、事前の連絡なしに変更されることが あります。●投資信託は預金等ではなく元本および利回りの保証はありません。●投資信託は、預金や保険契約と異なり、預金保険機構・保険契約者保護 機構の対象ではありません。●登録金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象とはなりません。●当資料に掲載されているいかな る情報も、法務、会計、税務、経営、投資その他に係る助言を構成するものではありません。
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