様式第3号(第11条第2項関係) 議 事 概 要 書 玉野市立図書館協議会及び玉野市立図書館のあり方に関する懇談会 開 催 日 時 平成27年2月6日(金)10時から11時50分まで 開 催 場 所 玉野市総合文化センター2階和室 出 席 委 図書館協議会委員 7名 欠席者 2名 あり方懇談会委員 2名 欠席者 1名 員 事務局 教育委員会関係 図書館職員 傍 聴の可 否 4名 5名 可 (非公開の理由) 傍 聴 人 数 7名 【議 題】 「新たな図書館の具体像について」 審 議 概 要 【各委員との質疑応答(抜粋) 】 *開館日数が増えて開館時間も長くなることには異論はないが,それ に合わせた職員の配置は十分に考慮してもらいたい。 ⇒サービスに支障が出ない方向で検討していく。 *現存蔵書の移転後の取り扱いに疑問がある。移転先の収納規模は 大丈夫なのか。 ⇒現存する蔵書はサービス低下を招かないよう保持した上,将来的 な動向を見据えて十分な開架スペース等のレイアウトを設計して いくこととしている。 ・いくら蔵書が多いといっても,古い本ばかりでは用をなさない。 蔵書の質を重視して,新しくて興味を引く内容にしてもらいたい。 *基本施策について,ビジネス支援や観光情報の提供なども図書館が 担うものなのか。商工会議所や観光協会があるのだから,あまりに 手広くする必要はないと思う。学校支援サービスについても各学校 1 審 議 概 要 に司書がいるのだから任せればいい。今までの図書館施策の範疇を 超えている。 ⇒学校図書館については,団体貸出や職場体験等の支援を継続しな がら連携していく。 ・学校図書館の蔵書は十分ではなく,図書館からの貸出で補充してい ることがあるので支援していただきたい。 *「にぎわい」という言葉は,図書館にとって相応しくないのでは。 ⇒図書館が入居することによって,施設の利用者が増加していって 欲しいという意味で使っている。 *情報発信は大切なことだが, 「図書館=情報発信拠点」には違和感が ある。個人的には, 「図書館=憩い集う場所」と考えているので。 情報発信拠点というからには,インターネット等を駆使した何かし ら利便性のあるシステムを構築して多くの市民が利用できるように 周知して欲しい。 ⇒図書資料のインターネット予約,県内図書館との相互貸借等とい った既存システムを更に多く利用してもらうために,引き続き周 知拡大していきたいと考えている。 *開館時間が長くなることは仕事帰りに利用するきっかけになる。 また,メルカという商業施設に移転するので,今まで図書館に足が 向かなかった人たちが「利用してみようかな」と思えるように検討 していただきたい。 ⇒移転するまで待たなくても現在の図書館も是非一度ご利用してい ただければと思う。職員一丸となって,今後も利用者の方々に喜 ばれるようなサービスの向上を目指していく。 *駐車場については,土地所有者が段取りすべきことではではないの か。なぜ,玉野市が提供しないといけないのか(満車時の臨時駐車 場について) 。 ⇒市民病院裏の空き地については市の所有地であり,病院の駐車場 としては使用されていない。現在も文化センター満車時には臨時 駐車場として使用している。移転後には,メルカ側とも協力して 駐車場の確保に努めたい。 2 審 議 概 要 *現在の図書返却ボックスは建物外にあるが移転後はどうなるのか。 メルカ外の出入口付近に設置してもらえるのか。建物内の1階に設 置するのか教えて欲しい。 また,図書館で借りた本を近くの市民センターでも返却できるよう にしてもらいたい。 ⇒返却ボックスについては,複数のメルカ出入口に設置し,外部か ら返却できる体制にしたいと考えている。 一方,市民センターでの図書返却は以前から要望があったので検 討課題とさせていただく。 *基本構想の施設に関する課題はメルカ移転である程度解消できると 思うが,全国的にこのような(商業施設に移転した)先行事例はあ るのか。 ⇒徳島駅前の「そごう」に入居している徳島市立図書館を視察した。 今のところ,特に問題はないと伺っている。 ・徳島は規模も大きく,立地条件も良いし参考にならないと思う。 また,商業施設に入居したことによってデメリットが生じた例もあ るのではないか。 ⇒ちなみに県内では津山市立図書館がある。ここは商業施設を再利 用して運営している。 デメリット等については,幅広く先行事例から学んで,対策を検 討していく。 *高齢者や障がい者のために図書館までのアクセスを整備して欲しい (シーバスやシータク等)。公共交通の改善を求める。 ⇒図書館限定では考えていない。既存する市役所横の停留所を利用 してもらいたい。特急バスの停留所もある。 *商業施設に移転しても「図書館の静寂性」は絶対に確保していただ きたい。静寂性の確保は目指すべきことではなく,しなければいけ ないことと認識してもらいたい。静寂性が確保できる具体案を早急 に検討して欲しい。その上で,様々な利用者のニーズを把握する必 要がある。大変なことは承知の上で申し上げているが,開放的であ りながらも静寂性が保たれる図書館を実現してもらいたい。 3 審 議 概 要 ⇒社会教育施設たる図書館にあっては,設計段階から静寂性を重視 したレイアウトを考えていくことは必要だと認識している。 多様なニーズも踏まえながら検討していく。 *今回の素案には学習スペースが記されていないが,学生たちが勉強 しやすい環境を整備して欲しい。 ⇒現在よりも広いスペースを確保していく。 *メルカが倒産した場合,図書館はどうなるのか。 ⇒メルカ(玉野まちづくり㈱)が倒産しても,直接影響はないと考 えている。 *メルカへ移転することに関して,司書が懸念しているところはある か意見を聞かせてもらいたい。 ⇒本来,図書館として作られた建物ではないので,耐荷重の関係で 背の高い書架が設置し難い。また,移動図書館車の駐車場やその 作業場の確保,利用者の動線に合う各室の配置が可能であるか等, 様々な問題がある。制約がある中でも利用する人はもちろん,そ こで働く人にとっても快適な図書館になるようにじっくりと時間 を掛けて検討・工夫していく必要があると思っている。 *指定管理者制度による運営に必要な手続き・流れは今後どのように なるのか。 ⇒未定である。 *最後になるが,メルカに移転しても市民にとって気持ちよく利用し やすい図書館になることを期待している。 特 事 記 事 務 項 なし 局 玉野市教育委員会 総合文化センター(図書館) 4
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