A 財政ではなく、耐震性だけを市は理由 にしています。松原市の 2013 年度一般会 計は 2 億 7 千万円の黒字です。また、図書 館の年間経費は人件費も含め 2 億 5 千万円 です。これは一般会計のわずか 0.54 %です。 Q 気軽に行ける身近な分館が なくなるとどうなるの? A 遠くまで行かなければならなくなりま す。低学年の小学生は、子どもだけで校区 から出ないようにと先生から言われていま すから、図書館へ自由に行けなくなります。 お年寄りや身体の不自由な方たちにも大き な負担になります。本に触れる機会が減る ことは間違いありません。 Q A これまで松原市は、子どもも、お年寄り も、誰もが気軽に行ける図書館をと、本館と 7 つの分館を作り維持してきました。ところ が、現在の市長は小さな分館はもう時代遅れ、 市民ニーズに合わないと言います。しかし、 市が 2010 年に行った市民アンケートでは 「図書館をよく利用する理由は」の問いに一 番多かったのは「自宅に近い」の 53.7 %で した。近くて身近な図書館に市民のニーズが あるのは昔も今も同じです。 Q 閉鎖されると分館の本はどうなるの? A 2つの図書館には 63,000 冊もの本が あります。本館の書棚も書庫も空きはあま り残っていないようです。もし 本館に入らなければ、処分され るかも知れません。 分館は小さいから本も少ないよね? A 本館と分館にある全ての本は、図書館 のホームページや図書館にあるパソコンで 検索出来ます。読みたい本が近くの分館に なく、他にある場合は、リクエストをすれ ば取り寄せてもらえます。分館一つ一つは 小さいですが、本館と分館を合わせて1つ の大きな図書館として機能しています。 Q Q 分館をたくさん置くやり方は古いの? 図書館の利用者は減っているの? A 市民1人あたり貸出は、2009 年度は 5. 9 冊でしたが、その後は減り続け 2013 年 度は 4.9 冊となっています。市が図書館の 予算を減らしてきたことが大きな原因です。 市民1人あたりの図書購入費は、2001 年 度には 226 円でしたが、2013 年度には 14 7 円まで減らされています。新 しい本がなければ、利用者が減 るのは当然です。 Q 本館と7つの分館、合計8冊も同じ 本を買っているの? A 利用者からのリクエストが多い本は、 複数買うことはあるようです。しかし、全 ての分館に同じ本を置くということにはなっ ていません。分館毎に置いてある本は違っ ています。限られた予算の中で出来るだけ 多様な本をと考えているからでしょう。 Q 分館は本の貸出をしているだけ? A 7つの分館では、貸出の他にも、絵本や 紙芝居の読み聞かせ会や、手作り会、DVD 上映会、お楽しみ会など子ども向けの企画や、 市民とともにつくる「図書館まつり」などの 行事も行っています。また市民の自主的な 読み聞かせ活動などの拠点にも なっています。分館がなくなれば、 こうしたこともできなくなります。 Q 適正配置等検討委員会ってなに? A 図書館の適正配置を検討するとして市 が作った委員会です。2013 年 5 月に、これ までの分散型から中央館に軸を置いた集中 型の図書館を目指すとした答申を出してい ます。しかし、ホームページに公開された のは市長選挙の後です。また、市の広報誌 には、要約すら一度も掲載されておらず、 ほとんどの市民は内容を知らないでしょう。 Q 松原市 が新町図書館 と松原南図書館 を閉 めるって? Q 図書館(分館)を閉めるのは、市にお 金がないから? 新町と松原南以外の分館は大丈夫? A 適正配置等検討委員会の答申には、廃 止するとはありませんが、耐震性に問題の ない分館は公民館などの施設として使うこ とや、新たな市民ニーズに応えた利活用を 検討すべきとしています。ですから他の分 館についても、今後、閉鎖される可能性が あります。 2015/2/12
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