ひまわり 12月 今年も残りわずかとなりましたね。かぜやインフルエンザの流行も気になる時期です。 冬休みや年末年始は、人の多いところに出かける機会が増えるので、手洗い・うがいを こまめにしたり、必要に応じてマスクをつけたりして、予防を心がけましょう。 受験生のみなさんは大変な時期ですが、健康に気をつけて、がんばってください! 12 月は HIV・AIDS について考える月です 12 月 1 日には、世界エイズデーがありました。エイズは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス) に感染してかかる病気で、感染から発症まで長い時間がかかります。感染に気付かず、他の人 うつしてしまうこともあります。 昨年の2013年の1年間に日本で新しく HI に感染した人は過去2番目に多い 1,106 人、 感染に気付かずエイズを発症した新規患者は過去最多 484 人でした。 HIV は、人(ヒト)の体を守るしくみ(免疫)を働かなくさせる(不全)ウイルスです。 免疫細胞が少なくなるにつれ、元気なときは体に侵入しても症状を起こさなかった弱い病原体 が原因で、様々な症状が現れるようになり、これらの症状を「日和見感染症」といいます。HIV 感染が原因で、日和見感染症のどれかが現れた状態を「AIDS 発症」といいます。AIDS は日 本語では「後天性免疫不全症候群」といいます。 エイズは長い間、発症したら死を待つしかない病気として恐れられてきました。今では研究 が進み、HIV が体内で増えるのを防ぐ薬が開発され、病気の進行を食い止めることができるよ うになっています。しかし、HIV そのものを消す薬はまだありません。一番大切なのは感染し ないことです。HIV は空気中では生きられないほど弱いウイルスで、体に侵入する経路も限ら れています。感染しない行動を選べるよう、正しい知識を身につけましょう。
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