資料4 特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業における 利用定員の設定について 1.確認制度上の利用定員の設定 子ども・子育て支援新制度において、認定こども園法、児童福祉法等に基づく認可等を 受けていることを前提に、施設・事業者からの申請に基づき、市長が、対象施設・事業と して確認し、給付による財政支援の対象とすることとしている。 給付の対象となることを確認するにあたっては、神戸市子ども・子育て支援事業計画に 照らし、認定区分ごとの利用定員を定めることとなっている。 (1)利用定員の設定について 教育・保育施設の設置者、地域型保育事業を行う者の申請により、小学校就学前子 どもの区分ごとの利用定員を定めて、市長が確認を行うこととされている。 (2)意見聴取 特定教育・保育施設の利用定員を定めようとするときには、あらかじめ、審議会に おいて、その意見を聴かなければならない、と定められている。 (子ども・子育て支援法第 31 条第 2 項) (3)確認申請数 確認の申請のあった数は以下の通りである。 確認申請数(平成 27 年 3 月現在) 種 類 教育・保育施設 施設類型 件数 幼保連携型認定こども園 48 幼稚園型認定こども園 地域型保育事業 6 家庭的保育事業 24 小規模保育事業 61 事業所内保育事業 5 なお、新制度の移行の際に存在する認定こども園、幼稚園、保育所は、施設型給付 を受ける確認があったとみなされる。 種 類 教育・保育施設 施設類型 件数 幼保連携型認定こども園 1 幼稚園型認定こども園 9 幼稚園 51 保育所 182 1 資料4 (4)その他 確認を受けた教育・保育施設の設置者と地域型保育事業者は、条例で定める特定教 育・保育施設の運営に関する基準に従い、特定教育・保育を提供しなければならない、 と定められている。 運営に関する基準について、神戸市では、 「神戸市特定教育・保育施設及び神戸市特 定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例」を定めている。 2.利用定員の考え方 利用定員は、神戸市子ども・子育て支援事業計画に照らし、認可定員の範囲内で設定する。 事業計画の確保方策については、利用定員がベースとなる。 また、新制度の給付については、確認制度上の利用定員に基づき給付する。 (1)設定方法 利用定員は、施設・事業者からの申請に基づき、市が認可定員の範囲内で設定する。 適切な利用定員を設定するためには、施設・事業者と意思疎通を図り、その意向を 考慮しつつ、当該施設での最近における実利用人員の実績や今後の見込みなどを踏ま えることが必要である。 利用定員は認可定員に一致させることが基本であるが、恒常的に利用定員が少ない 場合には、認可定員を超えない範囲内で利用状況を反映して設定することが必要とな る。 (2)設定区分 1 号、2 号、3 号認定の区分ごとに利用定員を定めるが、3 号認定子どもについて は、満 1 歳未満と満 1 歳以上に区分して定めることとされている。 (3)定員の範囲 幼保連携型認定こども園、幼稚園型認定こども園、保育所 20人以上 小規模保育事業 6人以上19人以下 家庭的保育事業 5人以下 事業所内保育事業 小規模型19人以下、保育所型20人以上 (4)神戸市における既存施設から幼保連携型認定こども園に移行する場合の考え方 供給過剰地域において、幼稚園に追加する2・3号子どもの利用定員は10人以下 とし、実際に入園している保育の必要な子どもの数がその数を超える場合は、それを 上限とする。 また、保育園に追加する1号子どもの利用定員は15人以下とする。 2
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