平成27年度国債発行計画について…片桐 聡

特集
平成27年度
国債発行計画について
理財局国債企画課長 片桐
聡
本稿では、国債市場の状況及び市場との対話を
つき御助言を頂いた。
踏まえ、本年1月14日に公表した平成27年度国債
さらに昨年11月及び12月に国債市場特別参加者
発行計画の内容を中心として、本年度の国債管理
会合(
「PD会合」
)及び国債投資家懇談会(
「投資
政策の概要を説明したい。
家懇」
)を開催し、市中発行の年限構成等につい
1.現下の国債市場の状況
て市場との対話をきめ細かく実施し、投資家のニ
ーズの把握に努めたところである。
日本銀行が一昨年4月に導入した量的・質的金
こうした民間有識者の指摘や市場関係者の声を
融緩和政策の下で大量の国債を市中から買い入れ
踏まえつつ、
平成27年度予算政府案の閣議決定(平
る中、金利は低下傾向で推移している。特に、昨
成27年1月14日)にあわせて財務省として平成27
年10月末に日本銀行が追加緩和を公表し、長期国
年度国債発行計画を公表した。
債について、保有残高が年間約80兆円増加するよ
う買入れを行うことを表明して以降、原油価格の
急激な下落も相まって金利低下が進み、1月には、
長期(10年)金利が一時0.2%割れとなったほか、
短期金利や2年金利がマイナスとなるなど、国債
3.平成27年度国債発行計画
の概要
(1)平成27年度発行根拠法別発行額
予算上平成27年度に発行すべき国債の総額は、
金利は歴史的低水準となっている。こうした中、
過去最大であった前年度当初と比べると▲11.5兆
市場関係者を中心として一部から国債市場におけ
円減の170.0兆円と、大幅に減少した。
(図1、図
る流動性の低下やボラティリティの高まりを懸念
2)
。
する声が聞かれているところである。
2.平成27年度国債発行計画
の策定プロセス
平成27年度国債発行計画の策定に当たっては、
内訳をみると、一般会計予算の歳入となる建設
国債と特例国債については、
「新規国債発行額に
ついて、平成26年度予算に比し着実に減少させ
る。
」との予算編成の基本方針に基づき、前年度
当初比▲4.4兆円減の36.9兆円となった。当初予
昨年10月及び12月に開催された国の債務管理の在
算において新規国債の発行額が30兆円台となった
り方に関する懇談会(
「在り方懇」
)において、民
のは平成21年度以来である。
間有識者の方々に、今後の主な検討課題として、
復興債は、東日本大震災からの復興のための施
①借換債の発行額を抑制するための平均償還年限
策に要する費用の財源に充てるため、復興特別税
の長期化、②国債流通市場の流動性の維持・向上、
等の収入が確保されるまでのつなぎとして発行さ
③物価連動債の市場育成等について中長期的な視
れるものであり、平成27年度においては前年度当
点から議論して頂き、国債発行計画の策定方針に
初比0.7兆円増の2.9兆円の発行が予定されている。
30
ファイナンス 2015.3
平成27年度予算特集
平成27年度国債発行計画について
財投債は、財政融資の新規の貸付規模のほか、
また、
「公的部門」
(日銀乗換)は、国債発行総
額や市場環境等を踏まえ、日銀が保有する利付国
れるものであり、平成27年度においては前年度当
債の償還期限到来額のうち、平成27年度は前年度
初比▲2.0兆円減の14.0兆円となった。
当初比▲0.7兆円減の10.4兆円となっている。
借換債は、過去に発行した国債の満期到来に伴
う借換えのために発行するものであり、国債発行
総額の大半を占めている。国債残高の増加を背景
に、借換債の発行額は図2にも示されている通り、
4.平成27年度の国債管理政策
における主な施策
(1)平均償還年限の長期化
基調としては増加傾向にあるが、平成26年度が借
借換リスクの抑制や中長期的な調達コストの低
換債発行の大きく増加する年度であったこともあ
減等を図るため、市場関係者の声も踏まえ、カレ
り、平成27年度においては前年度当初比▲5.9兆
ンダーベース市中発行額について、超長期債の増
円減の116.3兆円となった。
額や中短期債の減額により平均償還年限を長期化
(2)平成27年度消化方式別発行額
国債の消化方式は、大別すると、
「市中発行」
、
「個
することとしている。
具体的には、前年度当初計画と比べて40年債を
0.4兆円増、30年債を1.6兆円増と超長期債を合計
人向け販売」
、
「公的部門」の3方式がある(図1
で2.0兆円増額する一方、5年債を▲2.4兆円減、
右表)
。
2年債を▲2.4兆円減、1年割引短期国債を▲1.3
「市中発行」分について見てみると、国債発行
兆円減と中短期債を合計で6.1兆円減額すること
総額が前述の通り対前年度▲11.5兆円減と大幅に
により、平成27年度のカレンダーベース市中発行
減少する中で、計画的に市中で発行するカレンダ
額の平均償還年限は、対前年度+6ヵ月の9年と
ーベース市中発行額を急激に減少させることは、
なっている(図3、4、5)
。
国債市場の流動性に与える影響も大きいと考えら
れる。そのため、平成28年度の借換債の前倒し発
(2)国債市場の流動性維持・向上
行を進める(上限32兆円)ことにより、カレンダ
国債市場の流動性維持・向上の観点から、市場
ーベース市中発行額の減額幅を前年度当初比
のニーズの高い既発債を追加発行する流動性供給
▲2.5兆円減に抑制し、同発行額は152.6兆円とし
入札の規模を拡大した(月1,000億円の増額)
。
た(注:平成28年度の借換債の平成27年度への前
さらに、本年4月より、大量応札・落札による
倒し発行は、平成27年度計画上、年度間調整分と
流動性の低下等を抑制し、国債の安定消化を図る
してマイナス(▲)で計上されることから、年度
ため、入札参加者の応札上限額を「発行予定額全
間調整分は前年度当初比▲8.0兆円と大幅な減少
額」から「同2分の1」へ引き下げるとともに、
となっている)
。また、第Ⅱ非価格競争入札(通
応札上限引下げに伴う応札額減少を補う観点か
常の入札の結果公表後に追加的に国債市場特別参
ら、プライマリー・ディーラーの応札義務率を発
加者向けに実施される入札)は、前年度計画と同
行予定額の「3%以上」から同「4%以上」へと
様にカレンダーベース市中発行額(1年割引短期
引き上げる。
国債(TB)及び流動性供給入札分を除く)の3.75
%である4.4兆円を計上している。
「個人向け販売分」は、一般に金利動向等に応
じて販売額が大きく変動する傾向が見られるが、
なお、市中からの買入消却については、総額2
兆円程度を上限に実施(具体的な実施方法は、こ
れまでの買入消却と同様、市場の状況を見ながら
決定)することとしている。
低金利下での足元の販売状況等を踏まえ、前年度
当初比▲0.2兆円減の2.3兆円とした。
ファイナンス 2015.3
31
特集
財政融資資金全体の資金繰り等を勘案して決定さ
(図1)平成27年度国債発行予定額
特集
<発行根拠法別発行額>
区 分
(単位:億円) <消化方式別発行額>
26年度当初
26年度補正後
27年度当初
(a)
(b)
412,500
404,929
▲ 7,571
368,630
▲ 43,870
▲ 36,299
建設国債
60,020
65,770
5,750
60,030
10
▲ 5,740
特例国債
352,480
339,159
▲ 13,321
308,600
▲ 43,880
▲ 30,559
新規国債
(b)-(a)
(c)
区 分
(c)-(a)
(c)-(b)
43,800
▲ 900 ▲ 24,993
83,688
25,820 ▲ 57,868
3,441
▲ 80,247 ▲ 22,379
10,970
▲ 10,423
28,625
7,232
17,655
年度間調整分
-
140,000
▲ 20,000
▲ 20,000
市中発行分 計
▲ 20,781 1,162,986
▲ 58,509
▲ 37,728
個人向け国債
▲ 9,911
▲ 3,513
▲ 38,775 1,700,241 ▲ 115,147
▲ 76,372
国債発行総額
1,815,388 1,776,613
▲ 6,398
5,218
▲ 25,000 ▲ 19,000
24,093
160,000
8,730
▲ 6,000 1,526,000
68,793
21,393
15,129
(b) (b)
-
(a) (c) (c)-(a)
(c)
-
(b)
44,700
160,000
うち復興債分
27年度当初
第Ⅱ非価格競争
入札
財投債
1,221,495 1,200,714
(a)
26年度補正後
カレンダーベース
1,551,000 1,545,000
市中発行額
復興債
借換債
(単位:億円)
26年度当初
1,679,388 1,639,613 ▲ 39,775 1,573,241 ▲ 106,147 ▲ 66,372
21,000
その他窓販
個人向け販売分 計
公的部門
(日銀乗換)
合 計
24,000
3,000
21,000
-
▲ 3,000
4,000
2,000
▲ 2,000
2,000
▲ 2,000
-
25,000
26,000
1,000
23,000
▲ 2,000
▲ 3,000
111,000
111,000
-
104,000
▲ 7,000
▲ 7,000
1,815,388 1,776,613 ▲ 38,775 1,700,241 ▲ 115,147 ▲ 76,372
・平成27年度の市中からの買入消却については、総額2兆円程度を上限に実施(具体的な実施方法は、市場参加者との意見交換を踏まえ、市場の状況を見ながら決定)
。
・平成27年度における前倒債の発行限度額は32兆円。
(注1)各計数ごとに四捨五入したため、計において符合しない場合がある。
(注2)カレンダーベース市中発行額とは、あらかじめ額を定めた入札により定期的に発行する国債の4月から翌年3月までの発行予定額の総額をいう。
(注3)第Ⅱ非価格競争入札とは、
価格競争入札における加重平均価格等を発行価格とする、
価格競争入札の結果公表後に実施される国債市場特別参加者向けの入札をいう(価
格競争入札における各国債市場特別参加者の落札額の15%を上限)
。第Ⅱ非価格競争入札に係る発行予定額については、当該入札を実施する国債(40年債、30年債、
20年債、10年債、5年債、2年債及び10年物価連動債)のカレンダーベース市中発行額の3.75%を計上している。
(注4)年度間調整分とは、前倒債の発行や出納整理期間発行を通じた、前年度及び後年度との調整分をいう。
(図2)国債発行総額の推移
200
(兆円)
財投債
借換債
復興債
150
年金特例国債
141.3
建設・特例国債
16.8
135.7
151.8
151.5
9.4
8.4
176.2
177.5
13.1
14.2
111.0
2.3
2.1
11.3
21.3
0
5.3
昭和50
9.0
52.0
34.0
12.3
60
平成10
25.4
19
33.2
20
21
(注1)25年度までは実績。
(注2)各計数ごとに四捨五入したため、合計において一致しない場合がある。
32
ファイナンス 2015.3
14.0
120.1
116.3
93.9
1.1
2.9
2.6
0.4 5.7
170.0
16.0
122.1
110.2
100.8
42.4
50
164.3
10.7
109.0
90.5
99.2
177.7
16.0
8.6
100
76.4
181.5
2.6
42.3
42.8
47.5
22
23
24
40.9
25
41.3
40.5
36.9
26
26
27
(当初) (補正後) (当初)
(年度)
平成27年度予算特集
平成27年度国債発行計画について
(図3)平成27年度カレンダーベース市中発行額
(単位:兆円)
26年度補正前
区分
26年度補正後
27年度当初
(1回あたり)
(年間発行額
; a )(1回あたり)
(年間発行額
; b )(b)-(a)(1回あたり)
(年間発行額
; c )(c)-(a)(c)-(b)
40年債
0.4 × 4回
1.6 0.4 × 4回
1.6 ─ 0.4 × 5回
2.0 0.4
0.4
30年債
0.6 × 4回
0.7 × 8回
8.0
0.6 × 4回
0.7 × 8回
8.0 ─ 0.8 × 12回
9.6 1.6
1.6
20年債
1.2 × 12回
14.4 1.2 × 12回
14.4 ─ 1.2 × 12回
14.4 ─
─
10年債
2.4 × 12回
28.8 2.4 × 12回
28.8 ─ 2.4 × 12回
28.8 ─
─
5年債
2.7 × 12回
32.4 2.7 × 12回
32.4 ─ 2.5 × 12回
30.0 ▲ 2.4
▲ 2.4
2年債
2.7 × 12回
32.4 2.7 × 12回
32.4 ─ 2.5 × 12回
30.0 ▲ 2.4
▲ 2.4
1年割引短期国債
2.2 × 1回
2.3 × 11回
27.5
1.9 × 2回
2.2 × 1回
2.3 × 9回
26.7 2.1 × 2回
2.2 × 10回
26.2 ▲ 1.3
▲ 0.5
10年物価連動債
0.4 × 4回
1.6 0.4 × 2回
0.5 × 2回
1.8
0.2 0.5 × 4回
2.0 0.4
0.2
流動性供給入札
0.7 ×12ヶ月
8.4 0.7 ×12ヶ月
9.6 1.2
1.2
▲ 2.5
▲ 1.9
計
155.1
▲ 0.8
8.4 154.5
─ 0.8 ×12ヶ月
▲ 0.6
152.6
(注1)40年債については、4月・6月・8月・10月・2月の発行を予定している。
(注2)1年割引短期国債は減額する一方、新たに1年政府短期証券を発行することにより、両者を合わせた1年国庫短期証券としての総額は維持し、1回あたり2.5兆円の発
行を予定している。
(注3)10年物価連動債については、5月・7月・11月・1月の発行を予定し、市場参加者との意見交換を踏まえ、市場環境や投資ニーズに応じて、柔軟に発行額を調整。
(注4)流動性供給入札の具体的な実施方法は、市場参加者との意見交換を踏まえ、市場の状況を見ながら決定。
(図4)カレンダーベース市中発行額の推移
(兆円)
短期債
(1年以下)
中期債
(2∼5年)
長期債
(10年)
超長期債
(10年超)
物価連動債・
変動利付債
流動性
供給入札
160
137.5
140
120
100
80
12.1
13.6
22.8
22.8
60
40
44.4
44.5
22.8
21.0
19
20
20
0
7.2
19.2
20.4
25.0
26.4
26.4
55.6
60.0
60.8
62.8
67.2
32.9
30.0
30.0
30.0
21
22
23
24
17.7
106.3
2.3
2.1
156.6
7.2
7.2
6.3
109.7
1.2
6.4
142.8
144.8
149.4
7.2
21.6
27.8
(注1)
25年度までは実績。
(注2)
短期債については割引債であり、中期債、長期債及び超長期債については固定利付債である。
22.8
28.8
155.1
8.4
0.6
154.5
152.6
8.4
1.6
24.0
24.0
9.6
1.8
28.8
28.8
64.8
64.8
30.0
27.5
26.7
25
26
(当初)
26
(補正後)
2.0
26.0
28.8
60.0
26.2
27
(当初)
(年度)
ファイナンス 2015.3
33
特集
<カレンダーベース市中発行額>
(図5)カレンダーベース市中発行額の平均償還年限
特集
19年度
7年0ヶ月
20年度
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
7年4ヶ月
7年3ヶ月
7年7ヶ月
7年9ヶ月
7年10ヶ月
7年11ヶ月
26年度
(当初)
8年5ヶ月
26年度
(補正後)
8年6ヶ月
27年度
(当初)
9年0ヶ月
(注)25年度までは実績。
(3)物価連動債市場の育成
ある。また、普通国債残高は平成27年度末に約
平成25年10月に発行を再開した物価連動債につ
807兆円となり、国及び地方の長期債務残高は
いては、デフレ脱却後の市場環境の変化に対応し、
1,035兆円、その対GDP比が205%に達すると見
国債の商品性の多様化を促進する観点から、対前
込まれるなど、我が国の財政は主要先進国の中で
年度当初計画比で発行額を0.4兆円増額する。さら
最悪の水準にあり、国債の確実かつ円滑な発行と
に、市場参加者との意見交換を踏まえ、市場環境
中長期的な調達コストの抑制を基本目標とする国
や投資ニーズに応じて発行額を柔軟に調整するこ
債管理政策はますます重要となっている(図7)
。
ととしている。
さらに、その前提として、財政規律を維持し、財
また、物価連動債については、平成28年1月以
政健全化を進め、国債に対する市場の信認を維持
降に満期償還を迎えるものに限り、本年1月より
していくことが極めて重要である。国債発行当局
相対取引による個人向け販売が解禁され、大手証
として、引き続き市場との対話をきめ細かく行う
券会社等による販売が開始されたところである
こと等により、国債管理政策の適切な運営に努め
が、個人向け販売拡大の観点から、平成28年度後
ていく所存である。
半より、中小・地域金融機関等の窓口で小口販売
する「新型窓販」の取扱いを開始する予定である
(図6)
。
5.おわりに
平成27年度国債発行総額は、平成26年度と比べ
て減少したものの、依然として極めて高い水準に
34
ファイナンス 2015.3
平成27年度予算特集
平成27年度国債発行計画について
(図6)物価連動債の個人向け販売の拡大
(取扱の有無は経営判断)
国債の発行
顧客
C金融機関
顧客
国
顧客
窓口販売・口座管理
募集・販売委託
相対取引
入札等による調達
B金融機関
新窓販取扱機関
顧客
A金融機関
国
【新窓販による販売
(28年度後半の開始予定)
】
○法人向けに物価連動債を販売していた大手証券会社等が個
人向けに販売するケースが考えられる。その場合、既存の
販売システム活用等により、比較的短期間で対応可能。
○物価連動債を取り扱っていない「新窓販取扱機関」が新たに物
価連動債を販売するケースが考えられる。その場合、金融税制
システムの改修に加え、新商品の募集・販売及び管理のシステ
ムの構築や社員教育・研修等について一定の準備期間が必要。
※28年1月以降に満期償還を迎えるものに限り販売が可能。
(図7)国債発行残高の推移
(兆円)
1,000
財投債残高
年金特例国債残高
特例国債残高
700
681.2
109.3
110.9
118.2
122.2
600
131.1
139.8
705.0
669.9
545.9
355.6
390.0
98.5
4.9
4.6
5.2
2.6
778.2
743.9
9.0
10.3
9.4
10.3
594.0
500
541.5
101.0
10.7
636.3
400
104.2
754.5
716.2
677.0
848.1
814.3
780.8
建設国債残高
800
905.6
879.2
復興債残高
900
410.9
442.2
471.6
503.3
526.6
普通国債
計807.1
304.5
321.0
236.9
224.9
238.3
246.3
248.3
249.9
258.0
260.6
265.6
19
20
21
22
23
24
25
26
27
300
200
100
0
(年度)
(注1)計数ごとに四捨五入したため、合計等において一致しない場合がある。
(注2)計数は額面ベース。25年度までは実績、26年度は実績見込み、27年度は当初見込み。
(注3)ここでの特例国債残高には、承継債務借換国債等を含む。
ファイナンス 2015.3
35
特集
【相対取引による販売※(27年1月∼)
】