第12回工学部国際交流フォーラム「Ginga Lecture」実施報告

2014 年 6 月 5 日
研究グローバル化特別対策室
第 12回 工 学 部 国 際 交 流 フ ォ ー ラ ム 「 Ginga Lecture」 実 施 報 告
工学部研究グローバル化特別対策室では,様々な国の大学との研究交流を活発にし,さら
に学生交流を推進することによって,工学部に於ける教育と研究のグローバル化を進める
活動を行っております。その中の一つとして,国際交流フォーラムを開催しております。
第 12回 工 学 部 国 際 交 流 フ ォ ー ラ ム を , 下 記 の 要 領 で 開 催 い た し ま し た の で , 報 告 し ま す 。
1. 日 時 : 2014年 6月 5日 ( 木 )
工学部長表敬訪問
10: 00~ 10: 30
講演会
13: 00~ 14: 00
茶話会
14: 00~ 14: 30
ラボツアー
15: 00~ 16: 30
2. 講 演 場 所 : 総 合 教 育 研 究 棟
復興祈念銀河ホール
3. 講 師 : Visiting Professor X. B. Daniel Chen (ダ ニ エ ル ・ チ ェ ン
岩手大学客員教授)
University of Saskatchewan, Department of Mechanical Engineering , Full Professor
(サ ス カ チ ュ ワ ン 大 学 機 械 工 学 科
教授)
4. 演 題 : My country, my university and my profession
5. 概 要:サ ス カ チ ュ ワ ン 大 学 工 学 部 は ,今 年 度 ,部 局 間 学 生 交 流 協 定 の 締 結 に 向 け て 交 渉
を 進 め て い る 大 学 で あ る 。今 回 ,当 大 学 か ら 1名 の 先 生 が 来 訪 さ れ る 運 び と な っ た こ と を 機
会に,カナダ国の文化,サス大の教育・研究事情,およびご本人の研究などに関し,講演
し て 頂 い た 。 チ ェ ン 教 授 は , 生 体 工 学 分 野 に お け る 組 織 工 学 (Tissue Engineering) の 優 秀
な研究者の一人である。脊髄損傷,末梢神経傷,骨関節炎等の神経系の損 傷に起因する疾
患で,全世界で何百万もの人々が苦しんでいる。その新たな治療方法として,スキャホー
ルドと呼ばれる生分解性の足場を生体内へ埋め込むことで,神経細胞の再生が試みられて
い る 。 本 講 演 で は , 同 氏 の 研 究 優 れ た 成 果 の 1つ と し て , 脊 髄 損 傷 の 動 物 実 験 モ デ ル に 3D
プリンタで製作したアルギン酸スキャホールドを適用し,神経再生を実証したことなどに
ついて説明がなされた。
船崎健一工学部長への表敬訪問
銀河レクチャー
ラボツアーの様子