(様子シリーズ)第2弾はCブロックの二階堂から報告します。

ゆいCブロックの二階堂です。
今回はCブロック利用者の普段の生活について紹介します。
まずは、利用者の方々が特性等により抱えてしまう困り感などを、個々の得意・不得意
を把握したうえで取り除き、落ち着いて生活できるよう配慮することに心掛けています。
具体的な例として、今回は「スケジュール」と「物理的構造化」を紹介します。
スケジュールは、利用者の方々が次に何をするのかを認知の特徴に合わせた上で示し、
見通しを持ってもらうものです。写真①のスケジュールは6つの活動をランダムに並べ、
スケジュールボードに示されているものが今行う活動であることを示しています。
次に物理的構造化ですが、利用者の方々がその場所で何を行うかを明確にし、刺激をコ
ントロールすることにより集中して活動できるよう配慮します。具体的には写真②のよう
に課題エリア、余暇をするエリア、食事をするエリアというように分けて、場所ごとに目
的を明確にすることで、隣のものが見えないようにして気が散らないような配慮がされて
います。
課題エリア
ここにキュー
このボードに黄色
を置いて活動
のカード(1~6
スタート
余暇エリア
食事エリア
つの活動を提示
この箱に黄色のカード
を落としたら活動開
始。全部落としたら次
の活動を貼ります。
写真①
写真②
在籍されている利用者の方々の中には自己決定や自己選択ができる方もいらっしゃいま
す。写真③は作業が終了した後に複数の好きなお菓子から1つ選択していただくというも
ので、作業をする動機づけを持って生活できます。
写真③
以上、一部をご紹介しましたが、このように特性や好きな事・物に着目して、利用者の
方々がゆいで自分らしく生き甲斐を持って過ごせるよう、これからも努力していきます。