発支セターだより達援ン平成27年2月10日発行守山市発達支援センター所長清水佐代子守山市下之郷三丁目２番５号守山市福祉保健センター（すこやかセンター） TEL 077-582-1158 FAX 077-581-1628 E-mail [email protected] 「ひよっこだんすくらぶ」によるオープニング星明聡志さんの講演熱心に質問をされる参加者のみなさん 12月６日(土)の午後、守山市民ホールで、すこやかまちづくり行動プラン市民啓発講座として「発達障害を知ろう」をテーマに講演会を開催しました。オープニングでは、「ひよっこだんすくらぶ」のダンスを披露していただきました。県内各地から集まって週1回の練習を積み重ねたダウン症の子どもたちが楽しそうに踊る姿が印象的でした。講演では、社会福祉法人北摂杉の子会ジョブジョイントおおさか所長の星明聡志さんを講師にお迎えし、「成人期における家族の関わりや就労支援」という演題でお話ししていただきました。一般の方々を対象にした内容で、青年期・成人期の支援活動に携わっておられる実践経験を通して、就労に向けて発達障害の人たちをどう支援するのかについて、わかりやすく話していただきました。ジョブジョイントおおさかでは、障害者総合支援法に基づく障害福祉サービス「就労移行支援」「自立訓練」を提供されています。また、独自の大学生向けのサービスも実施されているとのことでした。７２名の参加されたみなさんは熱心に話を聞かれ、また後半では大変切実な悩みの相談も出されました。参加者からの感想（抜粋）を紹介します・よくわかる内容だった。発達障害の子どもの将来、仕事への道すじを少し想像することができた。取り組まれている内容と現実の事例がとてもよく理解できた。・身近にＡＳＤの人がおられるのでどのように理解してどのように接していくのかがとても勉強になった。・お話の内容はとてもわかりやすく勉強になった。世の中の人々が理解していくことで、発達障害の方々の生活しやすい環境が増えていくことは良いなと改めて思った。当事者を支えていくのは家族であり、支援者であり、また、世の中全体だと思うが、今日のお話の内容を、まず一番身近な支援者となる家族の方々も理解し、生活の中に取り入れていけばいいと思った。・“ジョブジョイントおおさか”でされている支援について大変詳しく説明していただきとても参考になった。“ジョブジョイントおおさか”で行われているような支援が滋賀県ではまだ充実していないので、圏域の就労関係機関にも紹介したいと思った。 12月17日（水）・18日（木）・19日(金)の午前中、あゆっ子教室で毎年恒例の“お楽しみ会“が行われました。いちごグループ・みかんグループ・りんごグループの親子を対象として、療育の先生たちが企画した出し物で大いに盛り上がりました。「ぞうさんのぼうし」のパネルシアターや、薄暗い部屋の中できれいに光る「ブラックシアター」から始まり、サンタクロースとトナカイが登場し、子どもたちにプレゼントを配って記念写真を撮影しました。最後はトナカイさんによるクリスマスソングのハンドベル演奏や、妖怪ウォッチのダンスなどをみんなで踊り楽しみました。子どもたちは、突然のサンタさんの登場に怪訝な（!?）表情をしながらも、プレゼントをもらってうれしそうでした。 1月23日（金）午前、すこやかセンター3Fの講習室で、あゆっ子教室の保護者対象に学習会が行われました。米原市にあるNPO法人発達障がいサポートネット“でこぼこフレンズ”の吉川友子さんに講師として来ていただき、ご自身の子育て体験談、でこぼこフレンズの活動内容についてお話していただきました。参加された保護者の感想（抜粋）を紹介します。・「車に突っ込めたら楽になるのに…」と言われたのは、自分も同じことを思っていたこともあるし、いつかそういう思いも笑って話せるようになるのかな、と希望が持てました。・大変なことも陽気に話されている姿に感動しました。けれどもそうなるまでに色々な道のりを歩んでこられてきたのだと思います。「子育ては楽しい」「子どもがいてくれたおかげ」という言葉に考えさせられました。・子どもたちが大きくなったら「産んでよかったな…」と思えるのかな、そうなれたらいいな …と思いました。・「障害のことを言っていかないと、わかってもらえるようにならないかなあ」という言葉が響きました。地域で育てる重要性をわかってはいるけれど、なかなか行動に移せずにいました。今、幼稚園で交流や理解はありますが、少しずつ行動範囲が広がることを考えると、地域との関わりも広げていけたらと思います。