就業支援を行う関係機関の皆様へ熊本障害者職業センターでは、障害者就業・生活支援センターその他の関係機関に対する職業リハビリテーションに関する技術的事項についての助言・援助の業務（助言・援助業務）を実施し、就業支援機関の皆様に職業リハビリテーションの基礎知識・スキルを習得していただくための機会をご提供しています。ケースカンファレンスとは・・ ○ 就労支援機関で支援をされている対象者について、当該機関の職員の方と当センターの障害者職業カウンセラーとでケース検討を行うものです。 ○ ケース検討を共に行うことにより、支援対象者の障害特性や職業的な課題のアセスメントを、より多角的な視点で行い、今後の支援方針（施設内での支援内容や、職務内容や職場環境とのマッチング、就職への移行のタイミング等）の検討にお役立ていただくことを目的としています。具体的な例として ◇ ◇ ◇ ◇ 就労支援施設よりＴＥＬ。「まだ経験が浅い職員が発達障害や精神障害の方への対応に悩んでいる。就労支援のスタッフのみならず、生活支援のスタッフに対しても研修を兼ねて依頼したい。」電話にて概況を聞き、申し込み用紙やチェックリスト記入のポイントを助言。ケースカンファレンスの会場を相談。当センターから支援施設を訪問。２名のケースカンファレンスをそれぞれ１時間程度で実施。そのうち１名は当センターの職業準備支援が有効と思われ、支援開始となった。もう１名は今後のアプローチについて、段階を追って取り組む事などを情報提供。その後も当該施設と連絡をとり職リハ情報を提供している。参考：職業評価について ○ 職業評価はぴったり合った天職が見つかるというよりも、力を発揮しやすい分野や得意ではない分野を検討したり、どんな支援があると良いか等、今後のステップを考える手段の一つです。 ○ 当センターがご本人に職業評価を実施する際には目的を説明し、自分自身に向き合う意思を確認しています。病気や障害の受容が十分でない場合には困惑される事があります。そういった心配がある方などへのアプローチ方法については、本人を介さないケースカンファレンスが有効と思われます。 ○ なお、ケースカンファレンスは当センターが行う就労支援施設に対する支援なので、対象者のハローワーク登録の有無や、障害者手帳の有無は問いません。お問い合わせ先独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構熊本支部〒 862-0971 熊本障害者職業センター熊本市中央区大江 6 丁目 1-38 TEL： 096-371-8333 FAX: 096-371-8806 助言・援助業務のその他のメニュー協同支援・実習＜協同支援＞就業支援機関の支援対象者の支援に際し、当該機関の職員と障害者職業カウンセラー等が共同で支援に当たることで、具体的な支援方法に関する説明や解説、提案を行います。＜職業センターでの実習＞当センターにおける支援場面での実習を通じて、体験的に支援方法等を習得していただく機会を提供します。【主な支援内容】 ○ 職業評価 (アセスメント ) ○ジョブコーチ支援 ○ケース会議の開催と運営 ○リワーク（職場復帰）支援 ○職業準備支援 ○事業主への援助など就業支援基礎研就業支援に関する基本的知識・技術を体系的に学んでいただくための研修を開催します。【主な内容】 ○就業支援の基礎的知識・理念 ○就業支援に関する制度 ○地域における関係機関の役割と連携方法 ○企業における障害者雇用など【開催スケジュール】詳しいスケジュールは当センターのホームページ等でご案内しますマニュアル・教材の提供就業支援基礎研修の受講者または同様の研修を自ら実施する機関、当センターが実施する協同支援・実習等の受講者に対して、就業支援に係るマニュアル・教材を提供します。助言・援助の流れお問い合わせ・相談ニーズと現状の把握実施計画の提案助言・援助の実施フォローアップ