ブース 番 号 26 テーマ 在宅医療用酸素濃縮装置 問合せ先 山陽電子

ブース
番 号
26
問合せ先
テーマ
在宅医療用酸素濃縮装置
山陽電子工業株式会社 医療・産業システム事業本部
岡山本社:Tel 086-278-4800 Fax 086-278-4801
東京本社:Tel 03-3538-1230
【概 要】
在宅酸素療法HOT(Home Oxygen Therapy)とは、慢性閉塞性
肺疾患など呼吸不全で、体の中に酸素を十分に取り込めない患者
様が、長期にわたりご自宅で酸素吸入をする治療法で、国内の患
者数は推計約16万人に達しております。
この療法は、1985 年から保険が適用となり、家庭生活や職場への
復帰が可能となり、生活の質「QOL」
“Quality of Life”の向
上に寄与します。
この在宅医療用酸素濃縮装置は、PSA(Pressure Swing
Adsorption:圧力変動吸着分離)方式に基づき、装置内部のエア
コンプレッサーと、吸着剤(合成ゼオライト)により空気中の大
部分を占める窒素を吸着分離し、吸着しにくい酸素を取り出して、
濃度90%以上の濃縮酸素を得ることができます。
吸着分離された窒素は脱着され、本装置排気口より使用環境に放
出し、濃縮酸素は、加湿器で加湿された後、酸素取出口より延長
チューブ、鼻カニューラ等を経て患者様に供給します。
弊社は、1985 年の保険が適用になってから現在に至るまで、在
宅医療用酸素濃縮装置を設計から製造販売まで行っております。
写真は製品名「新型7L機」
※認証申請中
1分間に最大7リットルの
酸素を供給します。
【新規性・独自性】
国内では、1分間に3リットル及び5リットルの酸素を供給する装置が主流になっておりますが、
今後深刻化する高齢化と在宅医療の普及に伴い、更に高流量の酸素濃縮装置の需要も徐々に増えてくるこ
とが予想されております。 現在、1分間に7リットルの酸素を供給する装置(以降「7L機」と称す)
のモデルチェンジを行い、医療機器の認証申請を行っております。国内で医療用の7L機を製造販売して
いるところは弊社を含め3社のみとなっております。
今回のモデルチェンジによる特徴としましては、
① 装置の静寂性を確保しつつ、従来機より約30%も�型化・�量化することに成功しました。
② 酸素流量の設定段階を9段階から14段階へ細かい刻みで設定することができます。
③ 音声合成ガイダンスを充実させ安全性を向上しました。
④ オプションとして、短距離無線の技術によりタブレット等の端末と通信することを可能にしました。
名 称
外形寸法[mm] 高×幅×奥行
装置容積[リットル]
装置重量[kg]
酸素の流量設定段階
[リットル/分]
新型7L機
620×300×350
65
26
14 段階
A社
719×395×396
113
39
10 段階
B社
700×350×390
96
40
10 段階
1.5 2 2.5 3
0.5 1 1.5 2 2.5 3
1 1.5 2 2.5 3
2 2.5 3 3.5 4 4.5
3.5 4 5 6 7
3.5 4 4.5 5 5.5 6
3.5 4 5 6 7
5 5.5 6 7
当社 従来機
650×370×370
89
39
9 段階
6.5 7
注)在宅医療用酸素濃縮装置は、一般には販売しておらず、医療機関から貸与されて使用します。
【事業化・用途】
①事業化・・・2015 年度
②用途・・・在宅医療用途
研究進度
共同研究等
の 意 向
□アイディア段階 □基礎研究段階 □応用実用化研究段階
なし
52
■試作・実証試験段階