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大起産業ＦＸ週報 (豪ドル/円)
Daiki FX Weekly Report
2015/03/04（水）
TEL：052-201-6311（代表）
[email protected]
大起産業株式会社情報調査室室長小菅努
【豪ドル】 RBAは利下げ見送りも、追加利下げの検討継続
豪ドル/円
直近1週間のレンジ
92.73-93.96円
今後1週間の予想レンジ
92.00-94.50円
豪ドル/円相場は、1豪ドル＝93円台を中心に揉み合う
展開に。米ドル/円相場の堅調地合が下値を支えるも、
豪ドルそのものには特に目立った買い材料が見当たら
ないことで、明確な方向性を打ち出せていない。対米
ドルでは、逆に豪ドルが小幅ながら軟化している。
3月3日にはオーストラリア準備銀行（豪中央銀行）金
融政策会合が開催されたが、政策金利は過去最低の
2.25%で据え置かれた。マーケットでは追加利上げが
実施されるとの観測もあったが、今会合での追加策導
入は見送られている。もっとも、「追加緩和が今後適
切となる可能性」が言及されたこともあり、豪ドル相
場の反発力は限定されている。豪中銀は、「豪ドルは
基礎的価値の予想の大半を引き続き上回る水準」であ
り、「均衡のとれた成長には更なる豪ドル安が必要と
なる公算が大きい」と、引き続き豪ドル相場が高過ぎ
るとの見方も示されている。今後も追加利下げが検討
されるステージは続く見通しであり、豪ドルの反発力
は限定されよう。2月27日には中国が利上げに踏み
切ったが、これも豪ドル相場に対する影響は限定され
た。
今後3ヶ月の予想レンジ
90.00-96.00円
注目イベント
【オーストラリア】
03/05（木）1月小売売上高
03/05（木）1月貿易収支
03/06（金）2月Aig建設業指数
03/10（火）2月NAB企業景況感
【日本】
03/06（金）1月景気動向指数
03/09（月）1月経常収支
<< 豪ドル/円日足 >>
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引き続き豪ドルサイドからは、積極的に買い進む必要
性は見当たらない。対米ドルでは、戻り売り優勢の地
合が続くと考えている。ただ、豪ドル/円に関しては
ドル/円の堅調地合に下値を支えられる見通しであり、
大きな値動きは想定しづらい。3月6日に発表される2
月米雇用統計の結果次第では、ドル/円連動で豪ドル
も一段高を試す可能性が残る。引き続き、豪ドル売り
であれば対米ドルに安心感が強い。
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テクニカルでは、一目均衡表の基準線（92.00円）を
ブレイクし、次の抵抗線は雲下限（95.04円）、雲上
限（97.51円）となる。一方、支持線は基準線、90.00
円と続く。サイコロジカルは、前週の6勝6敗から変わ
らず。14日RSIは51.30。
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本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき
作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断
で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。
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大起産業FX週報 (注意事項／お問い合わせ先)
Daiki FX Weekly Report
2015/03/04（水）
大起産業株式会社情報調査室室長小菅努
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