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大起産業ＦＸ週報 (豪ドル/円)
Daiki FX Weekly Report
2015/04/15（水）
TEL：052-201-6311（代表）
[email protected]
大起産業株式会社調査研究室室長小菅努
【豪ドル】 RBA利下げへの警戒感で、豪ドル安が再開
豪ドル/円
直近1週間のレンジ
90.47-93.06円
今後1週間の予想レンジ
88.00-92.00円
豪ドル/円相場は、1豪ドル＝91円水準まで軟化する展
開に。対米ドルで豪ドルの上値が圧迫される中、豪ド
ル/円も上値の重い展開になっている。中国の指標悪
化でオーストラリア準備銀行（豪中央銀行）が追加利
下げを迫られるとの観測も根強く、戻り売り優勢の展
開になっている。
今後3ヶ月の予想レンジ
85.00-96.00円
注目イベント
【オーストラリア】
04/15（水）4月ウエストパック消費者信頼感指数
04/16（木）3月雇用者数
04/21（火）豪中銀理事会議事録
04/22（水）第1四半期消費者物価指数
3月の中国貿易収支によると、輸入は前年同月比12.7%、輸出は-15.0%と、ともに大きく落ち込んだ。
豪ドルにとっては、中国の輸入が大きく落ち込んでい
ることが特にネガティブ材料になる。既に鉄鉱石など
オーストラリアの主力資源価格は急落しているが、そ
れに加えて輸出鈍化圧力が一段と強まれば、豪ドルの
交易条件は更に厳しい状況に追い込まれることになる。
中国株式市場では、当局が何らかの景気刺激策（主に
金融緩和策）に踏み切るとの観測から、7年ぶりの高
値が実現している。しかし、豪ドルにこうした中国株
高の恩恵が及ぶことはなく、仮に中国の追加緩和など
で豪ドルの安値是正が進む場面がみられれば、戻り売
りの好機になるだろう。
【日本】
04/15（水）2月鉱工業生産
04/16（木）3月工作機械受注
04/20（月）第3次産業活動指数
04/21（火）2月景気動向指数
<< 豪ドル/円日足 >>
豪ドルサイドでは16日に3月雇用者数の発表が控えて
いるが、前月からは雇用増加圧力の鈍化が確認される
可能性が高い。21日に公表されるオーストラリア準備
銀行（豪中央銀行）金融政策会合議事録では、改めて
利下げリスクの高さが示唆される可能性も高く、豪ド
ルの戻り売り基調に修正を迫るのは難しい。早ければ、
5月にも0.25%の追加利下げが実施される可能性があり、
豪ドルの下値不安は払拭できない。
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テクニカルでは、一目均衡表の雲（92.74～93.89円
円）に上値を圧迫される展開が続いている。基準線
（92.43円）も下抜き、上値の重さを再確認。90.00円
の節目、更には直近安値89.37円が試されよう。上値
抵抗は基準線、雲上限と続く。サイコロジカルは、前
週の2勝10敗から3勝9敗に。14日RSIは40.18。
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本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき
作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断
で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。
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大起産業FX週報 (注意事項／お問い合わせ先)
Daiki FX Weekly Report
2015/04/15（水）
大起産業株式会社調査研究室室長小菅努
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